ウェルスナビ(WealthNavi)と投資信託の比較
ウェルスナビとは
ウェルスナビは、ウェルスナビ株式会社が提供している人気のロボアドバイザーサービスです。
簡単な質問に答えるだけでスタートできる上に、資産配分から税金対策までの過程において高度な運用をしてくれます。
未経験者には「胡散臭い」と思われやすい投資運用ですが、ウェルスナビは、金融商品取引業者ライセンス(関東財務局長(金商)第2884号)を保有し、日本証券業協会や一般社団法人 日本投資顧問業協会にも加入し、SMBCベンチャーキャピタルやみずほキャピタル、三菱UFJキャピタルと提携していたりと、かなり良いイメージです。
ウェルスナビの評判についてより詳しく知りたい方は【ウェルスナビ(WealthNavi)の評判、口コミ、メリット・デメリットを徹底解説!】を参考にしてください。
当サイトでは、ウェルスナビ(WealthNavi)の口座開設方法に関して誰でも読めば分かるように、画像付きで解説しています。さっそくウェルスナビの登録をしたい方は【ウェルスナビ(WealthNavi)の口座開設、登録方法】を参考にしてください。
投資信託とは
投資信託は、投資計画に賛同して出資することで利益の一部を受け取れる金融商品です。
有価証券と同様の扱いになっており、任意の数量を自由に売買できます。流動性が高く、株式のように時価が変わるため、これから値上がりする銘柄を選ぶこともポイントです。
運用会社が企画・運用を行う一方で、集めた資金は信託銀行が責任を持って管理しています。販売については運用会社が直販するケースと、証券会社などの金融機関が窓口になるケースの2つです。多くの投資家から資金を集めるために、だいたい後者の販売会社による営業となっています。
バリエーションが豊富で、個人ではお金を出しにくい分野にも少額から投資できます。資金が増える対象に分散投資を行い、リスクを抑えることで、常に安定した収益が可能となります。
いずれかの金融機関で投資信託を購入したら、利益の一部である分配金を受け取ります。最終的には、投資信託の売却によって返還された元本と累積した分配金の2つが手元に残るのです。
ウェルスナビ(WealthNavi)と投資信託の違い
ウェルスナビと投資信託では、入金するだけのウェルスナビの方が簡単です。色々な点で違いがあるので、自分のイメージに合っているのかどうかを確認しておきましょう。
メリットとデメリットを理解すれば、ムダのない投資運用を実施できます。
手軽さ
ウェルスナビは、ロボットが自動的に運用を代行してくれるため、入金してから「どこに投資するべきなのか?」で悩まずに済むのが特徴です。
手軽さではウェルスナビが投資信託より上回っているものの、投資信託でも購入後には分配金を受け取るだけのお任せになります。
分配金を指定した銀行口座で受け取るのか、それとも内部で再投資するのかは、その投資信託の運用方針によって異なります。
両方ともに言えることですが、手間がないメリットは、投資に詳しくなってからの物足りなさにもつながるかもしれませんね。
自分自身でも投資運用の経験を積んでおき、ウェルスナビの有効性を検証していくのがベターです。少額で試しながら見極めていくことをおすすめします。
手数料
手数料に関しては、原則的に投資信託の方が低コストになります。
ウェルスナビは預かり資産の1%(現金部分を除く、年率・税別)が手数料になっており、金融商品の選択から全てお任せであることを考えると安い水準です。
しかし、ウェルスナビの管理費の他に、海外ETFの購入手数料も支払う必要があります。
投資信託では、元本や利益から定期的に信託報酬という手数料を払います。インデックスファンドなら年0.2%前後の手数料の商品もあります。
集めた資金の運用と管理を行っている投資信託には、特定の投資家のために資産配分の調整を行う業務は含まれていません。
投資家本人が売買の判断と注文を出す必要があるので、投資運用の知識が求められます。
投資信託で支払う手数料は、目論見書などの公開データに全て記載されています。
情報公開においては、法律によって細かく決められている投資信託の方が優れているのが現状です。
ウェルスナビの手数料についてより詳しく知りたい方は【ウェルスナビ(WealthNavi)の手数料と入金方法について徹底解説!】を参考にしてください。
NISA・つみたてNISA
ウェルスナビでは、NISA(少額投資非課税制度)枠を利用することが可能です。2021年2月17日より、自動でおまかせの資産運用ができる新機能「おまかせNISA」が利用できるようになりました。
NISA・つみたてNISAは、国民1人につき1口座だけ保有することが可能で、別の金融機関に変更する時には所定の手続きを済ませる必要があります。
投資による利益の約20%が税金になるので、長期間の運用になるほどNISA口座のメリットが大きくなります。
また、別の金融機関のNISA口座で運用している投資信託をウェルスナビに移すことはできません。逆に、ウェルスナビからNISA口座へ移管することもできず、それぞれが独立した存在です。
条件を満たした一部の投資信託のみがNISA・つみたてNISAの対象で、その中から年間の投資金額の上限に達するまで購入するのが基本的な流れになっています。
最低投資額
最低投資額は、最小で100円から投資できる投資信託の方が有利です。
ウェルスナビは基本的に初回10万円、積み立てる場合は月々1万円からの投資のため、積み立てていくには毎月の家計を調整しなければいけません。
投資信託によっては、途中で解約する時のペナルティとして、信託財産留保額という手数料が別途かかります。
ウェルスナビはペナルティなしで出金可能ですが、投資効率が下がるのと、投資した時点より円高だった場合、為替差損が発生します。
毎月積み立てていく場合には、最低投資額が少ないほど投資しやすくなります。
原則的にいったん投資した分はしばらく回収せず、使う予定がない余剰金で行いましょう。
途中で現金に戻すと、せっかく利益が増えているのに中断してしまい、リスクを背負ってまで投資した意味がなくなってしまうので要注意です。
また、ウェルスナビで少額を運用したい方は、おつり投資のマメタスの利用をおすすめします。
投資商品
投資信託の投資先は商品によって異なるため一概には言えませんが、不動産から有価証券まで幅広く投資します。
ウェルスナビも不動産や金、海外ETFなどへ幅広く投資しています。
海外ETFは、海外の証券取引所に上場している投資信託です。そのため、アメリカの海外ETFであれば、米ドル建ての資産になります。米ドルから日本円に戻すと為替レートによって資産価値が変わるので、為替リスクについても注意しなければいけません。
なお、証券会社の口座では、自分自身で海外ETFを買い付けられます。
海外ETFの運用による利益と、ウェルスナビでしか享受できないメリットは、きちんと区別して考えることが大切です。
投資信託では、銘柄を変えながら運用した後に、外貨預金として受け取る選択肢もあります。それに対して、ウェルスナビでは、外貨のままの出金はできません。
ウェルスナビの投資先の割合は運用プランによって異なります。詳しく知りたい方は【ウェルスナビ(wealthnavi)の運用プランとリスク許容度】を参考にしてください。
ウェルスナビ(WealthNavi)と投資信託どちらがいい?
よく分からないから全てプロに任せたい方には、ウェルスナビが向いています。
投資信託は自分で自由に組み合わせられるので、より効率の良い投資運用にチャレンジしたい方や、投資家としてレベルアップしたい方に最適です。
ウェルスナビが向いている人
投資運用に手間をかけたくないが、将来に備えてお金を増やしておきたい人にマッチしているのが、ロボアドバイザーが自動で運用してくれるウェルスナビです。
完全に放置できることから、毎月の自動積立と併用することで気づかないうちに大きな資産に育てられます。
仕事の合間を縫ってわざわざ投資運用の勉強や経験を積むのは嫌だという層を狙っており、実際にどんどん預かり資産が増えています。
外部サービスとの提携が多く、自分が利用している業者から始められるのも大きなメリットです。
ウェルスナビの外部サービスとの連携について詳しく知りたい方は【ウェルスナビ(WealthNavi)の他社提携サービスでもっとお得に資産運用!】を参考にしてください。
銀行や郵便局では満足できる金融商品がないことから新たに参入してきた主婦の姿も目立つのが、ウェルスナビの特徴です。
そんな主婦に人気の、おつりで資産運用できるスマホアプリ「マメタス」については【ウェルスナビが提供するマメタスとは?仕組みやメリット・デメリット、評判について解説!】を参考にしてください。
投資信託が向いている人
本気で投資家を目指したい人には、やはり投資信託がおすすめです。
ウェルスナビの半分以下の手数料に抑えることが可能で、さらに自分の判断でポートフォリオを調整できます。
投資信託に関するノウハウは、インターネット上でも多く見つけられます。
自分のお金で勉強すると、その分だけ投資に必要な考え方や銘柄選びのコツが分かってくるのです。
少額から投資できて、実際に損益を体験しながら投資家として成長できるのは、見逃せないメリットです。
自らのレベルアップによる投資効率の向上は、将来的に新たな選択肢を作り出します。
また、儲けた分の利益が非課税になるNISA・つみたてNISAの対象となることから、長期運用ではかなり有利です。
ウェルスナビの運用方針はホームページで公開されているため、似たような運用内容の銘柄を同じ割合で組み合わせれば、疑似的に再現できます。
ただし、投資信託の場合、保有している銘柄のリバランスは自分で行う必要があるので、事前にしっかりと投資計画を立てておくことが重要です。
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また、当サイトでは、ウェルスナビ以外のロボアドバイザーも紹介しています。他のロボアドバイザーサービスも比較したい場合は【【ロボアドバイザー(AI投資)16社を比較】おすすめ業者をランキング形式で紹介!】を参考にしてください。