ビットコイン決済とは?
ビットコイン決済とは、クレジットカードや電子マネーのように店舗にて、商品の販売や飲食店での会計にビットコインで支払いを受け付けることです。
ビットコイン決済においてユーザー側のメリットデメリットはこちらのページで紹介しています。
ビットコイン決済導入のメリット
ビットコイン決済を店舗に導入する場合、複数のメリットがあります。特別な端末は必要なく、スマホかタブレットで決済をすることが可能ですので、お客様側の選択肢を増やす意味でも導入をおすすめします。主なメリットは以下の通りです。
手数料が安い
bitFlyerが提供しているbitWire shopなら、手数料はわずか1%です。クレジットカード決済の3.24%~8%と比べても格安です。もちろんお客様側で負担する手数料もゼロです。
入金フローが早い
bitWire shopの場合、最短で即日or翌営業日入金となっているため、小規模店舗でもキャッシュフローを気にせず導入検討が可能です。売上申請などの手間もありません。入金は店舗側のbitFlyerアカウントに入金されますので、bitFlyerに紐づけしてある銀行口座に日本円を出金すれば、即座に日本円を手にすることが可能です。
話題性がある
ビットコイン決済ができるということで、好奇心旺盛な人は一度持っているビットコインで決済してみたいと思うものです。もし導入店舗のエリアで初めてのビットコイン決済導入店であれば、メディアの取材もあるかもしれません。
外国人の需要を取り込める
海外から大量の現金を持ってくるのは大変。また、空港での税金も取られます。ビットコインであれば、ウォレットに何億円と入れて持ち歩くことが可能です。
また、海外に国籍を置く日本人億り人も多くいるため、そういった方々はどうしてもビットコインで支払いたい事情を持っています。
入金は日本円(BTCを選択することも可)
「決済をビットコインでしたら、店舗への入金もビットコインになるの?申告がめんどくさそう。」と思われるかもしれませんが、bitFlyerのbitWire shopなら、日本円で入金されます。そのため、売却益などは発生しません。仮想通貨取引の面倒な部分も、利用者に不利にならないようカバーされています。
ビットコイン決済導入のデメリット
一般的にビットコインを知っている人、ビットコイン決済導入店はまだまだそれほど多くありません。それだけに以下のようなデメリットも存在します。
価格が変動している
日本円との価格が1秒ごとに変わるため、決済のタイミングによってはユーザーが支払う予定だったBTCの額が多くなったり少なくなったりします。(上述の通り、店舗への入金は日本円でされるため、店舗側の売上金額は変わりません。)
スタッフに対しての教育コスト
お客様からビットコイン決済を希望された際、レジスタッフが対応できることが条件となります。操作方法はとても簡単なので、後述の「ビットコイン決済時のやり方」をご確認ください。決済は1円からでもできますので、テストで1円分のビットコイン決済をしてみてもいいかもしれません。また、お客様から仮想通貨に関して思わぬ質問をされることもあるので、店舗責任者の方は若干の知識も必要かもしれません。
決済完了に時間がかかることがある
トランザクションの混雑具合により、承認に時間がかかることがあります。そのため、店舗が忙しい時間や低単価商品の小売店などには向いていないかもしれません。
店頭ビットコイン決済サービスbitWire shopのビットコイン決済時のやり方
この記事では、主に日本で一番使われているbitFlyerが提供するbitWire shopの例でご説明します。操作はとても簡単なので、スタッフ教育の際も2、3度教えれば使えるようになるかと思います。請求額を入力し、QRコードを表示、お客様にそのQRコードを読み取ってもらう。という3ステップで完了です。以下図解しますので是非試してみてください。
QRコードを見せて請求
スマホもしくはタブレットでbitFlyerにログインした状態で左上の三本線をタップします。
「Pay」をタップします。
「請求」をタップします。
ここでは
の3つのビットコイン決済方法が選択できます。
店頭での決済の場合「QRコードを見せて請求」を選択しましょう。
会計の金額を入力します。(※注)金額の右側の矢印で日本円かBTCかが選択できます。
「QRコードを見せて請求」をタップします。ここでは100円を入力しています。
金額を確認し、「確認」をタップします。
支払い用のQRコードが表示されるので、こちらをお客様に見せて、決済してもらいます。
メールアドレス・履歴へ請求
遠方のお客様へは、「メールアドレス・履歴へ請求」という方法で、ビットコイン決済をしていただくことが可能です。
「Pay」をタップします。
「請求」をタップします。
「メールアドレス・履歴へ請求」をタップします。
スマホorタブレットの電話帳内のメールアドレスを参照します。その中から選択します。
金額を入力し、確認をタップします。
お客様へ以下のようなメールが届きます。
※このメールを受信したお客様がビットコイン支払いをするためには、bitFlyerのアカウントが必要です。不便なので、あまり使う機会はないかもしれませんね。
リンクを送る
「リンクを送る」機能で、LINEなどのメッセージツールで、もう少し気軽に請求することもできます。
※この場合も上記「メールアドレス・履歴へ請求」と同様に、お客様側でbitFlyerのアカウントが必要となります。
ビットコイン決済時の店舗側の税金はどうなる?
bitWire shopでの設定で決済時のレートでBTCが自動的に売却されるため、もちろんBTCの売却損益は発生しません。
管理画面では、
・自動売却なし
・全額自動売却
・価格保証売却
の三つの設定が選べるようになっていますので「価格保証売却」が選択されているか確認しましょう。
デフォルト(設定変更していない場合)は「価格保証売却」になっています。
100円分のBTCで販売した商品の代金は100円で受け取ることができるということです。
売上金は当日もしくは翌日、店舗側のbitFlyer口座に振り込まれます。
bitFlyerのビットコイン決済システムbitWire shop導入方法
BitWire shopを導入するには、bitFlyerのアカウントを持っている必要があります。
bitFlyerの口座開設方法に関しては、【ビットフライヤー(bitFlyer)の口座開設、登録、本人確認方法】をご確認ください。
bitFlyerの口座をすでに持っている方は以下の手順ですぐにビットコイン決済を始めることが可能です。
左のメニューから「bitWire shop」をクリック。
利用規約を読み、チェックボックスにチェックを入れ、bitWire shopに申し込むをクリック。
ショップ名・ショップURL・商品の平均単価・取り扱い商品を入力し、「この内容で登録する」をクリック。
審査完了したらbitFlyerからメールが届きます。
ビットコイン決済を導入後のcoinmapへの登録方法
coinmapでは、Googleマップのようなインターフェースでビットコイン決済に対応している店舗を探すことができます。ビットコイン決済を導入したらcoinmapへ登録しましょう。世界中のビットコインユーザーがビットコイン決済可能な店舗を探しています。
https://coinmap.org/へアクセスしたら左下をクリックします。
「LOGIN」をクリックし、
- TREZOR
- GITHUB
のいずれかでログインします。
地図上で、導入店舗の場所まで移動し、右クリック「Add Venue」をクリックします。
- 店舗名
- カテゴリ
- 住所③
- 部屋番号
- 郵便番号
- 市区町村
- 都道府県
- 国
- 電話番号
- メールアドレス
- ホームページアドレス
- FacebookURL
- TwitterID
- 店舗紹介文
を入力し「SAVE」をクリックします。
以上で登録完了です。
あとは、ビットコイン決済対応している旨、店頭でPOPや、ホームぺージ、SNSなどを活用しアピールしましょう。
【番外編】ネットショップ(ECサイト)でビットコイン決済を導入するには?
上記でご説明したbitWire shopでも対応が可能ですが、GMOペイメントゲートウェイの決済サービスを利用するのもおススメです。
GMOペイメントゲートウェイ社ではクレジットカード決済・コンビニ決済・LinePayや電子マネー決済など様々な決済手段が用意されています。