MyEtherWallet(マイイーサウォレット/MEW)とは?
MyEtherWalletとは、イーサリアム(ETH)やイーサリアムクラシック(ETC)、ERC20トークン(ERC20という規格に従って開発されたトークン)を保管することができるウォレットのことです。
ICOに参加するときなど、イーサリアムを送金して購入するケースが多いですが、その際、取引所のウォレットからは送金できず、MyEtherWalletからの送金する必要になるケースもあるため、作っておいた方が良いでしょう。
また、MyEtherWalletは、秘密鍵をオンラインで管理しないため、セキュリティの観点からもメリットがあります。さっそくMyEtherWalletの登録方法を見ていきましょう。
※MyEtherWalletのフィシングサイトに注意してください。ブックマークしたページから必ずアクセスするようにしましょう。
MyEtherWallet(マイイーサウォレット/MEW)の登録方法
使用上の注意点を読む
まずはMyEtherWalletの公式サイトにアクセスします。以下のような画面が表示されますので、「My EtherWallet is not a Bank」をクリックします。
MyEtherWalletの使用に関する注意点が表示されていますので、簡単に目を通しておきましょう。
次に「MyEtherWallet is an Interface」をクリックします。
「WTF is a Blockchain」をクリックします。以下、同じような画面が続きますので、順に右下の水色のボタンをクリックしながら、注意点に目を通しておきましょう。
ウォレットの作成
全ての注意点のページが終了すると、以下のようなページが表示されます。まずは言語を英語から、日本語にしておきましょう。
右上の「English」を「日本語」に設定変更します。
「パスワード(9文字以上)」を入力し、「お財布の作成」をクリックします。このパスワードは秘密鍵ではありませんが、できるだけ複雑で長いパスワード(30文字以上推奨!)を設定しましょう。
「ダウンロード Keystoreファイル(UTC/JSON)」をクリックします。すると、ファイルがダウンロードされますので、大切に保管しておきましょう。(秘密鍵をなくしたときにウォレットを開けることができます)
ファイルのダウンロードが完了したら、「理解できました。続けます。」をクリックします。
次にMyEtherWalletの秘密鍵を確認することができる画面に進みますので、秘密鍵をコピーして保管するか、「お財布紙情報を印刷」をクリックして、紙で保管します。
秘密鍵の保存が間違えなくできたら、「アドレスを保存してください」をクリックします。
※秘密鍵は絶対に他の人に教えないようにしてください。秘密鍵が流出すると、資産が全て盗まれることになります。
※秘密鍵は絶対になくさないようにしてください。(なくすと資産を取り出せなくなります)
ここまでの手続きが完了すると、「MyEtherWallet」の作成が完了します。
MyEtherWallet(マイイーサウォレット/MEW)の使い方
ウォレットのアンロック
「お財布情報を見る」→「秘密鍵」を選択して、「秘密鍵」を入力します。正しい秘密鍵が入力されると、「アンロック」というボタンが表示されますので、「アンロック」をクリックします。
また、「Keystore・JSON File」を選択→先ほどパソコンにダウンロードしたKeyStoreファイルをアップすることでも、ウォレットをアンロックすることができます。
ウォレット情報の見方
アンロックができると、以下のようなお財布情報が表示され、「MyEtherWalletのアドレス」、「アカウント残高」、「トランザクション履歴」などを確認することができます。
また、ページ右下にある「Show All Tokens」をクリックすることで、MyEtherWalletに対応しているトークンの一覧を見ることができます。
カスタムトークンの追加
ICOやエアドロップでトークンを受け取った際に、MyEtherWalletに反映させるためには、「カスタムトークンを追加」する必要があります。
「トークン契約アドレス」、「トークンシンボル」、「ケタ数」を入力して、「保存する」をクリックします。これらの情報はICOやエアドロップの公式サイトか、Etherscan.ioというサイトで確認することができます。
例として、Etherscan.ioのサイトを使用して、EOSの情報について調べてみましょう。まずは検索窓に「EOS」を入力して、検索します。
- トークン契約アドレス→「ERC20 Contract」に記載
- ケタ数→「Token Decimals」に記載
- トークンシンボル→トークンの表記名であるため、EOS
送金方法
まずは、「Ether/トークンの送出」をクリック→「秘密鍵」を選択、秘密鍵を入力して、「アンロック」をクリックします。
「宛先アドレス」、「送出数量」、「ガスリミット」を入力して、「トランザクションを生成」をクリックします。
ガスリミット(Gas Limit)とは、送金手数料(燃料)の最大値であり、数字が大きくなればなるほど、送金スピードが速くなります。逆に余りにガスリミットを小さい値にしてしまうと、送金に失敗(Out of Gas)してしまうこともあります。
デフォルトでは、21000に設定されていますが、参加するICOによってはそれ以上の数値が指定されていることもありますので、指示に従いましょう。
また右上で、ガス価格を変更することができますが、指示がない限りは、41Gweiのままにしておいて構いません。
トランザクションの生成が完了すると、「トランザクションの送出」と書かれたボタンが表示されますので、クリックします。