GMOクリック証券のFXネオとは?メリット・デメリットを解説!

 

 

これからFX口座を開設する投資初心者の中には、「GMOクリック証券」を検討する方もいるでしょう。

 

GMOクリック証券は知名度が高く、人気のあるFX業者の一つです。

 

今回はFX初心者の方に向けて、GMOクリック証券の基礎情報から、メリット・デメリットまでを網羅的に解説いたします。

 

これからFX業者で口座開設をしようと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

 

GMOクリック証券のFXネオとは?

 

GMOクリック証券とは、GMOインターネットグループが運営しているFX企業です。GMOグループはFX以外にも暗号資産をはじめとして幅広い投資商品を扱っています。

 

GMOグループが展開するサービスの中でも、FX専用に作られたのは「FXネオ」です。ここで、FXネオの基本的な情報をご紹介します。

 

ロスカット水準50%
デモトレードあり
最小取引単位原則10,000通貨
通貨ペア数20
スプレッド(通常モード)米ドル/円:0.2銭

ユーロ/円:0.5銭

ポンド/円:1.0銭

豪ドル/円:0.7銭

NZドル/円:1.2銭

カナダドル/円:1.7銭

スイスフラン/円:1.8銭

トルコリラ/円:原則固定対象外

南アフリカランド/円:0.9銭

メキシコペソ/円:0.2銭

ユーロ/米ドル :0.4pips

ポンド/米ドル :1.0pips

豪ドル/米ドル :0.9pips

NZドル/米ドル:1.6pips

ユーロ/ポンド :1.0pips

ユーロ/豪ドル :1.5pips

ポンド/豪ドル :1.6pips

ユーロ/スイスフラン:1.8pips

ポンド/スイスフラン:2.8pips

米ドル スイスフラン:1.6pips

取引手数料無料(※1)

 

※1:ただし、自動ロスカットや強制決済執行時には、1万通貨ごとに税込500円の手数料が発生します。また、南アフリカランド/円とメキシコペソ/円の場合は10万通貨ごとに税込500円となります。

 

GMOクリック証券・FXネオのメリット

 

ここでは、GMOクリック証券が提供するFXネオのメリットをご紹介します。

GMOクリック証券の強みを抑えておくと、取引の際にも役に立つでしょう。

 

取引高 業界No.1

 

GMOクリック証券は取引高の大きさが特徴的です。2020年度にはFXの取引高で世界第一位*、国内では9年連続第一位を達成しています。

 

取引高が高いことは取引が約定しやすいことを表すほか、利用者が多いことも表します。そのため、GMOクリック証券はFX業者の中でも利用しやすく、信頼性も高いと言えるでしょう。

 

※Finance Magnates「2020年年間FX取引高調査報告書」参照

 

スプレッドが狭い

 

GMOクリック証券はスプレッドの狭さが大きな強みです。

 

スプレッドとは、それぞれのFX会社で公開されている売値と買値の差額を指したものです。毎回の取引で発生するスプレッドは、実質的な取引コストとして考えられます。

 

スプレッドは通常、〇〇銭と表記されており一度の取引で発生する取引コストは少なめです。しかし、取引を繰り返していくと小さな手数料の積み重ねで、コストが膨らんでしまいかねません。特に1日に何度も取引を繰り返すデイトレードを中心に行う場合、スプレッドで発生するコストには注意すべきでしょう。

 

そのため、スプレッドの低いFXネオは、コストを少なく抑えたい方に適したFX会社だといえます。

 

スワップポイントが高めの設定

 

GMOクリック証券ではスワップポイントが高めに設定されています。

 

スワップポイントとは、FX取引において異なる2カ国間に生じる金利差から得られる利益を表しています。例えば、低金利通貨を売り、高金利通貨を買うと金利差の分だけ利益が得られます。

 

特に長期トレードでスワップポイントを活かしたトレードを行いたいという方にとっては、FXネオのスワップポイントは魅力的に感じるのではないでしょうか?

 

デモトレードを提供している

 

FXネオではデモトレードの取り扱いがあり、初心者も気軽に始められるというメリットがあります。

 

デモトレードとは、仮想資金を用いて実際の取引と同様の環境でトレードの練習を行えるツールです。そのため、初心者で自己資金を使って取引をするのが不安という方でも、デモトレードで取引ができます。

 

安心の24時間サポート体制

 

GMOクリック証券では月曜日7:00~土曜日7:00まで常に空いているサポートデスクがあります。

 

トレードをしている上では、トラブルが発生することもあります。そのような時には、FX業者が不安や疑問に応えてくれる体制が整っていると安心できるでしょう。

 

幅広い投資商品から選べる

 

先にご紹介したように、GMOクリック証券ではFX以外の商品も多数取り揃えられおり、GMOクリック証券に口座をもっていれば株式や投資信託、先物などにも投資ができます。

 

FX以外の投資商品にも関心がある場合は、GMOクリック証券で口座を開設しておくのがおすすめです。

 

高機能取引ツールが完備されている

 

GMOクリック証券は取引ツールの質が高いことでも知られています。

 

ここでは、FXネオの取引ツールを3つご紹介します。

 

  • プラチナチャート

プラチナチャートは、38種類のテクニカル指標と25種類の描画オブジェクトを備えた取引ツールです。複雑な分析や注文を行いたい中上級者にとっても申し分ないツールだと言えるでしょう。

 

  • はっちゅう君プラス

はっちゅう君プラスは、何よりも使いやすさが際立つツールです。1クリックですぐに注文ができる「スピード注文」や、取引画面を自分好みにカスタマイズできる機能も魅力的でしょう。

 

  • GMOクリックFXneo

GMOクリックFXneoは、スマホ向けに作られたツールです。はっちゅう君プラスと同様の機能性を備えつつ、スマートフォンでどこにいても取引ができるようになっています。

 

GMOクリック証券・FXネオのデメリット

 

それでは、GMOクリック証券のFXネオを使用する上でデメリットや注意点はあるのでしょうか?

 

FXネオを使用する前に、注意しておくべき点も押さえておきましょう。

 

最小取引単位が高め

 

FXネオでは最小取引単位が10,000通貨とされています。そのため、少額取引には不向きだと言えます。

 

例として、レバレッジ25倍で100円の米ドル円を10,000通貨買う場合のシナリオを用意しました。この場合、次の計算の通り40,000円を口座に入金しなければなりません。

 

100×10,000÷25=40,000円

 

さらに、ロスカットを回避するためには40,000円だけではなく、余裕を持って資金を用意する必要もあります。

 

手数料が発生するケースもある

 

FX取引では口座資金に対して大きすぎる損失が発生した場合、強制的に保有しているポジションを決済する「ロスカット」というシステムが採用されています。そして、GMOクリック証券のFXネオではロスカットが発生した場合、10,000通貨単位あたり500円(税込)の手数料が発生します。

 

ロスカットを繰り返すと、取引によって生じた損失以外にも手数料がかさんで大きくなってしまいます。FXネオを利用する場合は特に、口座に残っている資金に注意を払いながら取引を行うべきでしょう。

 

まとめ

 

GMOクリック証券はスプレッドの低さとスワップポイント、デモトレードが魅力的な取引所です。

 

中上級者でも満足できるような高機能ツールが揃っている一方で、最小取引単位が10,000通貨である点やロスカットが発生した場合の手数料には注意も必要です。

 

これからFX口座を開こうと考えている方は、以上の点を踏まえてGMOクリック証券のFXネオを検討してみてはいかがでしょうか?

記事の監修者

中島翔

中島 翔

学生時代にFX、先物、オプショントレーディングを経験し、FXをメインに4年間投資に没頭。その後は金融業界のマーケット部門業務を目指し、2年間で証券アナリスト資格を取得。あおぞら銀行では、MBS(Morgage Backed Securites)投資業務及び外貨のマネーマネジメント業務に従事。さらに、三菱UFJモルガンスタンレー証券へ転職し、外国為替のスポット、フォワードトレーディング及び、クレジットトレーディングに従事。その後国内大手仮想通貨取引所Coincheckでトレーディング業務、新規事業開発に携わり、NYのブロックチェーン関連のVCを経てCWC株式会社を設立。証券アナリスト資格保有 。

Twitter : @sweetstrader3 / Instagram : @fukuokasho12



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