WealthNavi(ウェルスナビ)とは
WealthNavi(ウェルスナビ)とは、アルゴリズムを用いて株・債権などの資産を自動的に運用する投資一任型ロボアドバイザーサービスです。
従来の資産運用は、「どれだけのお金を分配するのか」「どの商品に投資をするのか」「運用結果を踏まえて、どのように調整するのか」などを全て自身で決める必要がありました。
これが投資の一つの醍醐味と言えますが、投資初心者にはリスクが高く、ハードルが高い作業と言えますよね。
このようなハードルの高い作業を、ウェルスナビが全て自動で行なってくれるのです。
手数料は預かり資産の1%(現金部分を除く、年率・税込1.1%)、3000万円を超える部分は0.5%(現金部分を除く、年率・税込0.55%)
この金額は10万円の預かり資産であれば、年間1000円の出費で利用出来るのです。
このような自動で資産運用をサポートしてくれるサービスを「ロボアドバイザー」と呼んでおり、「アドバイス型」と「投資一任型」の2種類に分類されます。
アドバイス型は主に、「運用のアドバイスだけをしてくれるもの」であり、実際の運用は全て自分で行う必要があります。
ウェルスナビは投資一任型に分類され、自動的に運用投資を行ってくれるタイプのサービスです。
ウェルスナビの口座開設方法について知りたい方は、こちらの記事『ウェルスナビ(WealthNavi)の口座開設、登録方法を解説!【5分で分かる】』をご覧ください。
WealthNavi(ウェルスナビ)の安全性
ウェルスナビでは、ユーザー保護の観点から多くの安全対策を講じています。
分別管理
WealthNavi(ウェルスナビ)では、会社保有資産とお客様用の資産を明確に区分して管理を行っています。
まず安全性で不安になる点として、「ハッキングなどによって投資したお金を盗まれること」が挙げられます。
現金は三井住友銀行、りそな銀行、みずほ信託銀行に保管されており、また投資中のETFについては、米国の世界最大規模の証券預託機関(Depository Trust Company/DTC)で分別管理されており、ウェルスナビが保管しているということがありません。
そのためウェルスナビへの直接のハッキングで資産が盗まれる心配がありません。
明確に資産を分けていることで、運営会社に万が一のことが起きても資産は保証されるのです。大切な資金を保証してくれるのは、投資初心者にとっても安心と言えるでしょう。
日本投資家保護基金に加入
WealthNavi(ウェルスナビ)は投資家保護基金に加入をしており、万が一トラブルがあった場合に、最大1,000万円までの支払いが保証されています。
投資家保護基金では、「証券会社の破綻等、万が一の事故により支払いに支障が出た場合に顧客一人あたり最大1,000万円を限度として支払いを保証する仕組み」と定義されています。
これはつまり、加入が義務付けられている銀行・証券会社等と同じ安全性が担保されていることを表します。
ウェルスナビを含めたロボアドバイザーは、ここ数年で生まれた比較的新しいサービスです。しかし、新しいサービスである為に、この日本投資家保護基金に加入していない会社は多く存在します。
自身の投資金に何かあった場合に、1,000万円まで保証されているのは心強いですね。
また、金融商品取引業者として関東財務局長(金商)第2884号を取得している部分も安心の裏付けとなります。
個人情報の保護
ウェルスナビでは、全ての通信に対してSSL暗号通信方式を採用したり、マイナンバーの管理なども厳重に行われています。
近年、Webサイト通信の脆弱性を付いた攻撃から、個人情報・口座情報などが流出するケースが多くみられます。全ての通信を暗号化することにより、第三者のデータ盗聴・なりすまし・改ざんなどを防ぐことが可能です。
使われている通信方式も「256bit SSL通信方式」を採用しており、これは、一般に知られている暗号化技術と比較しても最高レベルの強固さを誇ります。
また、ユーザーから提出されたマイナンバーは、施錠された部屋で管理を行う上に、常に監視カメラが動いている場所にて取り扱いが行われています。
このような強固な個人情報保護の対応も、ウェルスナビを選定するメリットになるでしょう。
2段階認証
ウェルスナビでは、2018年8月よりシステムにログインを行う場合には、「2段階認証」が導入されています。
このような認証方法は、ネットバンキングなどの強固なセキュリティが必要とされるものでしか使われることは普段ありません。
2段階認証とは、通常行われているIDとパスワード認証を行なった後に、ウェルスナビではスマートフォンアプリの認証アプリにおいて生成される「認証コード」を入力することで認証が完了します。
通常のID・パスワードのみの認証だけであれば突破されてしまう可能性があっても、ログイン後に発行される使い捨ての認証コードを利用する認証は、安心してサービスを利用出来ると言えるでしょう。
WealthNavi(ウェルスナビ)と他社の安全性・信頼性を比較
ウェルスナビの安全性は上述の通りですが、ウェルスナビと並んで有名なロボアドバイザーサービスを提供するTHEO(テオ)と比較して解説します。
ウェルスナビとTHEOのより詳しい比較について知りたい方は【ウェルスナビ(WealthNavi)とTHEO(テオ)を徹底比較!】を参考にして下さい。
ウェルスナビ | THEO | |
分別管理の有無 | あり | あり |
二段階認証の有無 | あり | なし |
投資家保護基金の有無 | あり | あり |
提携会社の数 | 10社 | 21社 |
口座数 | 36万口座を突破(2021年1月4日時点) | 5万人超 |
預かり資産 | 3300億円を達成(2021年1月4日時点) | 360億円超 |
資本金 | 32億3,792万5,081円 ※2021年12月31日現在 | 1億円 資本準備金120億2,392万4,861円 ※2019年3月22日現在 |
資金調達 |
など |
など |
図を比較すると、ウェルスナビでは備わっている二段階認証が、THEOには備わっていないことが分かります。
ネットバンキングや仮想通貨などを扱うサイトでは堅牢性を高める為に必ずと言っていいほど取り入れられているものであり、この点を見ると、ウェルスナビの方が、高い安全性を持っていると言えるでしょう。
ウェルスナビの提携サービスについて詳しく知りたい方は【ウェルスナビ(WealthNavi)の他社提携サービスでもっとお得に資産運用!】を参考にして下さい。