マネラップ(MSVLIFE)とは
マネラップとは、マネックス証券が提供している投資一任型ロボアドバイザーです。
マネックス・セゾン・バンガード投資顧問が投資一任契約に基づいて運用しています。
マネックス・セゾン・バンガード投資顧問は2015年8月に設立されました。
マネックスグループ株式会社、株式会社クレディセゾン、バンガード・グループの出資を受けています。
投資顧問とは顧客から財産を預かり投資一任契約を行う会社です。
投資一任契約とは言葉の通り顧客が投資を一任する、つまり「おまかせ」で運用する契約のことです。
顧客は運用方針を投資顧問業者に伝え、投資顧問業者は自らの判断で顧客の利益の為に有価証券の取引を行います。
投資一任契約では売買の取引の度に顧客から同意を得る必要はありません。
この記事では、マネラップの特徴やメリット・デメリット、口座開設方法、評判・口コミについて詳しく説明しています。
ロボアドバイザーについてより詳しく知りたい方は、こちら『ロボアドバイザー(AI投資)とは?メリット、デメリット、評判、口コミを徹底解説!』の記事をご覧ください。
おすすめのロボアドバイザーを知りたい方は、こちら『【ロボアドバイザー(AI投資)16社を比較】おすすめ業者をランキング形式で紹介!』の記事で詳しく解説しています。
マネラップ(MSVLIFE)の特徴
マネラップの人気の秘密はどこにあるのでしょうか。マネラップの特徴をご紹介します。
国内外のETFに分散投資
マネラップは低コストのETFに分散投資を行います。
地域や投資対象を株や債券、REITに分散投資をすることでリスクを抑えて運用することができます。
リスクのある商品で運用しますので、元本保証ではありませんが様々な資産に分散投資をすることでリスクを低減しています。
運用プランが選べる
マネラップの運用プランは大きく分けて「おまかせコース」と「カスタマイズコース」に分かれます。
「おまかせコース」は簡単な質問に答えるだけで自動的にプランを作成してもらえる初心者向けのコースです。
カスタマイズコースは運用期間やリスク許容度等を自由に設定して運用するコースです。
カスタマイズコースの運用方法は以下の表のように、大きく分けて3つあります。
ためる | そなえる | たのしむ | |
目的 | マイホームの購入等、目的のためにお金を貯める | 収入があるうちはお金を貯めていき、老後に取り崩していく | 今ある貯蓄を一定額取り崩していく |
運用資金の支払い方法 | 毎月一定額積み立てる | 一定期間までは毎月一定額を積み立てる | 一時金で支払い運用する |
資産の切り崩しができる
マネラップの運用プランで注目するべきは資産の切り崩しが可能であることです。
現役時代には収入から一定額を積み立てて運用することができ、引退後は現役時代に貯めた資金を取り崩して生活費に充てることができます。
人生100年時代と言われ、少子高齢化が進んでいる日本では老後資金を自分で確保しなければならない時代と言われています。
マネラップの運用プランは自分で年金を作っていくようなイメージで運用ができますので、老後資産を形成するにはピッタリの商品と言えるでしょう。
マネラップ(MSVLIFE)のメリット
マネラップにはどのようなメリットがあるのでしょうか。他の金融商品との比較をご紹介します。
少額で投資が可能
マネラップは1,000円と少額から始められる点が魅力です。
何事も継続が大切。お金を確実に貯めるには毎月一定額を積み立てていくのが一番です。
少額から始められるマネラップなら無理の無い範囲で積み立てることができるので、確実に資産を貯めていくことができます。
手数料が安い
マネラップはETFを中心に運用していくため、手数料が安いことが特徴です。
低コストのETF中心に運用することで基本的に1%未満の低コストでプロに運用を任せることができます。
クレディセゾンの永久不滅ポイントで運用できる
マネラップはクレディセゾンの永久不滅ポイントを使って運用することができます。
「自分で貯めたお金を運用してリスクを取るのはちょっと・・・」という方はまずは貯めたポイントで運用を始めてみてはいかがでしょうか?
ポイントであれば、気軽に運用ができるという方も多いはずです。
体験コンサルティングで初心者も安心
マネラップは体験コンサルティングがありますので、初心者でも安心して運用することができます。
体験コンサルティングは資産運用に関する簡単な質問に答えるだけで、資産配分のシミュレーションを行えるツールです。
気軽に体験できますので、興味がある方はまずは体験コンサルティングを行ってみるとよいでしょう。
マネラップ(MSVLIFE)のデメリット
ここまで、マネラップのメリットについてご紹介しました。では、マネラップにはどのようなデメリットがあるのでしょうか。
マネックス証券とは別に口座を作る必要あり
マネラップはマネックス証券の口座をお持ちの方でも投資一任専用口座を作る必要があります。
また、マネラップには銀行からの自動引き落とし機能が無いため、専用口座に入金する必要あります。
給与口座から引き落としができないので、手続きや入金手続きが少し面倒な点が不便な点です。
NISA口座・つみたてNISAが利用できない
マネラップは投資一任運用の契約となるため、少額投資非課税制度のNISAを利用することはできません。
非課税での運用メリットを重視する方は投資信託や株で運用する必要があります。
マネラップ(MSVLIFE)の口座開設方法
事前準備
- 登録用のメールアドレス
- 本人確認書類(運転免許証、マイナンバーカード(個人番号カード)、マイナンバー確認書類)
まずはマネックス証券の総合取引口座開設が必要
マネラップを始めるにはマネックス証券の総合取引口座を開設する必要があります。
マネックス証券の口座開設は「ペーパーレス口座開設」と「郵送による口座開設」を選択することができます。
ペーパーレス口座開設は本人確認書類やマイナンバーカードを画像でやり取りすることで、書類郵送が不要となりスピーディに口座開設ができます。
【総合取引口座開設手順①】
マネックス証券マネラップのページ(https://info.monex.co.jp/lp/msvlife.html)で「口座開設」をクリック
【総合取引口座開設手順②】
「ペーパーレス口座開設」か「郵送による口座開設」を選択(ペーパーレスがオススメ!)
「お申込み内容の入力フォームへ」をクリック
【総合取引口座開設手順③】
氏名・生年月日・住所等個人情報を入力します。
「マネラップ(MSV LIFE)投資一任口座の開設」にもチェックを入れて、「次へ」をクリックします。
【総合取引口座開設手順④】
本人確認書類等をアップロードします。
本人確認書類のアップロード完了で総合取引口座開設手続きは終了です。
マネラップでの運用方法
マネックス証券の口座作成とマネラップ専用の投資一任口座の開設が完了するといよいよマネラップで運用を始めることができます。
マネラップでの運用手順を見ていきましょう。
【マネラップの運用開始手順①】
マネックス・セゾン・バンガード投資顧問から届くIDと初期パスワードを入力してマネラップ用のページにログインします。
【マネラップの運用開始手順②】
パスワード設定が完了すると書面の電磁的交付等の確認を承諾にチェックを入れ、資産計画を作ります。
【マネラップの運用開始手順③】
MSV LIFEにログインし、「資産計画をはじめる」をクリックします。
【マネラップの運用開始手順④】
簡単な質問に答えると資産計画を作成することができます。
資産計画の作成は無料体験版がありますので、一度試してみてはいかがでしょうか。
マネラップ(MSVLIFE)の評判・口コミ
実際にマネラップの運用をしている方はどのような感想を抱いているのでしょうか。
マネラップに関して実際に運用している方の口コミをご紹介します。
好意的な意見
ブログ等を見るとマネラップについては好意的な意見は以下のようなものが書かれています。
- 取り崩し機能が良い
- 少額から始められるため、コツコツ貯めていくには良い
- 手数料が1%未満と割安
取り崩し機能はロボアドバイザーとしては珍しい機能であり、取り崩し機能が契約の決め手となる方も多いようです。
批判的な意見
一方、マネラップについては批判的なものは以下のようなものがあります。
- 専用の口座に入金する必要があり、入金手続きが面倒なので、毎月の積立には不向き
- WealthNaviの「DeTAX(自動税金最適化システム)」のような「これ」といった売りが無い
マネラップに関して最も批判的な意見が多かったのは「入金手続きが面倒」というものでした。
確かに毎月積立をするのに、毎月給料口座から他の口座に移すのは少し面倒かもしれませんね。
Twitterで書かれている意見
Twitterではマネラップと他社のロボアドバイザーの比較について書かれています。
やはり、退職後の取り崩し機能については珍しい機能であり、好意的な意見が寄せられています。
②マネラップ(マネックス証券)は、様々な目的に応じたアドバイスを行っていて、例えば、定年退職までの積立だけでなく、退職後の「引き下ろし」についてもシミュレーションするなど、顧客の人生プランに沿っている点がよろしい。 pic.twitter.com/ksSRUV0Esf
— Ikuy Usay Arahi (@ikuy_usay) June 4, 2017
マネラップって地味な印象がありますが、実は手数料は楽ラップと並んでトップクラスに安いんです!ただ、プランニング要素がある分投資初心者には難しいかなーという印象も。#マネラップ #ロボアドバイザー https://t.co/rLvPRZOgua
— モーニング (@rakuwrap) 2019年2月28日
マネラップ、特定口座作れるようになったのか。しかし、もう一般口座作っちゃってるから自分で集計して確定申告しないといけないんだよな。ときすでに遅し。
— せとやま (@setoyama60jp) 2019年4月4日