MetaMask(メタマスク)とは?
MetaMaskとは、GoogleのブラウザであるChrome上で使用することができる、イーサリアム、ERC20トークン専用のウォレットの1つになります。
ICOに参加する場合やDappsゲームを始める場合に、MetaMaskが必要になることが多いため、MyEtherWalletと並んで作っておきたいウォレットになります。
MyEtherWalletの使い方や登録方法は、【MyEtherWallet(マイイーサウォレット)の使い方・始め方・登録方法】を参考にしていただければと思います。
また、ICO直後の銘柄の取引ができるイーサリアムベースの分散型取引所「イーサデルタ(EtherDelta)」を利用するときは、MetaMaskが必要になります。
MetaMaskは、他のウォレットとの連携も簡単にでき、動作も非常に軽い便利なウォレットですので、まだ作成していない人はこの機会に作成しておきましょう。(アカウントの作成や設定は5分程度で簡単にできます)
MetaMask(メタマスク)のインストール、作成方法
MetaMaskは、以下の3ステップで簡単に導入することができます。
Chromeをインストール
まずはChromeの配布ページにいき、「Chromeをダウンロード」をクリックします。利用規約への同意が求められますので、「同意してインストール」をクリックします。
exeファイルがインストールされますので、実行しましょう。
Chrome ウェブストアで、MetaMaskを拡張機能に追加する
Chromeウェブストアにいき、左上の検索窓に「metamask」と入力して検索し、「+CHROMEに追加」をクリックします。
すると、下の画面のようなポップアップが表示されますので、「拡張機能を追加」をクリックします。
画面右上に表示される狐のアイコンをクリックし、パスワードなどを設定
ここまでの作業が完了すると、Chromeの画面右上に狐のアイコンが表示されますので、アイコンをクリックします。プライバシー通知や利用規約に同意する画面に進みますので、「Accept」を2回クリックします。
すると、以下のようなパスワードを設定する画面に進みますので、「New Password(新規パスワード)」と「Confirm Password(パスワード再確認)」を入力して、「Create(作成)」をクリックします。
※パスワードは最低8文字で設定する必要がありますが、できるだけ長く複雑なもので、かつ他のサービスや取引所で使用していないものを設定することを当サイトでは推奨しています。
パスワードの設定が完了すると、以下のような12個の英単語が表示される画面に進みます。この12個の英単語はパスワードを忘れてしまったときなどに、MetaMaskアカウントを復元するために必要になるものです。
そのため、必ずどこかにメモするなど、流出しないように厳重に管理しておくようにしましょう。
また、「SAVE SEED WORDS AS A FILE」をクリックすることで、ファイルで保存しておくことができます。
ここまでの設定が完了すると、MetaMaskを使用することができるようになります。
MetaMask(メタマスク)の使い方
複数のウォレットの作成
MetaMaskは、1つだけではなく複数のウォレットを作ることができます。複数のウォレットを作るためには、右上にある「人型のアイコン」→「Create Account」をクリックします。
ウォレット名は、名前の上にある「edit」をクリックすると、以下のような画面に表示されますので、以下のように変更したい名前を入力して、「Save」をクリックすることで簡単に変更することができます。
また、複数のウォレットを作成した際に、操作するウォレットを変更するためには、人型のアイコンをクリックすると、以下の画面が表示されますので、簡単に切り替えることができます。
入金方法
MetaMaskに他のウォレットから送金するためには、MetaMaskのアドレスを取得する必要があります。
受け取りアドレスは、ウォレットのすぐ右にあるメニューアイコンをクリックし、「Show QR Code(QRコードを表示)」もしくは、「Copy Address to clipboard(クリップボードにアドレスをコピー)」
QRコードを表示を選択した場合は、以下のようなQRコードが表示される画面に進みますので、コードを読み込んでアドレスを取得しましょう。
また、クリップボードにアドレスを表示を選択した場合は、アドレスがコピーされた状態になっていますので、MyEtherWalletなどの送金アドレス入力欄にそのまま貼り付けすることができます。
送金方法
まずは「Send(送金)」をクリックします。
「送金アドレス」、「数量」を入力して、「Next(次へ)」をクリック、確認画面に進みますので、内容に間違いがないことを確認して、「Send(送金)」をクリックします。
もし取り消ししたい場合は、「Reject」をクリックしましょう。
※間違った送金アドレスに送金してしまうと、イーサリアムを紛失してしまうことになります。必ず正しい送金アドレスを入力するようにしましょう。
ちなみに、イーサリアムの着金状況は、Etherscanというサイトで確認することができますが、「View account on Etherscan」をクリックすることで、MetaMaskから直接Etherscanにいくことができます。
他のウォレットとの連携
MetaMaskは、秘密鍵を入力するか、JSONファイルをアップロードすることで、MyEtherWalletなどの他のウォレットと連携することもできます。まずは、「人型のアイコン」→「import Account」をクリックします。
「Private Key(秘密鍵)」を選択し、秘密鍵を入力して、「Imoport」をクリックします。
トークンの追加方法
MetaMaskで、イーサリアム以外のトークンの残高を確認するためには、トークンの追加設定を行う必要があります。追加設定を行うためには、「TOKENS」→「ADD TOKEN」をクリックします。
「Token Contract Address(トークン契約アドレス)」、「Token Symbol(トークンシンボル)」、「Decimal of Positon(ケタ数)」を入力する画面に進みますので、それぞれ入力し、「Add」をクリックします。
上記の情報は、先ほど紹介したEtherscanというサイトで調べることができます。ここでは、OmiseGo(OMG)という仮想通貨を例に調べ方を紹介したいと思います。
通貨名を検索窓に入力すると、そのトークンの情報が表示され、「ERC Contranct(トークン契約アドレス)」と「Token Decimals(ケタ数)」を確認することができます。
また、Token Symbol(トークンシンボル)は、OMGのように入力します。