EOS(イオス)とは?
EOS(イオス)とは、2017年6月に公開されたにも関わらず、瞬く間に仮想通貨の時価総額ランキングで10位まで成長したことで話題になった仮想通貨(暗号通貨)です。2018年1月時点でも、13位にランクインしています。
EOSは、「ICOの期間が1年間と設定されていて長すぎる!」、「配布されるトークンに使い道が全くなく、実質的には開発チームへの寄付ではないか」という評判があったにも関わらず、10億円以上の調達を実現するなど、奇妙なICOとして話題になったアルトコインです。
EOS(イオス)の特徴や仕組みについて
EOS(イオス)はイーサリアム(ETH)と同様に、スマートコントラクト機能を有しています。「スマートコントラクト」は、「契約の自動化」とも言われており、ブロックチェーンに取引記録だけではなく、履行条件や契約内容も記録されます。
スマートコントラクトを利用することで、契約の履行がきちんとされたかを判断する仲介者が不要になったり、契約内容がブロックチェーンに全て記載されるため、不正や改ざんなどのトラブルが減るというメリットを持っていますが、それ以外にもEOSは2つの特徴を持っています。
トランザクションの度に手数料がかからない
EOSの最も大きな特徴は、取引手数料がかからないということです。ビットコイン(BTC)などの仮想通貨は送金手数料がかかり、例えばコインチェックでビットコインを送金したときの手数料は、1回あたり0.001BTCかかります。これは1BTC=150万円の場合、1回あたりの手数料が1500円もかかっていることになります。
EOSは大企業向けに作られたと言われており、個人とは比較にならないくらい多くの取引がある大企業がEOSを導入した場合、多額のコストカットに繋がると期待されています。
また取引のコストの観点から、実現が難しかったサービスも提供できるようになる可能性もあります。
トランザクションのスピードが非常に速い
EOSは取引処理のスピードが非常に速いことでも知られています。近年ビットコインの取引量が増加するにつれて、ビットコインがなかなか着金しないなどの送金スピードの問題が顕在化してきました。
EOSの場合は、非同期処理と並行処理の採用により、1秒あたり100万を超える取引処理を行うことができ、その処理スピードはグーグルやfacebookを上回っているとも言われています。
ビットコインの未承認取引の増加、送金詰まりの問題が話題になることが増えてきましたので、送金スピードに強みのあるEOSの注目度は高まっていく可能性があります。
EOS(イオス)の将来性、今後の価格
使い道のないEOSトークンにも関わらず、ICOでの資金調達に成功したり、ここまで時価総額が膨れ上がっているのは、ICOや仮想通貨への一時的な過熱という要因もあるかもしれませんが、EOSの技術への期待の表れかもしれません。
EOSの技術は素晴らしいものがあり、また開発チームも優秀なメンバーが揃っていると言われているため、今後の価格はさらに上がることも十分に考えられます。
ただし、トークンに用途がない以上、特に初心者の方は、安易に投資することは避けるべきであると言えます。
EOSのチャート
これまでEOS(イオス)の特徴などを見てきましたが、将来性や今後の価格はどう変動していくのでしょうか。将来価格を予想する前にEOSのこれまでの価格推移を見ていきましょう。11月から高騰をはじめ、2017年のわずか2ヶ月のうちに4~5倍も価格上昇しています。
EOS(イオス)のおすすめの取引所
EOSは以下の国内取引所で取り扱いのある取引所とは異なり、海外取引所のみでの取り扱いになっています。
ビットコイン(BTC) | イーサリアム(ETH) | リップル(XRP) |
ビットコインキャッシュ(BCH) | ライトコイン(LTC) | ダッシュ(DASH) |
ネム(NEM) | モネロ(XMR) | イーサリアムクラシック(ETC) |
モナコイン(MONA) | LISK(LSK) | ペペキャッシュ(PEPE) |
ファクトム(FCT) | オーガ(REP) | カウンターパーティー(XCP) |
Binance
手数料 | maker手数料:0.1% taker手数料:0.1% |
---|---|
通貨ペア | EOS/BTC、EOS/ETH、EOS/BNB、EOS/USDT |
取引量 | ★★★★★ |
初心者の使いやすさ | ★★★☆☆ |
レバレッジ対応 (EOS) | なし |
Binanceは、マルタ共和国に拠点を置く、世界最大級の取引所です。EOSの取引量も多く、BTC、ETH、BNB(バイナンスコイン)、USDTの4種類の通貨でEOSを購入することができます。
手数料も0.1%と格安であるため、EOSを安い手数料で買いたい人にもおすすめになります。
Binanceの登録で分からないことがあったら【Binance(バイナンス)の口座開設、登録、本人確認、二段階認証のやり方】を参考にしてください。Huobi
手数料 | maker手数料:0.2% taker手数料:0.2% |
---|---|
通貨ペア | EOS/BTC、EOS/ETH、EOS/USDT |
取引量 | ★★★★★ |
初心者の使いやすさ | ★★★☆☆ |
レバレッジ対応 (EOS) | あり |
香港に拠点を置く大手取引所のHuobiでも、EOSを購入することができます。Huobiは、Binanceよりも手数料は若干高いですが、EOSのレバレッジ取引を行うことができるという特徴があります。
近年少しずつ人気が出てきている取引所であるため、利用を検討してみるのも良いでしょう。
Huobiの登録で分からないことがあったら【Huobi(フオビ)の口座開設、登録、本人確認、二段階認証、入金のやり方】を参考にしてください。EOSを購入できる取引所を手数料で比較!
EOSを購入することができる取引所について、手数料を一覧で比較しています。maker手数料とtaker手数料については、【make・taker手数料(指値注文・成行注文)の意味と違いを徹底解説!】を参考にしてください。
取引所 | 手数料 |
---|---|
Binance | maker手数料:0.1% taker手数料:0.1% |
Huobi | maker手数料:0.2% taker手数料:0.2% |
Bitfinex | maker手数料:0~0.1% taker手数料:0.1%~0.2% |
OKEx | maker手数料:0.02%~0.15% taker手数料:0.05%~0.2% |
HitBTC | maker手数料:-0.01% taker手数料:0.1% |
Kraken | maker手数料:0~0.16% taker手数料:0.1%~0.26% |
上記の表から分かる通り、EOSの取引手数料が最も安いのは、HitBTCになります。しかし、HitBTCは、運営元が不明で信頼性の面で不安がありますので、BinanceやHuobiなどを利用するのが無難であると言えるでしょう。
EOSの買い方、購入方法
EOSは、国内の取引所では購入することができず、海外取引所で購入することになります。具体的な手順は以下のようになっています。
- 国内取引所で、ビットコイン(BTC)もしくはイーサリアム(ETH)を購入する
- 購入したビットコイン、イーサリアムをBinanceやHuobiなどの海外取引所に送金する(Binance(バイナンス)の入金、送金、出金方法)
- BinanceでEOSを購入する(Binance(バイナンス)の使い方、買い方、購入方法)
また国内取引所は複数のアルトコインを取引所形式で売買できる【ビットバンク(bitbank.cc)】がおすすめですので、まだ口座開設していない人は早めの登録をおすすめします。 ビットバンクの登録で分からないことがあったら【bitbank.cc(ビットバンク)の口座開設、登録、本人確認、二段階認証】を参考にしてください。