Electrumとは?使い方やインストール方法を分かりやすく紹介!

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Electrumとは?

Electrumとは、ビットコインに対応したソフトウェアウォレット(ローカル環境で操作するウォレット)になります。

 

ソフトウェアウォレットには、ブロックチェーンを全てダウンロードする「完全型」と、一部のみダウンロードする「簡易型」の2種類がありますが、Electrumは簡易型であるため、容量がそこまで必要ではなく、インストール時間が短いという特徴があります。

 

ソフトウェアウォレットについて詳しく知りたい方は、【仮想通貨のソフトウェアウォレット(ローカルウォレット)とは?おすすめを紹介!】を参考にしてください。

 

Electrumの使い方

Electrumの使い方を画像付きで順に紹介していきます。

 

※Electrumは日本語対応済のウォレットですが、ウォレットの作成が完了するまでは、英語表記のまま操作する必要があります。

インストール

ダウンロードページにいき、自分のOSに対応したものをインストールします。Windowsの場合、3種類用意されていますが、「Windows Installer」を選んでおけば問題ないです。

 

フォルダを起動すると、以下のような画面が表示されますので、「Install」をクリックします。

Electrumインストール02

インストールが完了すると、以下のような画面が表示されますので、「Close」をクリックします。

Electrumインストール03

 

ウォレットの作成

先ほどインストールした「Electrum」を起動し、ウォレットの作成の設定をしていきます。起動すると、まずサーバーの接続方法について聞かれますが、「Auto」のままにしておき、「Next」をクリックします。

Electrumウォレット作成01

次にウォレットの名前を設定する画面に進みますので、任意の名前を入力し、「Next」をクリックします。

Electrumウォレット作成02

次に作成するウォレットの種類を決めます。Electrumでは、以下の種類のウォレットを作成することができます。

 

英語表記説明
Standard Wallet通常のウォレット
Wallet with two-factor authentication二段階認証付きのセキュリティ性が高いウォレット
Multi-signature walletマルチシグ対応(秘密鍵を分割管理)をしているウォレット
Import Bitcoin addresses or private keysビットコインアドレスまたは、秘密鍵をインポートする

 

通常のウォレットの場合

通常のウォレットの場合、「Standard wallet」を選択して、「Next」をクリックします。

Electrumウォレット作成03

次に「Create a new seed(新しいシードを作成)」を選択して、「Next」をクリックします。seedとは、ウォレットを復元するときに必要になる12個の英単語のことです。

Electrumウォレット作成04

「Segwit」を選択して、「Next」をクリックします。

Electrumウォレット作成05

12個の英単語(シード)が表示されますので、紙などにメモして、「Next」をクリックします。

※シードはウォレットの復元の際に必要になりますので、必ず間違いがないようにメモしてください。

Electrumウォレット作成06

メモしたシードを入力して、「Next」をクリックします。

Electrumウォレット作成07

次に「Password(パスワード)」と「Confirm Password(パスワード確認)」を入力して、「Next」をクリックします。

※パスワードの強度が「Strong」になるように設定することを推奨します。

Electrumウォレット作成08

ここまでの手順で、通常ウォレットの作成が完了します。ウォレットの作成が完了すると、日本語表示に変更することができます。やり方は、記事後半を参考にしてください。

 

二段階認証付きのウォレットの場合

次に二段階認証付きのウォレットの作り方を説明していきます。Erectrumでは、複数のウォレットを作ることができますので、すでに通常のウォレットの作成が完了した人でも、二段階認証付きのウォレットを作成することができます。

 

まずは、「ファイル」→「新規・復元」をクリックします。

Electrumウォレット二段階認証付き01

通常のウォレットを作成したときと同じく、ウォレットの名前を設定し、「次へ」をクリックします。

ウォレットの種類を選択する画面に進みますので、「Wallet with two-factor authentication」を選択し、「次へ」をクリックします。

Electrumウォレット二段階認証付き02

以下のような画面が表示されますので、「次へ」をクリックします。

Electrumウォレット二段階認証付き03

シードのメモやパスワードの設定などを求められますので、先ほどの手順と同じように行います。

 

次にメールアドレスの入力が求められますので入力し、「Accept」をクリックします。

Electrumウォレット二段階認証付き05

QRコードが表示されますので、グーグルの認証アプリである「Google Authenticator」で読み取り、表示される6桁の数字を入力して、「次へ」をクリックします。

Electrumウォレット二段階認証付き06

ここまでの手続きが完了すると、送金時に二段階認証が必要になるウォレットを作成することができます。Electrumは、ソフトウェアウォレットであるため、ウェブウォレットや取引所よりも安全性が高いですが、二段階認証を設定することで、さらにセキュリティ性を高めることができます。

 

日本語に変更する方法

Electrumは、日本語にも対応しているため、ウォレットの作成が完了したら、日本語表示に変更することをおすすめします。

 

まずは、画面右下にレンチのようなマークをクリックします。

Electrum日本語変更01

「Appearance(表示)」を選択し、「Language(言語)」を「Default」から「Japanese」に変更します。

Electrum日本語変更02

Electrumを一度閉じて、再度ログインすると言語が変更になっています。また、通貨の基本単位は、mBTC(ビットコインの1,000分の1の単位)になっていますが、見慣れていない人はBTCに変更しておきましょう。

受け取り、入金方法

Electrumで、コインを受け取るためには、まずは「請求」をクリックします。

すると入金アドレスを確認することができますので、右横にある「コピーボタン」をクリックして、他の取引所やウォレットから送金を行います。

Electrum受け取り01

 

送金方法

Electrumで送金を行うためには、まずは「送信」をクリックします。すると、以下のような画面に進みますので、「送信先」に送金アドレスをコピー、「金額」を入力、「手数料」を設定し、「送信」をクリックします。

 

手数料は目盛りを動かすことで設定することができ、右側に行けばいくほど「高い手数料で早く着金させる」設定になります。

 

手数料に応じた着金時間を知ることもでき、「within 5 blocks」の場合は5ブロック以内に処理が行われ、約50分以内には着金すると考えることができます。

Electrum送金01

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