ウェルスナビ(WealthNavi)とは
ウェルスナビ(WealthNavi)とは、初期投資10万円から始める投資一任型ロボアドバイザーです。
分散投資によるリスクの回避と、複利の回収が特徴です。
通常の投資であれば、どの株式や債券などに何パーセント預けるかを判断しないといけませんが、ロボアドバイザー投資は最先端のロボットが自動的に預ける配分を決めて、分散投資をすることになります。
初心者には、いつ投資し、売却すればよいのかわかりませんが、ウェルスナビに頼むことで全て自動で行ってくれます。
ポートフォリオはアプリでリアルタイムに確認することができるので、資産が今どこに何パーセント投資されているかを見ることができます。
投資先は、米国株、日欧株、新興国株、米国債券、金、不動産のうちから最適な分配率で投資されていきます。
初期投資は10万円(ウェルスナビが運営するマメタスなら1万円から投資可)からとなっていて、定額積み立ても可能です。
また、定額で積み立てた場合、どれだけ資産が増えるかの試算などもアプリで確認することができます。
審査はすべてインターネット上で済ませることができるので、インターネット環境があり、投資に興味がある方にはお勧めしたい分散投資のやり方の一つです。
ウェルスナビについてより詳しく知りたい方は、『ウェルスナビ(WealthNavi)の評判、口コミ、メリット・デメリットを徹底解説!』の記事をご覧ください。
ウェルスナビの口座開設方法を知りたい方は、こちらの記事『ウェルスナビ(WealthNavi)の口座開設、登録方法を解説!【5分で分かる】』を参考にしてください。
また、ウェルスナビ以外のロボアドバイザーについて知りたい方は【【ロボアドバイザー(AI投資)16社を比較】おすすめ業者をランキング形式で紹介!】もあわせて参考にしてください。
ウェルスナビ(WealthNavi)の積立
ウェルスナビには積立機能が備わっており、画面の表示に沿って設定していくことで簡単に設定することができます。
また、手動で入金する方法もあります。
どちらでも分散投資することができますので状況により選んでください。
余剰資産がどれだけあるかを考えるので、現状をきちんと把握することから始めていきましょう。
なお、ウェルスナビ公式によると、ウェルスナビで運用をしている人の6割以上は積立投資を選択、平均3万円の積立を行っています。
積立のタイミング
積立のタイミングは、4種類の積立プランから選べます。
- 月1回定額
- 月5回定額
- 複数回定額
- カスタム
引き落とし日は、6日・12日・20日・26日・末日から自由に組み立てることもできます。
また、ボーナス月の設定もできるので、初めに設定だけしておけばあとは放置していて問題ありません。
この手軽さも、ウェルスナビで投資をするメリットの一つです。
ただ、口座引き落としから買付けまでには3営業日かかるので、その点は留意しておきましょう。
積立額
積み立ては月1万から組み立てることができるので、余剰資産に合わせて組み合わせることが一番です。
分散投資という性質上、一気に値上がりすることはありませんので、無理なく積み立てていくことが最重要です。
ただひたすらに多く積み立てることが良いとされますが、積立投資においては、無理のない金額をなるべく長く続けることが大切です。
余剰資金を運用することを考えてください。
ウェルスナビ(WealthNavi)で積立投資するメリット
為替相場の影響を小さくできる
定額で買うことにより、その株価の動きを把握しやすくなることも特徴の一つです。
一度に多くの金額で投資してしまうと、本来よりも高い金額で買ってしまう可能性があります。
定期的に定額で投資をすることで、高値で買ってしまうリスクを減らしつつ、低い価格で買うこともできるので、複利を生みやすい方法となります。
大きな株式の下落が襲ってきても、長期保持することによって被害を抑えることができます。
単株の場合は、落ち込むとそれなりのリスクを負うことになりますが、分散投資であれば上昇する株が存在しているのでそのような心配はありません。
育てるのに数年、数十年かかり、回収には長い時間がかかります。
この考え方は、分散投資をしている方々の中で「バイ・ホールド(購入し、持ち続ける)」と呼ばれている基本的な考え方となります。
価格上昇の際に大きく利益が出る
積立投資の場合、定額で積み立てているため、価格が上昇した時の差が大きく、恩恵を得られやすくなります。
上昇幅はそれほど高くありませんが、投資して増えた分の利子がまた利子を生むことがあります。
これは複利と呼ばれ、少額の投資においてとても重要なものです。
雪だるま式に利子を生むことができるので、お金を育てる感覚がわきやすいと思います。
実際、ここでの値上がりをもとに、個人的に投資を始めるという方も少なくありません。
株式の配分などを見ることができるので、自分に合ったポートフォリオを考えることができます。
まずは、ウェルスナビで自分の余剰資産を増やすことを考え、そこから個人投資家に進むこともあります。
精神面の負担が少ない
ウェルスナビの積立投資を利用すれば、投資するタイミングを計るために値動きを気にする必要がありません。
積立投資はチャートに張り付くよりも、精神面の負担が少ないことが特徴です。
ビットコインをはじめとする仮想通貨や、FX、単株を集中投資する場合、秒単位で移り変わる相場に対し張り付いていないといけません。
大きく勝つこともあれば、大きく負けることもあり、精神面に対しとても負担を強いる形となります。
大きな財政ショックが起きた時には、再起不能なまでのリスクを負うことになります。
ただ、積立投資の利益はなだらかな上昇であるので、一気に資産を増やしたりすることを目指す方には向きません。
老後に向けての資産を作る役割や、退職金などの有効的運用について考えたい、という方に向きます。
ウェルスナビ(WealthNavi)積立投資の注意点
一定額以上でないと買付けが行われない
ウェルスナビにおいては、追加入金すると自動で買い付けが行われます。
しかし、入金後の資産額が250万円未満か250万円以上かで、買い付けの条件が異なってくるのでご注意ください。
250万円未満
目安として、追加入金をした後、現金部分が資産評価額の0.4%以上になると追加投資を行います。
買い付けを行うためには、最低でも現金部分が「1,000円と約3か月分の手数料」が必要となります。
例)追加入金後の資産評価額が55万円である場合
現金部分が「2,200円(55万円の0.4%)」と「約3ヶ月分の手数料」の合計を上回ると、追加投資がされます。
250万円以上
追加入金後に、現金部分が1万円以上になると追加投資を行います。
買い付けを行うために、最低でも現金部分が「1万円と約3か月分の手数料」が必要です。
例)追加入金後の資産評価額が500万円である場合
現金部分が「1万円」と「約3ヶ月分の手数料」の合計を上回ると、追加投資がされます。
長期投資が必要
積立投資は、長期的に積み立て、保持することにより複利を得ることを目的にしているので、長期投資が必要です。
負けることが少ない代わりに、一気に資産が増えることはありません。
そのため、余剰資産で行うことが前提となります。
そうしないと、生活費に充てるために、育てている途中の資産を切り崩すことになります。
今後数年以内に使う可能性がある資産の場合、使用することを控えたほうが無難です。
まずは自分がどれだけ資産を現在所有しており、数年のうちにどれだけ消費するかを可視化することが大切です。
ウェルスナビ(WealthNavi)自動積立の設定方法
設定方法
ウェルスナビ(WealthNavi)マイページにある「積立」、アプリではトップページの中にある「積立」から設定することができます。
積み立てる回数や金額などを設定した後に、それぞれ提携している銀行の口座と紐づけすることができれば、設定は完了します。
一度設定した場合、一定期間に買い付けがされるので、安心して放置することができます。
積立コースを選択
- 月1回定額
- 月5回定額
- 複数回定額
- カスタム
のどれかを選択します。
積立額を入力
最少10,000円から積立が可能です。
またボーナス時期の特別積立も設定できます。
1年間の合計額を確認し、「積立を申し込む」をクリックします。
引き落とし代行の承認
引き落としは三菱UFJファクター株式会社が代行します。
そのことを確認し、「続ける」をクリックします。
口座振替の金融機関選択
三菱UFJファクターの画面に移動しますので、自動積立で振替する銀行口座を選択します。(ここではりそな銀行の例を紹介しますが、基本的にどの銀行でも同じようにネット上で完結します。)
口座情報入力
自動振替する銀行口座情報を入力し、「次へ進む」をクリックします。
申込内容確認
入力した銀行口座に間違いが無いか確認し、「金融機関へ」をクリックします。
銀行のページへ移動
前画面で指定した銀行のページに移動しますのでログイン画面へと移動します。
ログインIDを入力
指定した銀行のオンラインバンクのIDを入力し、「次へ」をクリックします。
パスワードの入力
パスワードを入力し、「ログイン」をクリックします。
口座振替規定の確認
三菱UFJファクターが指定した日付に振替を行うので、規定を確認し、チェックを入れ、「同意して次へ」をクリックします。
口座振替申込み内容確認
ここまでで指定した内容の確認となります。確認し、間違いが無ければ「申込する」をクリックします。
収納機関へ通知
りそな銀行側での受付が完了しました。最後に必ず「収納機関へ通知」をクリックしてください。これをクリックし、ウェルスナビの画面に戻らなければ、設定が完了しません。
変更のやり方
マイページにある「積立」、アプリではトップページの中にある「積立」から設定することができます。
いつでも変更ができますが、すでに投資されている場合の変更はできませんのでご注意ください。
積立解除のやり方
マイページにある「積立」、アプリではトップページの中にある「積立」から設定することができます。
解約したところでデメリット等は発生しませんので、適宜自分に合う投資の方法を考えてください。