ウェルスナビ(WealthNavi)のリバランスとは?

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ウェルスナビ(WealthNavi)とは

ウェルスナビは投資一任型のロボアドバイザーです。

 

ロボアドバイザーは大きくわけて「投資一任型ロボアドバイザー」と「投資助言型ロボアドバイザー」の2つの種類に分類することができます。

 

投資一任型とはロボットが自らの判断で売買を行うタイプのロボアドバイザーです。
投資一任型ロボアドバイザーの魅力はロボットが自分の判断で最適な運用をするために実際に投資対象資産の売買を行なってくれる為、預けた資産を放ったらかしにできる点です。

 

これに対し、投資助言型のロボアドバイザーは運用スタイルやリスク許容度、運用可能期間などを入力することでオススメの投資信託を推奨してくれるサービスです。

 

助言型はあくまで、最終的な判断は自分で行う必要があります。

 

投資一任型と投資助言型にどちらが優れているということは無く、投資家の投資スタイルや考え方によって使い分けるべきでしょう。

 

ウェルスナビの口座開設方法について知りたい方は、こちらの記事『ウェルスナビ(WealthNavi)の口座開設、登録方法を解説!【5分で分かる】』をご覧ください。

ウェルスナビ以外のロボアドバイザーに興味がある方は、当サイトおすすめのロボアドバイザーを「ロボアドバイザー(AI投資)16社を比較!おすすめ業者をランキング形式で紹介!」の記事で紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

リバランスとは

ポートフォリオはほおっておくと崩れる

リバランスとは分散投資をしている資産を最適な形に再配分することです。

 

例えば、株と債券に50%ずつ投資をするとします。株や債券は値段が変動しますのでバランスがだんだん崩れてきます。

 

株が上昇した場合には株の比率が多くなってしまいますが、このようなバランスの歪みを再配分するために行うのが「リバランス」です。

 

株を売却して債券を購入することで、また株と債券を50%ずつの配分に戻して投資を継続することができます。

 

投資を続ける限り投資対象資産の価格が変動するため、バランスは崩れていきますので、定期的なリバランスが必要です。

 

分散投資をする際は初めに配分を考えるだけでなく、リバランスにより適正な配分を保つことも重要となってきます。

実は身近なリバランス

実は皆さんの資産も分散投資とリバランスが行われていることをご存じでしょうか。

 

日本の年金を運用している年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)は国民が拠出したお金を株や債券に分散投資を行っています。

 

GPIFの基本ポートフォリオは国内債券35%、国内株式25%、外国債券15%、外国株式25%の割合で運用されており、資産配分が崩れそうなときはリバランスをして調整をしています。

 

この結果GPIFは2001年度~2018年度までの運用で年率収益率3.08%(収益額65.8兆円)の利益を出しています。

 

日本国民の年金という巨額の資産を運用しているGPIFも同じ手法で運用しており、分散投資とリバランスは投資の王道と言えるでしょう。

ウェルスナビ(WealthNavi)のリバランス

ウェルスナビのリバランスは原則、半年に1回のペースで行われます。

 

半年に1回定期的にポートフォリオを見直すことで、バランスが崩れたまま長期間運用をし続けることを避けるためです。

 

ただし、ポートフォリオと最適ポートフォリオの配分比率を資産ごとに比較し、5%以上乖離している場合は前倒しでのリバランスが行われます。

 

これにより、大きく乖離が生じた場合にはスピーディにリバランスを行うことができ、常に最適なポートフォリオを保ったまま運用を継続することができるのです。

 

相場はいつ急変するかわからないものです。大きな歪みが生じた場合は半年の定期的な見直し時期を待たずして迅速な対応を行ってくれるのはうれしいものです。

 

しかし、この前倒しでのリバランスは資産評価額が50万円未満の場合には行われませんので覚えておきましょう。

リバランスが行われない場合もある

半年に一回は原則としてリバランスが行われますが、既に資産のポートフォリオが最適な配分に近い場合にはリバランスは行われません。

 

あくまで、資産配分が崩れた時に必要に応じてリバランスが行われる仕組みになっています。

 

ご自身が預けている投資財産の資産配分が崩れていないか、常にロボットがチェックしてくれていると考えるとよいでしょう。

リバランスによるメリット

ウェルスナビのリバランスにはどのような効果があるのでしょうか。ウェルスナビのリバランスのメリットを確認しておきましょう。

ポートフォリオを最適な状態に保つ

リバランスを行う最大の目的はポートフォリオを最適な状態に保つことです。

 

ウェルスナビは投資一任型のロボアドバイザーですので、ご自身で常に資産配分を把握して売買の注文を出す必要はありません。

 

リバランスをすることが重要なことがわかっていても、常に値動きを確認し、バランスが崩れていないかを確認することは簡単なことではありません。

 

放っておいても常に最適なポートフォリオを組み続けることができることがウェルスナビのリバランスの魅力です。

 

最適なポートフォリオを組み続けることで安定した長期運用が可能となります。

リスクを最適な状態に保つ

リバランスのメリットとして大きいのはリスクを最適な状態に保つことができる点です。

 

リスクと言うと悪いことのように感じる方もいるかもしれませんが、リスクは悪いだけではありません。

 

リスクとは変動の大きさをしめすものですので、リスクが無いと言うことは利益を得ることもできないということです。

 

リスクを過度に恐れるのではなく、最適なリスクをとることが重要です。

 

リスクの大きさはポートフォリオによって決まります。投資対象のリバランスを定期的に行うことで最適なリスクに保つことができます。

 

ウェルスナビの高度なアルゴリズムが運用することにより利回りもある程度狙え、リスクも小さく抑える最適なポートフォリオを組むことが可能です。

 

但し、常に資産を配分し、バランスが崩れるとリバランスを行うため短期的に大きな利益を得ることはできません。

 

ウェルスナビは一攫千金を狙う投資ではありません。あくまで、長期でじっくり資産を育てる投資であることを認識しておきましょう。

 

リスクを抑えて長期的なリターンを狙うのがウェルスナビの資産配分とリバランスの基本的な考え方となっています。

パフォーマンスの改善

リバランスをこまめに行うことでパフォーマンスが改善する可能性が高くなります。

 

リバランスを行うということは基本的に下がっている資産を買い、上がっている資産を売却することになります。

 

投資対象となる資産は常に上昇し続けるということはありませんので、リバランスを行うことで結果的に高値の資産を売り、安値の資産を購入できる可能性が高くなります。

 

そのため、定期的にリバランスすることで、何もせずにそのまま保有し続けるよりも運用成果が高まる可能性が高くなります。

 

定期的に売買を繰り返すことは運用のプロとして常に相場を見ていないと用意なことではありません。

 

常に最適なポートフォリオを組むためにリバランスを継続することがパフォーマンスの改善にも繋がるのです。

ウェルスナビ(WealthNavi)での自動積立によるリバランス効果

ウェルスナビの自動積立を利用することで、運用効果とリバランス効果をさらに高めることができます。

積立投資の魅力とは

積立とは毎月一定額を投資する投資手法です。積立投資の利点は購入タイミングを分散することで、時間分散ができる点です。

 

投資をする際にもっとも避けるべきなのは高値で買って安値で売ることです。特に高値でつかむことを避けなければリターンを得る事はなかなかできません。

 

しかし、今が高値かどうかは未来になってみないとわからないものです。そこで高値つかみを避ける方法として有効なのが「積立投資」です。

 

毎月一定額を積み立てることで購入するタイミングが分散されるため、高値で投資可能額を全額注ぎ込んでしまい、大損をするということを避けることができます。

 

一方で、積み立て投資にも弱点はあります。それは購入タイミングが分散されることで、短期間で大儲けすることが出来ない点です。

 

しかし、長期分散投資で資産をじっくり育てたいと考えている方には積立投資は有効な投資手法であることは間違えないでしょう。

ウェルスナビ(WealthNavi)の自動積立によるリバランス

ウェルスナビの自動積立は現在の資産配分が理想とするポートフォリオから乖離している場合、最善の配分に近づくように積立投資をします。

 

いわば、今最適なポートフォリオを組むために不足している資産を買い足していくイメージです。

 

これにより、常に適切な配分を保って投資をすることが可能となります。

 

毎月一定額を自動的に積み立てすることにより、毎月無理の無い範囲でお金を貯めながら資産配分全体の調整もすることができます。

 

自動積立によるリバランスもWealthNaviの高度なアルゴリズムが可能とする便利な機能と言えるでしょう。

ウェルスナビの自動積立についてより詳しく知りたい方は【ウェルスナビ(wealthnavi)の自動積立の設定方法やメリット】を参考にしてください。

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