イーサリアム用のASICマシンがBitmain社により開発
ウォールストーリートの調査会社のRolland氏によると、 Bitmain社がEthash(イーサリアムやその他多くの仮想通貨で使用されるASIC耐性を持ったアルゴリズム)に対応したASIC(特定の用途向けの集積回路)マシンの販売を開始する予定であるとされています。
Ethashは、ASIC耐性を有しているアルゴリズムであるため、これまでは専用のASICマシンでマイニングを行うことはできず、ASIC以外でのマイニングが困難であるビットコイン(BTC)とは異なり、ゲーム用のコンピュータなどで使われるGPUチップでマイニングを行うことができました。
しかし、今回の発表で、今後マイニングアルゴリズムの変更が行われない限りは、GPUチップでのマイニングがビットコイン同様に困難になることが予測されます。
また、同氏は、以下のように述べ、少なくともさらに3社の製造会社が、イーサリアム専用のASICの開発を開始していると付け加えています。
「先週のアジアでの出張で、Bitmain社がすでにイーサリアム専用のASICの開発に成功しており、2018年の第2四半期に販売を始める準備をしていることを我々は確認しました。
Bitmain社が世界初のイーサリアムのASICマシン販売会社になる可能性が高く、また、開発の進捗状況は様々ですが、少なくとも3社がイーサリアム用のASICの開発に取り組んでいます。」
イーサリアムもMoneroと同様にASICマシンに対抗か
匿名通貨で知られているMonero(モネロ)は、ASIC耐性を維持するためにハードフォークを実施する予定であるとされています。
Moneroと同じく、イーサリアムもハードフォークによって、ASICマシンに対抗する可能性が浮上しています。イーサリアムの開発者である、Vlad Zamfir氏がツイッターで、「イーサリアムのハードフォークへの可否」への投票を募集したところ、57%が賛成という結果になりました。
Would you support a hard fork that obsceletes ETH ASICs? (Just wondering, this is not a proposal)
— Vlad Zamfir (@VladZamfir) 2018年3月28日
この投票結果は、イーサリアムのハードフォークが実施されるかどうかに影響するものではありませんが、今後の動向には注視していく必要があるでしょう。
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