Funds(ファンズ)とは
貸付型ファンドという新しい投資手法
Fundsのサービス形態は「貸付型ファンド」と定義されています。
貸付型ファンドは、融資型クラウドファンディングとも呼ばれており、投資家にあたる資産を運用したいユーザーと資金調達を行いたい企業をマッチングするためのプラットフォームサービスです。
貸付型ファンドは、WEB上で投資家から小口で資金を集めファンドを作り、その資金を企業に対して融資します。融資を受けた企業は、ファンドに対して金利を含めて返済していきます。
そして、金利分の利益から、ファンド運営手数料を差し引いた残りが利回りとして投資家に分配されるような仕組みになっています。
ソーシャルレンディングとクラウドファンディングの違い
ソーシャルレンディング(融資型or貸付型クラウドファンディング)は、資金を預けたことに対して分配金が支払われす。
ファンドそのものが金融商品として定義されていなければなりません。
一方クラウドファンディング(正しくは購入型クラウドファンディング)の場合は、分配金などではなく、その融資先の企業が提供しているモノやサービスが提供されます。
つまり、金融商品には該当しないということになります。
貸付型ファンドは、分配金が支払われる形になるので、ソーシャルレンディングの一種(に近い)ということになります。
Fundsは今までのソーシャルレンディングと違い、融資先の企業が関係会社に限定されています。
そのため、融資先の企業にある程度の透明性が保たれ、今まで完全匿名であった従来のソーシャルレンディングよりも信用度の面で有利と捉えられます。
この仕組みを「関係会社貸付スキーム」とFundsでは呼んでいます。
詳しくは、また後ほど解説をしていきます。
ソーシャルレンディングについてより詳しく知りたい方は、こちらの記事『ソーシャルレンディングとは?その仕組みやメリット・デメリット、リスク回避方法を解説!』をご覧ください。
様々なソーシャルレンディング業者を比較したこちらの記事『【ソーシャルレンディング19社を比較】おすすめ業者をランキング形式で紹介!』も合わせてご覧ください。
Fundsを運営している会社
Fundsは株式会社クラウドポートが運営をしています。
クラウドポートは、ソーシャルレンディングなどの資産運用系メディアを展開している会社でした。
そして第二種金融商品取引業免許を取得したのをきっかけに、Fundsがスタートしました。
メディア事業は株式会社ZUUに譲渡をしたようなので、これからは投資サービス事業として展開していくのが予想されます。
メディア事業で培ったソーシャルレンディングなどの資産運用ノウハウがどのようなシナジーを起こしていくのかが楽しみな会社です。
Fundsの口座開設はこちらからできます。
Funds(ファンズ)の特徴
貸付型ファンドと事業者型ファンド
Fundsでは、貸付型と事業型の2種類のファンドがあります。
事業型ファンドではクーリングオフが可能になるため、投資から8日以内は解約が可能になります。
また、1つの企業に対して年500万円までの投資制限がついています。
これ以外は、事業ファンドと貸付ファンドに大きな違いはないようで、あくまでも便宜上の名称に過ぎないようです。
スキームとリスクが案件ごとに提示
Fundsでは、案件ごとに異なる会社でファンドを組成しています。
そして、各案件ごとに、貸付スキームとリスクが細かくユーザーに提示されています。
この仕組みがあるおかげで、投資家は判断材料として使うことが可能になっています。
またリスクを細かく明示しており、例えば、不動産事業に対して投資をする企業への融資を行う案件は、ファンド組成企業のデフォルト、借り手のデフォルト、不動産事業の投資回収が滞った場合など様々なリスクを図で表してくれています。
これは投資初心者にとっても心強いもので、どれに投資すれば良いかわからない場合などに役立つはずです。
関係会社貸付スキーム
先ほども記載した通り、従来のソーシャルレンディングでは、融資をする企業が公表されていません。
これは貸金業法に則り運用がされているためです。
しかし、透明性がないと様々な不安が出てきます。
Fundsでは、ファンド組成企業の関係会社に限定した「関係会社貸付スキーム」を採用しているので、融資先企業をある程度は絞りこみ推測することができます。
この点から、透明性が担保されるため、従来のソーシャルレンディングよりもメリットを感じることができます。
投資先が多様である
Fundsは様々な業界に対して投資を行っています。
分散投資の基本ですが、1つの業界のみに投資を行うと、その業界の景気が悪化した際に損失を出してしまうリスクが高まります。
そこで、Fundsは様々な業界や企業に投資をすることを目標に掲げ、リスク分散をしています。
サービス開始が2019年1月のため、執筆時点(2019年4月時点)ではまだ3社しか融資先はありませんが、今後増えていくことで選択肢が広がることが期待できます。
Funds(ファンズ)のメリット
1円から投資可能
Fundsの最大のメリットは1円から投資可能な点です。
ソーシャルレンディング自体も最低1万円から投資できるということが大きなメリットでしたが、Fundsはそれをさらに上回ります。
毎月の余剰資金を作りにくい方でも気軽に投資を始めることができる点がメリットです。
銀行預金よりも金利は高いので、少額でも投資するメリットを十分受けることができるでしょう。
運用期間や利回りが提示されている
Fundsは運用期間や利回りがあらかじめ提示されており、1年間でどれくらいのリターンが見込めるかなどを把握するのが簡単です。
しかし、案件が早期終了してしまうこともあり、この場合は実際に運用されていた期間での金利収入が支払われます。
その点において、基本的にはソーシャルレンディングと同じであると言えます。
再投資が可能
Fundsでは金利が分配されるタイミングが案件ごとに異なっています。
運用期間中に分配されるような案件であれば、再投資も可能なので高い複利効果が望めます。
複利効果を利用することで、利回りがさらによくなっていくため、長期投資に向いているサービスと言えるでしょう。
Funds(ファンズ)のデメリット
担保や保証のある案件が少ない
Fundsのデメリットとして、まずは担保や保証がついていないということでしょう。
貸し倒れになってしまった場合などに貸付金を回収できないリスクが発生しています。
こればかりは誰も未来を予測できないため、投資をする際は慎重に行うのと、必ず余剰資金で行うように心がけましょう。
運用中は解約できない
Fundsでは他のソーシャルレンディングと同様に、運用中の途中解約ができません。
つまり、長期間の間、資産がロックされる状態になるので、生活資金などで無理に投資をしないようにしましょう。
ソーシャルレンディングに比べて利回りが劣る
Fundsの利回りは決して高くなく、最大でも6%ほどになっています。
ソーシャルレンディングの方が平均利回りが高い点から、収益に関しては大きなインカムゲインを出すために多額の元金が必要になるのは否めません。
しかし、投資は利回りだけで判断するものではないということは頭に入れておきましょう。
Funds(ファンズ)の口座登録方法
事前準備
まず、Fundsに登録するために、
- 銀行口座
- 本人確認書類(運転免許証・パスポート・健康保険証など)
- マイナンバー(マイナンバーカード・通知カード)
を用意しましょう。
会員登録
まず、トップページ(https://funds.jp/)より、「今すぐ無料で口座開設」をクリックしましょう。
クリックすると、画像のようなページになります。
上にメールアドレスなどの必要事項を記入し、「新規会員登録する」をクリックしてください。
メールを確認し、送られてきたリンクから画像のページへ移ります。
最後に口座開設をするをクリックし、口座開設を始めましょう。
口座開設
まず、登録する口座が個人口座か、法人名義の口座かを選択します。
次に名前や住所などの必要事項の記入画面になります。
下にスクロールし最後まで記入をしましょう。
記入後は、同意書への同意になります。
クリックして確認をしたあとに、下のチェックボックスにチェックを入れ、次に進んでください。
本人確認書類の提出
本人確認書類の提出画面がでてきます。
ここで該当する提出書類をスマホやPCからアップロードしましょう。
マイナンバーを登録する
次にマイナンバーの提出です。
マイナンバー確認書類がない場合はスキップして後から提出ができます。
マイナンバーを入力後、確認書類の種類を選択しましょう。
※投資サービスに登録することが多い方は、かならずマイナンバーは手元にある状態にしておきましょう。
選択した確認書類をアップロードして完了になります。
完了
このような画面になれば、無事登録が完了になります。
登録が完了すると、5営業日以内にウェルカムレターが発送されるので、そちらを受け取りましょう。
Fundsの口座開設はこちらからできます。
Funds(ファンズ)の評判や口コミ
最後に実際のユーザーの声を見ていきたいと思います。
Fundsでは新規ファンドの申し込みは早いもの勝ちなのですが、すぐに申し込みが終わってしまう描写から人気であることが伺えます。
引け乙です🙌
今日はfundsの新規ファンド申込日ですね〜利回り5%で今回も秒殺でしょうねw
クリック合戦なるなら、抽選にしてほしいなぁ😭株は放置っす🤤
子供が吐いちゃったみたいなので、これから保育園お迎え行ってきます🏃♀️💨💨
久しぶりの呼び出しだ〜꒰⁎×﹏×⁎꒱՞༘✡— ウメ子ちゃん (@umekochan1208) 2019年4月3日
また、この方のツイートではFundsは比較的安全性のある信頼度の高い投資先であるコメントがされています。
それだけ高い評判を持っていると言えますね。
ようやく出来上がった
(≧◇≦)改めて調べると超長期運用できる数少ない会社であることが分かったよ♪
ヾ(≧∇≦)Funds(ファンズ)とは?高い安全性に特化その特徴と評判は?苦汁をなめたソシャレン投資家の救世主になるかもしれない! https://t.co/CpYyHu1Fxm @404WrSBMlXQzGctから
— 朝比奈枢 (@404WrSBMlXQzGct) 2019年1月17日
また、この方のコメントでも同じように安定したリターンと低いリスクがメリットとしてあげられていますね。
安定的なリターンと低いリスク、個人向け社債によく似た商品ですね。長期目線でコツコツ資産運用したい方におすすめです。
【評判】Funds(ファンズ)は個人向けお手軽系ミドルリスクミドルリターン商品! | すべての投資家達へhttps://t.co/y4f9eN9CyR
— なおころ@ゆるふわ投資ブロガー (@Naokoro_) 2019年1月8日
Fundsのまとめ
いかがでしたでしょうか?
Fundsは少額から投資ができることから、比較的初心者でも手軽に始められるサービスであることはお分かりいただけたと思います。
最後に紹介した評判からも、好評なサービスであると捉えることもでき、今後の発展に期待できます。
もちろん、リスクもそれなりに存在するため、投資を検討される方は、必ず余剰資金で行うようにしましょう。
無理のない投資で今後の人生をぜひ豊かにしてみてください。