Dapps(分散型アプリケーション)とは?将来性や活用事例、定義を解説!

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Dapps(分散型アプリケーション)とは?3つの定義

Dapps(ダップス)とは「Decentralized Applications」の略で「ブロックチェーンを用いた非中央集権的なアプリケーション」のことを意味します。

 

スマホアプリなどがAppと略されることが多いですが、そのAppに「分散型・非中央集権」という意味の「Decentralized」の頭文字のDを足してDappsとなっています。

 

Dappsは、特定の管理者(運営会社など)がいないこと以外は、従来のアプリとは基本的に同じであり、「ブロックチェーン」や「イーサリアムのスマートコントラクト」といった技術を活用することで、自律的に運営されているといった特徴があります。

 

ただし、Dappsには明確な定義があり、David Jonston氏によって、次の4つの基準に全て当てはまるものがDappsであると定義付けされています。

 

ちなみに、Dappsと言えば、ゲームや取引所のイメージが強いかもしれませんが、ビットコインも以下の定義に当てはまるため、Dappsであると考えることができます。

 

①完全にオープンソースで、自律的

Dappsは、ソースコードが完全に公開されていて、ソースさえあれば勝手に動作しないといけないと定義されています。また、ハードフォークを実施するなど、プロトコルを変更する際は、ユーザーの合意によって行われる必要があるともされています。

 

アプリケーションが完全にオープンソースでなければならない。また、自律的に動作する必要があり、トークンの大部分を支配する存在(政府、企業、組織)がいてはならない。
アプリケーションは提案された改善案や市場からのフィードバックに応じて、プロトコルを改変することはできるが、全ての変更は、ユーザーの合意によって決定されなければならない。

 

②データの管理が公開されたブロックチェーン上に行われる

従来のアプリケーションは、運営会社によって中央集権的に管理され、データも管理者のサーバーに一元的に管理されています。しかし、Dappsの場合は、データや記録が、特定のサーバー上に一元管理されるのではなく、公開された分散型ブロックチェーン上に管理される必要があります。

中央の単一障害箇所を避けるため、アプリケーションのデータと操作記録は、公開された分散型のブロックチェーンに暗号化されて、格納される必要がある。

③トークンが報酬として付与される

Dappsは、アプリケーション内で使用できるトークンを持っている必要があり、報酬としてトークンが支払いされることも必要になっています。

 

ビットコインを例に考えると、「マイニング」という貢献に対して、新規発行されるビットコインが報酬として与えれています。

アプリケーションの使用に必要な暗号トークンを利用しなければならず、何かしらの貢献をしたマイナーや参加者にトークンが報酬として与えられる必要がある。

④標準化された暗号アルゴリズムに従って、トークンが発行される

トークンの発行は、アプリケーションへの貢献の価値を示す「暗号アルゴリズム」に従って、行われる必要があります。

 

例えば、ビットコインでは、PoW(Proof of Work)というアルゴリズムが採用されており、「膨大な計算を最も早く行い、取引の承認をした」という価値に対して、新たなビットコインが生み出され、マイナーに付与されています。

ノードがアプリケーションに貢献した価値の証明として機能する「標準化された暗号アルゴリズム」に従って、トークンが新しく生み出される必要がある。

Dappsの種類

Dappsには、独自のブロックチェーンを持っているのか、別のDappsのブロックチェーンを利用しているのかという基準によって、Type1からType3までに分類されます。

 

タイプ説明
Type1独自のブロックチェーンを利用している

例:ビットコイン

Type2Type1のブロックチェーンを利用している

Type2のDappsは、プロトコルであり、機能に必要なトークンを持っている

 

例:Omni(ビットコインのブロックチェーン上に作られている分散型プラットフォーム)

Type3Type2のプロトコルを利用している

Type3のDappsもプロトコルであり、機能に必要なトークンを持っている

 

例:Safeネットワーク(Omniプロトコルを利用して、Safecoinを発行している)

 

Type3のDappsは、Type2を利用し、Type2はType1を利用しているため、Type3の数が最も多く、Type1の数が最も少なくなっています。

 

Dapps分類

 

Dapps開発の流れ

開発

Dappsの開発は以下のように行われます。

Dappsの機能を説明したホワイトペーパーの発行

まず最初にプロトコル、機能、実装について説明したホワイトペーパーが一般公開されます。公開された後に、さらなるDappsの開発のために、コミュニティからのフィードバックが必要とされます。

 

初期トークンが配布される

次に初期トークンの配布が行われます。トークンの配布の流れは、どのようなメカニズムを使用するのかによって「誰に配布されるのか」、「どのように配布されるのか」が異なっています。

 

メカニズム説明
マイニングメカニズムマイナーに初期トークンが配布される

最初にマイニングに使用することができる「参照ソフトウェアプログラム」がリリースされる

資金調達メカニズムDappsのステークホルダーに初期トークンが配布される

最初にトークンの受け取りができるウォレットのソフトウェアが利用可能になる

開発メカニズム開発に関わった人に初期トークンが配布される

報奨金制度が導入され、「タスクの実行」、「タスクを行ってる人の追跡」、「奨励金が授与される基準の設定」などが行われる

 

Dappsの所有権の分散

トークンの付与が上記のメカニズムに基づいて進むにつれて、トークンの所有者が増え、Dappsの所有権は分散されていきます。

Dappsが成熟するにつれて、より多様なスキルを持つ参加者が価値のある貢献をする動機付けをするために、特別なインセンティブを与えられ、さらにDappsの開発が進んでいきます。

 

Dappsのメリット

中央管理者が不在

Dappsは中央管理者が不在であるため、「手数料が安くなる」、「アクセス過多によるサーバー落ちがない」、「運営側の不正リスクの排除」などのメリットが挙げられます。

 

例えば、Augur(REP)はDappsであり、未来予測市場(ギャンブル市場)のプラットフォームですが、従来のギャンブルのプラットフォーム(例:オンラインカジノなど)とは異なり、胴元(運営者)が存在しないため、「ギャンブルをするときにかかっていた手数料が不要になる」、「運営者が不正をするリスクがない」というメリットがあります。

 

伝統的な資金調達をしなくても良い

Dappsは伝統的な資金調達(株の売却、配当の支払い、借り入れ、利息の支払いなど)を必要とせず、「トークンが発行され、利用者が所有する」だけで、資金調達、インセンティブ、収益化という一連の流れが全て完了します。

 

トークンの価値は、人々がどれだけアプリケーションを評価するのかで決定され、David Jonston氏のレポートでも、Dappsのコンセプトは、「強力でエレガント」と表現されています。

 

Dappsの課題、デメリット

イーサリアムの画像

Dappsには従来のアプリと比較したときにメリットも大きいですが、イーサリアムの「スマートコントラクト」を利用しているため、スマートコントラクトの課題がDappsの課題にもなっています。

 

スマートコントラクトとは、「履行条件」と「契約条件」を指定しておくことで、自動的に契約を進める仕組みのことです。スマートコントラクトについては、【イーサリアムとは?特徴や仕組み、ビットコインとの違い】で詳しく解説していますので、参考にしていただければと思います。

 

スケーラビリティ問題

ブロックチェーン上で実行されるスマートコントラクトが増えると、処理速度が遅いノードの影響で、全体の処理速度が低下してしまう「スケーラビリティ問題」を抱えています。

 

スマートコントラクトのスケーラビリティ問題は、以下のような技術的な解決策の開発がされていますが、完全に解決されている訳ではありません。

 

技術名説明
Sharding(シャーディング)取引の検証作業をノードごとに分担することで、検証作業の効率化を図る
Plasma(プラズマ)子ブロックチェーンを作り、親ブロックチェーン(イーサリアムのブロックチェーン)に保存されるデータサイズを減らす
Truebitオフチェーンでスマートコントラクトを実行

 

手数料

スマートコントラクトが複雑になればなるほど、スマートコントラクトを実行するために必要なガス量(Gas)が増え、手数料が多くかかってしまいます。

 

手数料を抑えるため、現状のDappsゲームは単純なものが多く、面白味に欠けるものが多いという課題があります。それに対して、中央集権的に運営されているスマホアプリは、複雑な操作もでき、ユーザーを十分に魅了することができるゲーム内容になっています。

 

今後Dappsゲームが人気を獲得し、普及していくためには、複雑なスマートコントラクトを安い手数料で行えるようになることが必要になってくると考えることができます。

 

また、今回紹介した課題以外にも、プライバシーや安全性などの課題があります。

Dappsの将来性

David Jonston氏のレポートでは、Dappsの将来性について、以下のように述べられています。

 

「Dappsは、有用性、ユーザーベース、ネットワーク評価において、世界最大級のソフトウェア企業を凌駕するだろう。」

 

Dappsには、現在まだ課題がありますが、イーサリアムのスマートコントラクトの課題が解決されるにつれて、Dapps自体の課題も解決され、そのメリットにさらに注目が集まっていくことが想定されます。

Dappsの活用事例

ゲーム

CryptoKitties

ゲームはDappsの代表的な活用事例であり、CryptoKittiesやイーサエモンなどが有名ですが、他にもすでに多くのDappsゲームが登場しています。

 

ゲーム名概要
CryptoBots(クリプトボッツ)ロボットの収集や他のプレーヤーとの対戦ができるゲーム
AXIE infinity(アクシーインフィニティ)「アクシー」という空想上の生き物を育てるたまごっちのような育成ゲーム
クリプトスペースコマンダー惑星の探索や対戦ができる宇宙探索ゲーム

 

分散型取引所(DEX)

分散型取引所(DEX)とは、管理者が不在であり、個人同士で仮想通貨の取引を直接行う取引所のことです。現在多くの人が利用しているビットフライヤーやZaif、Binanceなどの取引所は全て特定の法人によって管理されている、中央集権型の取引所になります。

 

分散型取引所は、「ハッキングリスクが低い」、「手数料が安い」、「秘密鍵を個人で管理できる」などのメリットがあり、近年注目を集めています。

 

代表的な分散型取引所は、EtherDelta(イーサデルタ)Bancor0xKyberNetework、Waves Lite Clientなどが挙げられます。

 

分散型ストレージサービス

現在クラウド上にデータを管理するサービス(グーグルドライブやDropbox)などは中央集権的に運営会社によって管理されていますが、ネットワーク上に分散管理するサービスが登場しています。

 

利用者は余っているストレージを販売したり、トークンを支払うことでストレージを買い取ることができ、「シュアリングエコノミー」の仕組みになっています。

 

代表的なサービスである「Storj」には、安全性、料金、スピードなどの面で、中央集権的なストレージ管理サービスに優位性を持っているため、今後の普及に期待がされています。

 

未来予測市場

トランプ

未来予測市場とは、ギャンブル市場のことで、「未来の予測に当たったときに、報酬が支払われる仕組み」になっています。

 

これまでのオンラインカジノなどのギャンブルは、運営側によって不正に操作されていたり、手数料が割高であるというデメリットがありました。

 

しかし、Dappsで予測市場を実現することで、胴元が不要になり、より公平で安い手数料でギャンブルを行うことが可能になります。代表的なものには、コインチェックでも取り扱いがされているAugur(REP)やGnosisが挙げられます。

 

身分認証

ブロックチェーンは改竄ができないため、ブロックチェーン上で個人情報を安全に管理することが可能です。現在、オンラインで決済したり、サービスを利用したりする場合、その都度、個人情報の入力が必要であり、手間がかかっているという問題点があります。

 

こうした課題を解決する代表的なサービスには、uPortという身分認証Dappsがあり、ブロックチェーン上で個人情報を管理し、uPortを介することで、1回1回個人情報を入力する手間を省きます。

 

 

The General Theory of Decentralized Applications, Dapps
参考記事はこちら

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