ロボアドバイザー16社を徹底比較!
ロボアドバイザー(ロボアド)とは、ITを駆使した独自のアルゴリズムを利用して資産管理や資産運用のアドバイスを行うサービスです。投資方針などに関するいくつかの質問に答えることで、ユーザーの資産規模やリスク許容度を自動的に判定して、最適な投資アドバイス、実際の投資運用までも行なうサービスです。
ロボアドバイザーの種類
ロボアドバイザーは、投資のアドバイスのみを行なうサービスもあれば、実際の資産運用まで行うサービスもあるなど「アドバイス型」と「投資一任型」と呼ばれる大きく2種類のロボアドバイザーが存在しています。
「アドバイス型」のロボアドバイザーは、ユーザーの投資方針に基づいたアドバイジングを行うことがサービスで、実際の投資運用は行いません。一方で「投資一任型」のロボアドバイザーは、資産運用のアドバイジングだけでなく、実際の投資運用を一任すタイプのロボアドです。
「アドバイス型」は、手数料も掛からず利用できるサービスもあるので、気軽に利用できまますが、「投資一任型」のロボアドバイザーは、自分の大切な資産を預けて投資を文字通り一任することになるため、慎重に検討する必要があります。
なお、現在日本で有名なロボアドバイザーは「投資一任型」が多くを占めています。それぞれのメリットデメリットを理解して、自分なりの最適な資産運用を見つけてください。
ロボアドバイザーの評価項目
それでは、実際にロボアドバイザーを選ぶときにどういったポイントが重要になってくるのでしょうか?当サイトがロボアドバイザーの比較をする時に重要だと考えるポイントは3つあります。
上記の3つの中でもとくに「自動運用性」はとても重要で、ロボットがどこまで自動でやってくれるかを評価する項目です。なかでも、「自動積立を行なう機能があるか」、「自動リバランスを行なう機能があるか」という2点はとても重要な項目です。
特に「自動リバランス機能」の有無は、「資産運用をロボットに一任できるかどうか」という部分に直結する重要な項目となります。それでは、「ロボアドバイザー」を運用タイプごとに上記の項目でまとめて比較していきましょう。
ロボアドバイザーのメリット・デメリットやファンドラップなど既存の資産運用方法との違いを「ロボアドバイザー(AI投資)とは?メリット、デメリット、評判、口コミを徹底解説!」で詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。
投資一任型運用のロボアドバイザーの比較
「投資一任型運用」のロボアドバイザーでは、先ほど上げた「提案性能」や「自動運用性」、「手数料の安さ」が主な比較項目となります。
「投資一任型」の場合は、実際の投資運用まで実施してくれるため「どこまで自動で運用を行ってくれるのか」というポイントは非常に重要です。また、サービスの使いやすさやスマホで簡単に出来るという点でスマホアプリの有無も重要です。
サービス名 | 提案性能 | 自動運用性 | 手数料安さ |
---|---|---|---|
1.ウェルスナビ | ◎ | ◎ | 預かり資産の1%(現金部分を除く、年率・税別) ※Detax機能でより安く |
2.THEO | ◎ | ◎ | 1.00% |
3.楽ラップ | ◎ | ◯ | 0.99% |
4.大和ファンドラップ | ◯ | ◯ | 1.00% |
5.クロエ | ◯ | △ | 0.88% |
6.マネラップ(MSV LIFE) | ◯ | △ | 0.648% |
アドバイス型のロボアドバイザー(AI投資)を一覧比較
「アドバイス型」のロボアドバイザーは「投資一任型運用」のロボアドバイザーと違い、投資運用を実際に行わないため「オート性」の項目は不要です。従って、「提案の性能」や「手数料の安さ」または、使いやすさといった項目が重要になります。
サービス名 | 提案性能 | 自動運用性 | 手数料安さ |
---|---|---|---|
7.投信工房 | ◯ | - | ◯ |
8.FOLIO | ◯ | - | ◯ |
9.SMART FOLIO (みずほ) | ◯ | - | ◯ |
10.PORTSTAR (三菱UFJ国際投信) | ◯ | - | ◯ |
11.SBIファンドロボ (SBI証券) | ◯ | - | ◯ |
12.Fund eye (SMBC日興証券) | ◯ | - | ◯ |
13.FUND ME (株ドットコム) | ◯ | - | ◯ |
14.野村のゴールベース 野村證券 | ◯ | - | ◯ |
15.ロボのぶくん (楽天証券) | ◯ | - | ◯ |
16.カライス | ◯ | - | ◯ |
キャンペーンの有無
各ロボアドバイザーサービスでは、頻繁に新規口座開設キャンペーンが開催されています。
ロボアドバイザーは老後2,000万円問題があってから特に注目されており、ウェルスナビが預かり資産を純増していることからも、個人の資産運用の一つのスタイルとして認知されてきています。
そんな中、各ロボアドバイザーサービスでは頻繁に新規口座開設キャンペーンが実施されていますので、キャンペーン中に口座開設をすることもロボアドバイザーで資産運用を始めるきっかけとなりえます。
また、そういったキャンペーンは既存のユーザーも対象になることも多いので、お得に資産運用をしたい方は、キャンペーン情報はチェックするようにしましょう。
ロボアドバイザーのおすすめランキング
1位 ウェルスナビ(WealthNavi)
ウェルスナビ(WealthNavi)は、国内のロボアドバイザー業者で「預かり資産運用者数(利用しているユーザー数)」が日本No.1(※)のロボアドサービスです。ウェルスナビの最大の特徴は、「自動運用性の高さ」と「DeTAX(税金最適化機能)」の2つです。
ウェルスナビは、投資一任型のロボアドバイザーのため、ユーザーは登録を行い、入金を行なうとそれ以降の投資運用をロボットが自動で最適な形で運用していきます。
定期的に積立投資を行いたい場合も自動で積立てを行なう「自動積立て機能」が備わっています。また、ETFの分配金などの資産も自動でロボアドバイザーが再投資を行う「自動再投資機能」があります。そして、ポートフォリオを継続的にモニタリングし、最適な資産配分になるよう自動でリバランスを行っていく「自動リバランス機能」も備わっています。
また、ウェルスナビ独自の機能として、配当やリバランスから生じる税負担が一定額を超えた場合、含み損を実現させることにより自動的に繰り延べする「DeTAX(自動税金最適化)機能」という「自動で税負担を最適化する機能」を国内のロボアドバイザー業者で唯一導入しています。
ウェルスナビの登録で分からないことがあったら【ウェルスナビの口座開設、登録方法】を参考にしてください。(※) 一般社団法人日本投資顧問業協会「契約資産状況(最新版)(平成30年3月末現在)」よりモーニングスター社調べ(平成30年8月時点)
2位 THEO(テオ)
THEO(テオ)は、ウェルスナビと並ぶ国内の二大ロボアドバイザー業者の1社です。
THEOの自動運用性の高さはウェルスナビと同等の機能を提供していますが、THEOの特徴は、GOOD DESIGN AWARD 2017年度を受賞する洗練されたデザインの「サービスの使いやすさ」と「分散投資の対象となる金融商品の豊富さ」です。
また、最低投資金額が1万に設定されているため、ウェルスナビと比較すると誰でも始めやすいという特徴もあります。「とりあえず少額から始めてみよう」という方にはオススメのロボアドバイザーです。
THEO(テオ)の登録で分からないことがあったら【THEO(テオ)の口座開設、登録方法】を参考にしてください。現在キャンペーン中
THEOでは現在、最大5,000円プレゼントするTHEO積立応援プログラムを開催中です。新規の積立引き落とし付きから3ヶ月連続でTHEO積立を完了した際にTHEO口座へと入金されます。
対象期間 | 現在開催中~未定 |
対象者 | 新規ユーザー、既存ユーザー(今までに積立をしたことが無い方) |
また、THEO+docomoにて、最大6,000円キャッシュバックも開催しています。
3位 FOLIO(フォリオ)
FOLIO(フォリオ)は日本初の「テーマ投資型オンライン証券サービス」です。FOLIO(フォリオ)は、一般的な株式投資と違って、テーマごとに分散投資を始めることができるサービスなので、気軽に資産運用を始められます。
ユーザーは「VR(仮想現実)」「e-Sports」「ガールズトレンド」「コスプレ」などのテーマからから好きなものを選ぶだけなので、ショッピングのように手軽に投資することができます。流行りそうなテーマにを選んで投資するだけなので、個別の企業の業績をモニタリングする必要などがありません。
また、LINEが展開している電子マネー「LINEペイ」と提携しています。若年層の利用者が多いLINEと若者をターゲットにしたFOLIOが連携することで若年層の投資が増加することが期待されます。
LINEアプリの「ウォレット」→「スマート投資」から気軽に資産運用をすることが可能となっています。
FOLIO(フォリオ)の登録で分からないことがあったら【FOLIOの口座開設、登録方法】を参考にしてください。
4位 楽ラップ
楽ラップは日本の大手IT企業「楽天」が運営するロボアドバイザーです。
楽ラップの特徴としては、国内のロボアドバイザー業者では、「楽天」だからできる世界的な資産運用コンサルティング会社「Mercer(マーサー)」と「SSGA社」との提携していることです。
Mercerは世界で総額9.2兆ドルを超す資産残高に対して資産運用アドバイザリーサービスを提供する世界最大級のコンサルティング会社で、Mercerの助言に基づいて楽天証券は運用コースを提案しています。
また、米国最大級の資産運用会社「SSGA社」は、楽天証券に対して機動的な資産配分のコントロールのアドバイジングを行うなど、楽ラップはアドバイザーが非常に強力で提案性能が高いことが強みです。
また、株式市場の大幅な下落時に損失リスクを自動で軽減する「下落ショック機能」という機能がある点も魅力の1つです。
楽ラップの登録で分からないことがあったら【楽ラップの口座開設、登録方法】を参考にしてください。
5位 投信工房
投信工房は、大手証券会社「松井証券」が運営するアドバイス型のAI投信・ロボアドバイザー業者です。
投信工房は、ポートフォリオに関する良質な提案を無料で受けることができ、さらに実際に利用する際にも最低投資金額が100円から利用できるなど気軽に利用出来る点が特徴です。
また、松井証券はカスタマーサポートが非常に優れているため、なにか困った時やお悩みの時でも安心して相談することが出来ます。
当サイトの運営チームでも、投信工房のポートフォリオ提案を無料で利用している人は多く、一般的にも良質な提案を受けることが出来るサービスとして利用している人も多いようです。
投信工房の登録で分からないことがあったら【投信工房の口座開設、登録方法】を参考にしてください。
いかがだったでしょうか?
当サイトでは、投信一任型のロボアドバイザーを探している方であれば、ウェルスナビとTHEO(テオ)で運用をはじめることを推奨しています。
しかし、自分にあったロボアドバイザーを見つけることも大事です。気軽に楽しくテーマで投資できる「FOLIO(フォリオ)」や利用料無料で優秀なポートフォリオ提案を受けることが出来る「投信工房」などにも登録しておくことを推奨します。