ダッシュコイン(DASH)とは?特徴、仕組み
仮想通貨DASH(ダッシュコイン)は、大きくの3つの特徴があります。
- リアルタイム取引による決済スピードの高さ
- 匿名性の高さによるプライバシー保護
- セキュリティの高さ
コインチェックでは、リップル(XRP)やライトコイン(LTC)などの有名なアルトコインの影に隠れていますが、取引高も十分で他の人気通貨と同様にこれからの高騰が期待できるアルトコインです。ダッシュコインの3つの特徴をそれぞれ見ていきましょう。
※コインチェックは、6月18日をもって、DASHを含む匿名通貨3種類(DASH、ZCash、Monero)とAugurの取扱い停止しています。現在、コインチェックでDASHを取引することは出来ません。
決済のスピードの速さ
1つ目はDASH(ダッシュ)というコインの名前の由来になっている決済スピードの早さです。DASHは、「InstantX」と呼ばれる決済手段を採用しています。
ビットコイン(BTC)が10分ほど必要とする取引の承認作業(マイニング)を、ダッシュはわずか4秒で完了すると言われるなど、とても決済スピードが速いです。そのため、DASHはこれまで導入が難しかった店舗決済などに導入されることが多く、期待されている仮想通貨です。
匿名性の高さ
DASHは、Monero(モネロ/XMR)やZcash(ジーキャッシュ/ZEC)と共に、匿名性の高い通貨として知られています。DASHはCoinJoin(コインジョイン)という「取引のプール」を使う考えを利用し、Darksendと呼ばれる匿名性の高いトランザクション形式を採用し、匿名性を保っています。
具体的に説明すると、ユーザーがコインを送金すると、その取引はランダムで選ばれた同時期の他の取引とまとめられて1つのトランザクション(処理)にまとめられます。
そして、まとめられたトランザクションはそれぞれの出金先に振り分けられます。このように、ユーザの取引は一度「トランザクションプール」に集められ、取引情報がミックスされることで、入金元と出金元の関係を断つことで追跡できなくしています。
ビットコインは取引がすべて公開されており、誰から誰にビットコインが送られたかが確認できます。しかし、DASHは取引が公開されていないため、第三者に追跡がされる心配がない仮想通貨です。
セキュリティの高さ
ダッシュはセキュリティにも優れています。「X11」と呼ばれる11種類もの複数のハッシュ関数を組み合わせた、ハッシュアルゴリズムを採用していることで、セキュリティ的にも優れているだけでなく、消費電力も少なく抑えられます。
「X11」とは、11種類のハッシュ関数(blake, bmw, groestl, jh, keccak, skein, luffa, cubehash, shavite, simd, echo)を組み合わせたものであり、6つの異なるハッシュ関数を用いていることで知られている仮想通貨「Quark(クォーク)」と同様に、セキュリティ性が高い仮想通貨であると知られています。
ダッシュコイン(DASH)とビットコインとの比較
ダッシュをビットコインと比較すると、2点特徴があります。
前述の通り、送金や入金などの決済のスピードがケタ違いに速いことがビットコインとの違いの1つです。
もう一つは、匿名性です。ビットコインも匿名性が高いと言われていますが、完全な匿名ではありません。過去の取引記録や取引所、IPアドレスなどのデータから個人や法人が特定されてしまう可能性もあります。そういったプライバシー問題を解決しようと考えられているアイデア「Darksend」を導入しているのがダッシュです。
DASHの仮想通貨ランキング
DASHの現在の時価総額ランキングを見てみると、2018年8月26日時点では14位となっています。2017年末には一時的に3位まで成長していたことを考えると、少し低迷していますが、いまだにランキングでは20位以内をキープしている人気仮想通貨です。
現在、国内取引所ではダッシュコインを購入することが出来ません。2018年6月までは、コインチェックがDASHを取り扱っていましたが、現在では匿名通貨をすべて取扱停止しています。
DASHを購入できる海外取引所について知りたい方は、【DASH(ダッシュコイン)のおすすめの取引所、買い方、購入方法】を参考にしてください。
DASHの関連記事・ニュース一覧