イーサリアムとは?特徴や仕組み、ビットコインとの違いを徹底解説!

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イーサリアム(Ethereum/ETH)とは?

 

現在世界中には1000種類を超える仮想通貨が存在しています。仮想通貨は時価総額でランキング化されて、現在ビットコイン(BTC)に次いで、第2位にランキングしているのがイーサリアムです。仮想通貨ランキングは3位以降の順位変動がかなり激しいのですが、1位ビットコインと2位イーサリアムは1年以上変動していません。

 

 

イーサリアムはビットコインについで2番目に知名度が高い仮想通貨の代表的な存在となっていて、国内の大手取引所もビットコインとイーサリアムは共通して取り扱っているなど、仮想通貨の世界では欠かせない存在です。

 

イーサリアムの直近3ヶ月の価格推移はチャートをみると分かりやすく右肩上りになっています。

11月中旬までは大きな価格変動はなかったですが、直近11月後半から12月にかけて価格が150%前後も高騰しています。

 

今後もテックビューロ社がICO支援サービスのCOMSAを開始し、新規発行されるトークンは、イーサリアムとNEM上で発行される予定になっているため、イーサリアムへの注目度は今後確実に上がっていくことは間違いないでしょう。

 

 

多くの投資家の投資判断にプラスの影響を与え、価格が高騰していくことが予想されます。


仮想通貨イーサリアム(Ethereum/ETH)の特徴や仕組み

イーサリアム(イーサ)はヴィタリック・ブテリンによって2013年に設計されました。「ビットコインにはない、スマートコントラクトというシステムを持つこと」「ビットコインの弱点を解消したアルゴリズム」が大きな特徴です。そんなイーサリアムの特徴をそれぞれ見ていきましょう。

※ちなみに、このイーサリアムの考案者のヴィタリック・ブテリンはなんと19歳(!)という若さでイーサリアムの構想を提唱した天才です。

 

今でも考案者としてイーサリアムに対して多大な影響を持っていて、彼の発言はネット話題になりイーサリアムの価格にも影響を与えることが多いです。イーサリアムを購入した際は、彼の言動に注目しましょう。

 

「スマートコントラクト」技術を利用している

ビットコインの場合は、個人情報を除いたコインの「取引記録」だけをブロックチェーン上に記録していきますが、イーサリアムの場合は、「契約情報」や「履行条件」などもブロックチェーン上に記録する機能を装備しています。

 

例えば、A店舗からBさんがレンタカーを1万円で借りる場合について考えてみましょう。ビットコインの場合、ブロックチェーンには、「BさんがA店舗に1万円を支払った」という取引記録だけが記録されることになり、貸出や返却の事実は第三者によって確認される必要があります。

しかし、イーサリアムの場合は、取引記録だけではなく、「A店舗がBさんにレンタカーの6時間の貸し出しを行う」、「Bさんは返却後に1万円支払う」などの履行情報や契約内容も記録されることになります。

 

これによって契約の効率化や、サイバー攻撃による情報改ざん防止、また、利用者に対して最適な案内などが可能になります。

 

この契約情報を記録する機能を「スマートコントラクト」といい『契約の自由化』とも表現されています。契約内容はチューニング完全と呼ばれるプログラミング言語により記述することができ、契約の複雑さに応じたETHを支払うことで、契約を自動的に執行することもできます。

 

このスマートコントラクトは、「中国版イーサリアム」と呼ばれるNEO(ネオ)など、他の仮想通貨でも取り入れられています。

 

POW(プルーフオブワーク)から、POS(プルーフオブステーク)に移行予定

イーサリアムはビットコインと同様に「Proof of Work(プルーフオブワーク)」(POW)というコンセンサスアルゴリズムを導入していて、膨大な計算を最も早く解いたものに対して、報酬としてイーサリアムを新規発行していました。

 

しかし、この「POW(プルーフオブワーク)」は一部のスーパーコンピューターなどの性能の良いコンピューターを大量購入するなど設備投資することができた、資金力ある組織・事業者などにマイニング報酬が集中するという富の集中を引き起こします。

 

これがサトシ・ナカモトが目指した仮想通貨の理想とかけ離れるため、イーサリアムのコンセンサスアルゴリズムに「Proof of Stake(プルーフオブステーク)」アップデートされる予定になっています。

 

POS(プルーフ・オブ・ステーク)」はPOWの問題点をいくつか解決したシステムで「POS」では「最も多くその暗号通貨を持つ者」が「一番最初に承認した人」となります。このStake(ステーク)は株式取引などの文脈で使用される「利害関係者」という意味の「ステークホルダ―」の「ステーク」と同じ意味で、つまり、POSとはコインの保有量に応じてマイニング報酬を受け取れる仕組みのことです。

 

このプルーフ・オブ・ステークのメリットは、大きく3つあります。

 

  • 大規模な設備投資が不要で、誰でも新規参入しやすい
  • 富の一極集中が起きにくい
  • マイニングにかかる電気代の高騰を防ぐ

 

POWの問題は解決しますが、もちろん欠点もあります。POSは保有するだけで利息が増えていくので、長期保有の人が多く現れ、通貨の流動性が落ちる危険があります。特に発行上限がある仮想通貨の場合、この問題を解決する仕組みはまだ明確に見つかっていません。

イーサリアムの通貨単位ETH/Ether

イーサリアムの通貨単位はETH/Etherと呼ばれています。現在、ほとんどの国内取引所がイーサリアムを取り扱っているので、購入は比較的簡単にすることができます。イーサリアムを購入する場合、bitbank.cc、BITPOINT、BTCBOXなどの取引所では、売買手数料が無料になっています。

 

またイーサリアムでは、通貨ETHを送信するとき「ガス」と呼ばれる手数料がかかる仕組みになっています。

それ以外にもプログラムを使用するために事務処理をしてくれるマイナーに支払う手数料なども「ガス」と呼び、イーサリアムはプラットフォームなので、そのプログラムを動かすための燃料という意味で手数料などをガスと呼んでいます。

 

ガスはその時々で料金が変わりますが、0.00001~0.00002ETH前後を推移しています。ガスを支払う時にはあらかじめ定められた手数料である「ガスリミット」とその時々の需要で変動する「ガスプライス」を掛ける事で手数料が決定されていきます。

 

イーサリアムを投資目的で取引する人にとってはさほど重要ではないので、あまり意識しないで問題ありません。

イーサリアム(Ethereum/ETH)とビットコインとの違い

正確に説明すると、ビットコインは通貨、イーサリアムはプラットフォーム

イーサリアムは「スマートコントラクト」という思想を持っていて、イーサリアムのネットワークをベースにしたサービスやアプリケーションが今後生まれ、プラットフォームとして機能していく可能性が高いです。

 

それに対して、ビットコインは法定通貨と同様に物の売買や決済などに利用されることが主な利用方法となります。イーサリアムは土台となるブロックチェーン技術を応用することで新しい機能を生み出すためのプラットフォームとしての役割を持っているなど、通貨にとどまらない可能性を秘めている点がビットコインと大きく異なります。

ブロック生成時間がビットコインよりも短い

ビットコインのブロック生成時間はおよそ10分ですが、イーサリアムのブロック生成時間は平均15秒です。ビットコインの問題の一つであった承認までの時間がイーサリアムでは大幅に短縮されている形になっています。

 

イーサリアムのマイニングの方法はGhostプロトコルと呼ばれていて、Uncleのマイナーにも報酬が支払われます。つまりメインチェーン以外のブロックを生成しても報酬が貰え、ハッキングの際にはUncleを含めた全てのブロックをハッキングする必要がありハッキング難易度が上がるという優れた仕組みでした。

 

スマートコントラクトの脆弱性

イーサリアムの代名詞といえるスマートコントラクト機能はとても便利な機能である反面、白紙の部分が多く脆弱性を生むことが原因で、ハッキング攻撃を受けやすい特徴を持っています。

 

実際イーサリアムは誕生以降ビットコインよりも多くシステム修正をしています。イーサリアムが関わっている有名な事件にはThe DAO事件というものがあります。

 

DAOはイーサリアムを土台に作られ、2016年5月に公開された仮想通貨でしたが、公開から2ヶ月もたたないうちにハッキングされ通貨の1/3が盗まれる事件をおこしてしまいました。イーサリアムの信用はガタ落ちし、通貨としての価値(ETH価格)も急落し、イーサリアムへの投資を手控える動きが加速しました。

 

速やかに事件の究明がされ、結局イーサリアムのプラットフォームには問題はなく、DAOのプログラム情報に不備があったことが判明し、イーサリアム側はDAOの取引記録をハードフォークという方法で盗まれる以前の状態へと復旧させました。

 

この対応により事件は円満解決しましたが、イーサリアムの内部に仮想通貨に対する考え方や方向性の違いを生じさせ、イーサリアムはイーサリアムとイーサリアムクラシックに分裂を引き起こしました。

 

 

また、イーサリアムは多くの国内取引所で購入することができ、国内仮想通貨取引量No.1、セキュリティNo.1のビットバンクでも購入が可能です。

ビットバンクの登録で分からないことがあったら【bitbank(ビットバンク)の口座開設、登録、本人確認、二段階認証】を参考にしてください。

さらに詳しくイーサリアムにおすすめの取引所を知りたい方は、【イーサリアム(ETH)のおすすめ取引所ランキング!買い方や購入方法】を参考にしてください。

 

 

また、イーサリアムの将来性について知りたい方は、【イーサリアム(ETH)の将来性、今後の価格・将来価格】を参考にしてください。

 

 

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