ネム(NEM/XEM)のウォレットの選び方
仮想通貨を保管できるウォレットには、以下のような様々な種類があり、「安全性」や「利便性」が種類ごとに大きく異なっています。そのため、目的ごとに使い分けることが大切になってきます。
ハードウェアウォレットやペーパーウォレットは、ネムの送金に必要になる秘密鍵をオフライン(インターネットに繋がっていない状態)で管理しますので、安全性は高くなっています。
その一方で取引所やウェブウォレット、ソフトウェアウォレットと比較すると、送金に少し手間がかかってしまうため、利便性の面では優れているとは言い難いです。
さらに詳しくウォレットの種類ごとの特徴などについて知りたい方は、「【仮想通貨】ウォレットとは?仕組みと種類を分かりやすく解説!」を参考にしてください。
そのため、長期保有用や多額のNEMを保管する場合は、安全性の高い「ハードウェアウォレット」や「ペーパーウォレット」の利用がおすすめで、短期保有用や少額のNEMの保管は、「取引所」、「ウェブウォレット」、「ソフトウェアウォレット」の利用がおすすめになります。
ネム(NEM/XEM)のウォレット一覧
ネムを保管することができるウォレットを「価格」、「種類」、「日本語対応の有無」などで比較して、一覧で紹介しています。
ウォレット名 | 説明 |
---|---|
Nano Wallet | 【種類】 ソフトウェアウォレット(PC上で操作するデスクトップウォレット) 【価格】 無料 【日本語対応】 あり 【説明】 ・ネムの公式のウォレット ・一定量以上のNEMを保有し、既得バランスの条件を満たすことで、ハーベスティングが可能 |
NEM Wallet | 【種類】 ソフトウェアウォレット(スマホから操作するモバイルウォレット) 【価格】 無料 【日本語対応】 あり 【説明】 ・Nano Walletと連携することが可能 |
Trezor | 【種類】 ハードウェアウォレット 【価格】 12,900円 【日本語対応】 あり 【説明】 ・10種類以上のコインに対応したハードウェアウォレット ・安全性が非常に高い |
ネム(NEM/XEM)のおすすめのウォレット
Nano Wallet(ナノウォレット)
Nano Walletは、NEMの公式が提供しているウォレットになります。Nano Walletはある一定額以上のNEMをしばらく預けておき、「既得バランス」と呼ばれる数値の条件を満たすことによって、ハーベスティングを行い、NEMを増やすことができます。
Nano Walletは、後述するTrezorほどは安全性は高くありませんが、取引所やウェブウォレットと比較すると安全性は高く、利便性も高いため、ネムを管理するのに非常に便利なウォレットになります。
Nano Walletの作り方や使い方で分からないことがあったら【Nano Wallet(ナノウォレット)の作り方、使い方(入金・送金・ハーベスティング)】を参考にしてください。
Trezor
Trezorは、NEMを始めとした12種類の通貨に対応したハードウォレットになります。Trezorは、NEMの送金に必要になる秘密鍵をオフラインで管理するため、NEMに対応したウォレットの中でも最も安全性が高いものになります。
そのため、多額のNEMを保有していてとにかく安全に管理したい人や、長期保有用のNEMの保管に使いたい人には最もおすすめできるウォレットになります。
Trezorは、価格が1万円以上するため、Nano Walletなどと比較するとコスト面で弱みがありますが、ハードウェアウォレットの中では、比較的安い値段になっています。