仮想通貨Status(ステータス/SNT)とは?
Status(ステータス/SNT)は2017年6月に公開された比較的新しい通貨で、ユーザーがイーサリアム(Ethereum)の分散型アプリケーション(Dapps)に専門知識がなくてもアクセスできるよう開発された、メッセージングプラットフォームです。
メッセージングプラットフォームは、メッセージを通してコミュニケーションをとるソフトウェアの総称で、身近な例でいうとLINEやメールなどがこれに当たります。詳しくは後で書きますが、このメッセージングプラットフォームをブロックチェーンを用いて、分散化するという事には大きなメリットがあります。
Statusはイーサリアムのプラットフォームをベースに作成されているため、メッセージのやりとりだけではなく、ブロックチェーンを介しての送金やスマートコントラクトの実行も可能です。
また、StatusはICOで100億円相当の資金調達を達成しており、プロジェクト始動時からかなり期待されています。
Status(ステータス/SNT)の特徴や仕組み
中央集権型のアプリとは異なり、サービス終了になる危険性が低い
StatusはLINEやGmailなどと違って一つの企業が管理および運営するサービスではありません。従来の中央集権型のサービスでは運営元が倒産してしまうとサービスも強制的に終了になってしまいます。
しかし、Statusは分散型で管理されているため、突然サービスが終了するというシナリオは起こりづらいと考えられます。
プライバシーが確保されている
分散型アプリケーションは、データをネットワーク上に分散して管理しています。例えば、一つのデータが破損してしまったとしても、他のデータを使って復元する事ができます。分散型であれば大事なデータが消えてしまうという事はほとんどありえません。
また、最近しばしば話題になる個人情報の流出ですが、こちらも分散型であればデータ漏洩や中央管理者による悪用などのリスクを減らす事ができます。
Dappsを整理する機能があり、現在は7つのアプリにアクセスができる
StatusはDappsを整理する機能があり、従来のサービスで例えるならApp StoreやGoogle Playのような役割を果たしています。すでにこの機能は使用可能になっており、現在は以下の7つの分散型アプリケーションにアクセスする事ができます。
Gnosis: 市場予測サービス
Oasis Exchange: イーサリアムおよびERC20トークンの交換所
Ethlance: 技術者と企業をマッチングさせるサービス
Aragon: 企業の組織維持および改革を行うためのプラットフォーム
Etheric: 分散型の保険プラットフォーム
Ujo: 分散型音楽配信プラットフォーム
Status(ステータス/SNT)の将来性や今後
Nabil Naghdy氏がCOOとして参画
Statusは昨年の11月に開催されたEthereum Developer Conferenceにて、Nabil Naghdy氏がCOOとしてプロジェクトに参加するという発表を行いました。この人物はあのGoogle Mapsを成功へと導いた人物であり、その経歴は確かなものになっています。
普及へのハードルが高い
Statusの最大の障壁は競合の強さにあると予測されます。日本をはじめ、世界ではすでにいくつものメジャーなメッセージングプラットフォームが存在しています。日本で言えばLINEですが、日本人の9割以上が利用しているとされるこの状況を覆すのは、なかなかハードルが高いのではないでしょうか。
また、これらのメジャーなアプリでは無料で使えていた機能が、Statusでは有料になるという懸念点も存在します。分散型アプリケーションは中央管理者を持たないため、新たな機能を追加する場合は開発をしなければなりません。
しかし、これを開発者が負担するとなると開発が進まなくなってしまいます。そこで、これをユーザー皆で分担し、ユーザーの負担にする事で開発がうまく進み、新たな機能が追加されるという事になります。
今まで当たり前のように使ってきた機能にお金を払うという感覚が受け入れられるのかは疑問であり、受け入れられるまでに時間がかかることも懸念されます。
Status(ステータス/SNT)の取引所
Binance
Binance(バイナンス)は、マルタ共和国にある世界最大級の取引所であり、Statusの取引量も非常に多くなっています。手数料も0.1%であり、格安な手数料でStatusを購入することができるというメリットがあります。
Binanceの登録で分からないことがあったら【Binance(バイナンス)の口座開設、登録、本人確認、二段階認証のやり方】を参考にしてください。
また、Statusは、Binance以外にも、Upbit、Bittrex、Huobi、OKExなど、多くの取引所で購入することができます。
Status(ステータス/SNT)の買い方や購入方法
Statusは、国内取引所で取り扱っていないため、海外取引所で売買することになります。基本的に、海外取引所は日本円の入金に対応していないため、最初に国内取引所でビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)を購入して、海外取引所に送金する必要があります。
Binance(バイナンス)でSNTを購入する場合は、以下のような手順で購入します。
- 国内取引所で、ビットコイン(BTC)または、イーサリアム(ETH)を購入する
- 購入したビットコインまたは、イーサリアムをBinanceのウォレットに送金する
- BinanceでSNTを購入する
また国内取引所は複数のアルトコインを取引所形式で売買できる【ビットバンク(bitbank.cc)】がおすすめですので、まだ口座開設していない人は早めの登録をおすすめします。 ビットバンクの登録で分からないことがあったら【bitbank.cc(ビットバンク)の口座開設、登録、本人確認、二段階認証】を参考にしてください。
Status(ステータス/SNT)のウォレット
Statusは、MyEtherWalletやMetaMask、Gincoなどで保管することができます。特にGincoは、日本発のモバイルウォレットであり、安全性と利便性を兼ね備えたおすすめのウォレットになります。
Gincoの使い方について知りたい方は、【Ginco(ギンコ)の使い方!日本発の仮想通貨ウォレットアプリを紹介!】を参考にしていただければと思います。
また、Status以外のおすすめの仮想通貨について詳しく知りたい方は、【仮想通貨おすすめランキング!人気銘柄を時価総額・将来性で比較!】を参考にしていただければと思います。