デイトレード(デイトレ)とは?
デイトレードとは、仮想通貨だけではなく株式やFXなどでも使われている用語で、主に個人投資家が1日のうちに複数売買を行い、日を跨がずに取引を完結させる投資方法の事です。デイトレと省略して呼ばれたり、日計り取引とも呼ばれたりします。流動性が高い市場で主に行われている取引です。
以下の表を見ても分かるように、取引サイクルが異なる、「スキャルピングトレード」や「スイングトレード」といった手法も存在しています。
トレード名 | 説明 |
---|---|
スキャルピングトレード (超短期) | ・取引サイクルは数秒から数10秒 |
デイトレード (短期) | ・取引サイクルは数分から数時間 |
スイングトレード (中長期) | ・取引サイクルは数日から数ヶ月 |
仮想通貨のデイトレード(デイトレ)の手法の種類
仮想通貨のデイトレードには、現物取引で行う、FXで行う、アービトラージで行う方法の3つがあります。それぞれの手法の特徴やどのようなメリット、デメリットがあるのかを説明していきます。
現物取引
現物取引の場合、実際に購入、売却を行い、その金額の差額で利益を出します。例えば、1BTC=80万のタイミングで購入し、1BTC=85万で売却した場合は5万円の利益を出すことができます。
現物取引は、手元資金以上に損失が出ないのが特徴で、また仮想通貨は決済期限が無く、現物取引の場合は長期保有(ガチホ)に切り替える事ができます。
デメリットとして、売値と買値の差によっては購入する際のコストがかかってしまう場合がある事や、後述するFXほど大きな利益を出しにくいという事が挙げられます。
FX
仮想通貨のFXとは、一定額の保証金(証拠金)を預けることで証拠金より大きい金額で取引ができる、証拠金取引の事です。大きな利益を出す事ができますが、現物取引と比較すると損失が大きくなるリスクもあるため、ハイリスク・ハイリターンな方法です。
また、売りから入ることができるため、下落相場時にも利益を出すことができるというメリットがあります。ビットコインFXについて詳しく知りたい方は、【ビットコインFXとは?やり方やメリット、デメリットを徹底解説!】を参考にしてください。
アービトラージ
アービトラージとは、裁定取引とも呼ばれており、取引所間の価格差を利用して利益を出す手法になります。例えば取引所Aで1BTC=100万円で購入でき、取引所Bで1BTC=102万円で販売することができる場合、差額の2万円が利益になります。
アービトラージは相場の影響を受けにくいため、リスクが比較的少ないと言われていますが、送金時の価格変動の影響を受けるリスクやある程度まとまった金額が必要である点がデメリットとなっています。
アービトラージについてさらに詳しく知りたい方は、【仮想通貨(ビットコイン)アービトラージとは?やり方やツールを徹底解説!】を参考にしていただければと思います。
仮想通貨のデイトレード(デイトレ)をするメリット
ボラティリティが高いため、レバレッジをかける必要がない
レバレッジをかけると保有資産以上の金額の取引をする事ができますが、その分ハイリスクな方法になります。仮想通貨は他の金融市場と比べてボラティリティが高いので、わざわざレバレッジをかけなくても利益を出す事ができます。
取引手数料が無料な取引所がある
デイトレードは頻繁に取引を行うので取引手数料は、長期保有を目的とした投資を行うケースよりも重要な意味を持ちます。仮想通貨取引所の中には、BITPointやビットバンク(bitbank.cc)のように手数料が無料の取引所があるため、取引回数が増えても、手数料がかからないというメリットがあります。
24時間365日取引ができる
株式やFXなどの取引は時間が決められており、働きながら取引をしたりする事が難しく、時間を作らなければなりません。仮想通貨は24時間365日いつでも取引をする事ができるので、空いた時間や好きな時に取引できます。
仮想通貨でデイトレード(デイトレ)をするデメリット
市場操作のリスク
仮想通貨市場では、デマやフェイクニュース、仕手行為などで意図的に価格が操作されることが実際に起こっています。例えば、Yobitという海外取引所は、仕手行為を予告し、特定の銘柄の価格を釣り上げるという異常な行動を行いました。
Yobitの仕手行為については、【Yobitが仕手行為を告知!10個のランダムな銘柄に合計10BTCを投資か!】を参考にしてください。
取引所のハッキングリスク
コインチェックやZaifのハッキング事件は記憶に新しいですが、今までに取引所が何度もハッキングされる事件が発生しています。幸いなことにコインチェックやZaifでは、盗難された顧客資産の補償がされることが発表されましたが、海外の取引所では、盗まれた資産が補償されなかったこともありました。
仮想通貨でのデイトレードのやり方
ロング・ショート比率やビットコインの出来高を把握する
ロングとは「買い」、ショートとは「売り」の事で、そのロングとショートの比率を確認する事で今後の価格推移を予測できます。例えば、ロングの比率が多い場合は、将来的に売却する事が想定されるので、価格が下がる可能性がある、といったように予想する事ができます。ロングやショートの量はこちらのサイトで確認することができます。
出来高とは売買が成立した数を表しており、市場の活発さを測る指標になります。また、出来高と価格推移をみる事で、相場の状況を把握できます。
ファンダメンタルズ分析を行う
ファンダメンタルズ分析とは、経済状況や企業の動きなどから価値を分析して価格を予測する方法です。仮想通貨においては、新たなアップデートの情報や政府の動き、取引所の動きなど、仮想通貨に対する評価が重要になるのでニュースから日々情報を得る事が大切です。
テクニカル分析を行い、エントリーポイントを探す
テクニカル分析とは、過去の値動きのパターンから将来の値動きを予測する方法です。ニュース等の情報を得る必要は無く、慣れれば分析の精度を上げる事ができます。エントリーポイントとは、取引を開始する事で利益の出るタイミングの事であり、チャートの動きが予測できればエントリーポイントを探せるようになります。
仮想通貨のデイトレードにおすすめの取引所とは?
ビットバンク(bitbank.cc)
ビットバンクは、ビットコイン(BTC)、リップル(XRP)、イーサリアム(ETH)、ビットコインキャッシュ(BCH)、ライトコイン(LTC)、モナコイン(MONA)の仮想通貨の売買手数料が無料です。
デイトレードでは1日の中で細かく売買をするので、売買手数料が無料というのは大きなメリットになります。また入金手数料も無料(銀行の振込手数料は除く)となっています。
ビットバンクの登録で分からないことがあったら【bitbank(ビットバンク)の口座開設、登録、本人確認、二段階認証】を参考にしてください。BITPoint
BITPointは、ビットコイン(BTC)、リップル(XRP)、イーサリアム(ETH)、ビットコインキャッシュ(BCH)、ライトコイン(LTC)の仮想通貨現物取引の手数料が無料です。
こちらもデイトレードする上で手数料無料という大きなメリットがあります。また、レバレッジが追証無しで25倍までかけられたり、FX取引で人気なツールであるMT4(メタトレーダー)を使用する事ができるなど、FXに関して充実しています。
bitFlyer
bitFlyerはビットコイン取引量が日本で一番多い取引所(※)であり、取引量が多いという事は売買が成立しやすいというメリットがあります。
※ Bitcoin 日本語情報サイト調べ。国内暗号資産交換業者における 2021 年の年間出来高(差金決済/先物取引を含む)
bitFlyerの登録で分からないことがあったら【ビットフライヤー(bitFlyer)の口座開設、登録、本人確認方法】を参考にしてください。