GMOが日本円ペッグ通貨「GMO Japanese YEN(GJY)」を来年発行予定!
仮想通貨取引所「GMOコイン」やマイニング事業を運営するGMOインターネット株式会社は、仮想通貨の「決済領域」参入を見越して、日本円をペッグ通貨とする「ステーブルコイン」として「GMO Japanese YEN(GJY)」を来年度を目安にアジア地域に向けて発行することを発表しました。
GMOインターネットグループの海外戦略における統一ブランド「Z.com(ゼットドットコム)」を通じて、GJYを発行する予定としています。
ステーブルコイン発行の目的
今回のステーブルコインの発行目的は、仮想通貨の「決済領域」において、仮想通貨のもつボラティリティの高さが課題となることが多いです。そのため、日本円(法定通貨)によって価値を裏付けたステーブルコインを発行することで、価格安定性を持たせ決済利用を推進することを目指しています。
現在、こういった仮想通貨の「決済領域」を見据えた動きは活発になっており、全世界には57種類のステーブルコインが存在しています。ステーブルコインの中で最も取引量の多い「Tether(USDT/テザー)」は、仮想通貨の中でビットコイン(BTC)に次ぐ取引量となっています。
GMOが展開する仮想通貨に関連する事業領域は、大きく分けて「交換」「マイニング」「決済」の3領域がありますが、GMOはすでに「交換」と「マイニング」に関しては事業参入しているため、「決済」のみが残っている状況となっていましたが、今回の決済領域への参入を経て、すべての領域に参入することが決まりました。
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