仮想通貨の「ガチホ」の意味とは?メリットや最強説、2020年はもう勝てないのかを解説!

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仮想通貨のガチホの意味とは?

仮想通貨における取引の手法の一つに「ガチホ」(ガチホールド)というものがあります。これは数ある仮想通貨の中から自分が「これぞ!」と将来性を見込んだ銘柄を決め購入し、一度購入した仮想通貨は何があっても握り(ホールド)し続ける、ということです。

 

ガチホでは短くても月単位、長ければ数年単位、一切売買せずにひたすらずっと持ち続けます。このガチホの「ガチ」はお察しの通り「ガチンコ」の「ガチ」です。

 

また本気の事を「ガチ」という事もありますが、このガチの意味もあるのかもしれません。人によっては硬いを表現する「ガチガチ」とか「ガッチリ」の略だ、という説もあります。

海外ではガチホ = HODL?

日本におけるガチホ(ガチホールド)は英語に直すとHOLDと表現するのが適切な気がしますね。しかしガチホは海外では「HODL」と表現します。

 

一見すると「HOLD」のスペルミスではないか?と思ってしまいますが、実は仮想通貨の世界では、「HODL」が正しい表現とされています。

 

このHODLの語源ですが、2013年に開催されたビットコインフォーラムで、当時著名なビットコインコレクターの一人が「ビットコインはずっとHOLDするのが良い」と言ったところ、記録係がスペルミスで「HODL」と記載してしまったのが始まりと言われているのです。その他にも「Hold on for Dear Life」の略だ、という説もあるようです。

リップルはガチホ勢が多い

リップルアイキャッチ

星の数ほどある仮想通貨ですが、リップル(XRP)という仮想通貨には特にガチホ勢が多いと言われています。それはリップルの将来性に大きな期待をする人たちが多いからです。

 

リップルは、リップルネットワークによって、国際送金の問題点(手数料や送金時間)を解決することを目標としており、各国の銀行との提携や取引所への上場など、価格上昇に期待がもてるニュースが2018年にも続々と報道されています。

 

もし将来国際送金にXRPが利用されるようになれば、価値は大きく高騰することが予想されており、リップルをガチホする人たちはそのリップルの可能性にかけているのです。

 

ちなみにリップルを好んで購入する人たちはリップラーと呼ばれています。「リップラーにはガチホ勢が多い」というのが仮想通貨の世界では常識になっています。

 

詳しいリップルの特徴やニュースについて知りたい方は、【リップル(Ripple/XRP)とは?特徴や仕組みを徹底解説!】や【リップル(XRP/Ripple)のニュース、最新情報まとめ】を参考にしてください。

株取引におけるガチホ

仮想通貨取引と同様に株取引においても「ガチホ」が存在します。しかし株取引の場合はガチホではなく「塩漬け」という言葉を使います。塩漬けとは、売りたいけども売り時を逃してしまったため売るに売れず、値段が上がることを期待して仕方なく保有している状態を指します。

 

「ガチホ」は自分の意思で積極的に保有し続けている、という意味合いで使われることが多いですから、そういった意味ではガチホと塩漬けは少し意味が異なります。

 

株式投資には「見切り千両、損切り万両」という格言があるくらい、値下がりした時の売り時はとても難しいとされており、塩漬け株を抱えてしまう投資家は決して少数ではありません。

ガチホ最強論とは?メリットを解説!

ガチホ最強論とは、相場の変動を利用した売買を繰り返すことなくずっと握っているのがよい、という説です。なぜそのように言われているのでしょうか?ガチホと全く逆のやり方である「短期取引」と比較したときのメリットを見ていきましょう。

取引手数料が少なくて済む

ガチホの場合、短期売買と比較して取引回数が圧倒的に少なくなるため、その分取引所に支払う手数料も安くなります。特に初心者が利用することが多い販売所は、手数料が非常に高いため、売買を繰り返していると、価格が自分にとって有利な方向に動いているにも関わらず、資産が目減りするということも発生します。

 

販売所と取引所の違いについては、【ビットコイン「販売所」と「取引所」の違いと使い方を徹底解説!】を参考にしてください。

相場変動が気にならなくなる

仮想通貨はボラティリティが高く、価格変動が非常に激しいため、相場の変動から一瞬たりとも目が離せなくなります。特に短期売買を繰り返して利益を取ろうと思えば、一日中チャートを確認し続けて売買するタイミングを伺う必要があります。

 

仮想通貨の取引を行っている人の中には社会人や学生も多いと思われますが、仮想通貨のチャートをずっと見ていては仕事や勉強に大きく支障をきたします。特に仕事をしながら仮想通貨のチャートをずっと確認し続けるのは多くの場合困難でしょう。

 

また仮想通貨は株式と異なり、土曜日曜関係なく、24時間365日相場が動いています。当然夜中にも価格の変動はあるため、売買のチャンスが気になってゆっくり寝ることもできません。

 

実際に短期売買を繰り返していた人の中には、夜中に何度も目が覚め、そのたびにチャートを確認してまた寝る、という生活を送っている人も少なくありません。

 

その点、ガチホは価格変動がほとんど気になることはありません。相場が急騰しようが暴落しようが年単位で保有することを心に決めてますから、相場をつねに確認する必要がないのです。

 

ガチホをするようになって、こまめにチャートをチェックすることがどれだけストレスだったか分かるようになったという人もいるようです。

税金面

ガチホは短期売買より税制面でも有利です。仮想通貨の利益は現在の税制度では雑所得扱いになるため、累進課税が適用され、最大で45%もの税金を支払う必要があります。

 

仮想通貨取引において、課税対象になるタイミングは、仮想通貨を現金に換金した時と他の仮想通貨にチェンジした時であるため、ガチホし続けている間はどれだけ含み益が発生していたとしても税金は一切かかりません。

 

また、仮想通貨における税金の計算は非常に複雑で、年間を通してトータルどれだけ利益がでたか、という計算方法ではなく、一回の取引で利益が出る度に計算する必要があります。一方、ガチホの場合、現金に換金したタイミングで1回計算すれば良いため、確定申告を簡単に済ませることができます。

ガチホでは2020年は勝てない?

 

ガチホは、2017年のように仮想通貨の価格が長期的に見て上がっていく分には、有効な方法ですが、2018年2019年のように下落相場が長く続く状況においては、ガチホしていても決して儲けることができません。

 

2017年までは、仮想通貨市場は個人投資家が中心でしたが、2018年になり機関投資家が参入したことで、市場が成熟され、これまでのようにガチホしているだけでは勝てない相場になっているとも言えます。

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