THEO+(テオプラス)とは
他社提携サービスでお得に運用
THEOには、公式のTHEOと銀行や証券会社等とのパートナープログラムTHEO+の二種類があります。
THEO+は年々種類が増えており、現在21種類あります(2019年4月時点)。
両者の名前はよく似ていますが、それぞれ仲介会社が違うため、手数料、ポイントバック制度、キャンペーン内容に差があります。
つまり、それぞれのサービスでメリットが異なるということです。
そのため、THEOとTHEO+のどちらを選べばいいのか迷ってしまうこともあるでしょう。
他社提携でお得に運用するのか、公式THEOで運用するのかということですね。
どちらがお得なのかということは選ぶ人の生活や目的に合わせて総合的に考える必要があります。
2019年4月現在のTHEO+は、以下の通り21種類あります。
サービス系 | THEO+ docomo、THEO+ JAL |
SBI系列 | THEO+ 住信SBIネット銀行、THEO+ SBI証券 |
都市銀行 | THEO+ 新生銀行 |
地方銀行 | THEO+ 山口銀行、THEO+ もみじ銀行、THEO+ 北九州銀行、THEO+ 武蔵野銀行、THEO+ 福岡銀行、THEO+ 熊本銀行、THEO+ 親和銀行、THEO+ OKB(大垣共立銀行)、THEO+ 北越銀行、 THEO+ 朝日信用金庫、 THEO+ 沖縄銀行、THEO+ 筑波銀行、THEO+ 伊予銀行、THEO+ 愛媛銀行、THEO+ 富山第一銀行 |
その他 | THEO+ 青山財産ネットワークス |
THEOとTHEO+は、性能・運用実績には違いがありません。
ロボアドバイザーが最適な資産配分を計算して、資産の持ち主に代わって投資をしてくれます。
契約面での本質的な違いもありません。
THEOもTHEO+も、契約は申し込みをした人とTHEOの運営会社である株式会社お金のデザインとの間で交わされます。
例えばTHEO+docomoの場合は、ドコモは仲介という役割で、投資委任契約は株式会社お金のデザインと申込者との間で交わされます。
ドコモが直接資金を運用するというわけではありません。
docomoのスマホをご利用中の方は断然THEO+docomoをおすすめします。本家THEOと提携先で提供されるTHEO+とでは、本質的なロボットアドバイザーによる投資という面では違いがないものの、周辺のサービス面で違いがあります。
契約した後に使いづらさを感じないように、事前にしっかりとチェックすることが重要です。
本家THEOと提携サービス版のTHEO+とはどのように異なるのかというと、大きく分けて手数料、使用アプリ、ポイントバック制度の3点です。
以下で順番に説明します。
手数料
まずは手数料についてです。
いわゆる手数料と呼ばれるものには、投資一任報酬、ETF売買手数料、為替手数料、そして入出金手数料があります。
投資一任報酬は、本家THEOの場合も、THEO+の場合も、3000万円以下の部分については預かり資産の1.0%(年率)、EFT売買手数料、為替手数料は0円です。
入出金手数料はTHEOとTHEO+で違います。
THEOでは入金手数料が0円になる銀行口座があり、一部銀行のインターネットバンキングから入金(クイック入金)すると入金手数料が無料になります。
インターネットバンキング以外では手数料がかかります。
一方、THEO+の場合はサービスそれぞれによって異なります。
一例としてTHEO+JALでは216円かかります。THEO+地方銀行の場合は、提携先の銀行口座であれば手数料が0円になります。
手数料の内容や条件は随時変更される可能性があるため、詳細は各提携サービスのサイトで確認してください。
アプリ
次に利用アプリについてです。THEOはTHEOのアプリから資産を確認することができます。
手軽で便利なのですが、現時点ではiOS対応のみなのでAndroidOSをご利用の方は使用することができません。
さらに、THEO+の場合はTHEOのアプリは使えません。
したがってTHEOのアプリを使える人は、THEOで申し込みをした人かつiOS利用者ということになります。
アプリから資産をチェックしたい人は、THEOで申し込みをすることをおすすめします。
ポイントバック制度
最後に、ポイントバック制度についてです。
ポイント制度があるのは、ドコモ(dポイント)とJAL(マイル)です。
ドコモの場合はドコモ回線を利用していない場合は年間の運用残高が50万円で600ポイント、100万円の場合は1200ポイント、300万円で3600ポイントがもらえます。
運用資産額が3,000万円を超えた分については、預り資産1万円につき、0.75ポイント付きます。
ドコモ回線を利用している場合はポイントが1.5倍になるので50万円の運用残高であれば900ポイント、100万円の運用残高の場合は1800ポイント付与されます。
ポイントは一回きりではなく、毎月もらえます。
つまり、100万円の運用残高の場合、毎月150ポイント、年間にして1800ポイントもらえるということです。
最初に入金した金額ではなく、月末の運用残高で計算します。
したがって運用資金を増やすほか運用利益が上がればその分を上乗せしていけば、もっとポイントをもらうことも可能ですね。
docomoのスマホをご利用中の方は断然THEO+docomoをおすすめします。
THEO+JALでは、マイルが付与されます。JALも預けている限りポイントが付きます。
毎月の預かり資産1万円につき0.5マイルがたまるので、例えば100万円を運用していれば50マイルがたまっていくことになります。
新規で運用を開始すると50マイルもらえますので、ゼロからのスタートではありません。
航空機をよく使う方にとっては、特に何もしないのに預けているだけで50マイルずつたまっていくのでうれしいですね。
口座開設の際の注意点
口座開設時の注意点についてご紹介します。
THEOとTHEO+で迷っているので、両方持ちたいという方もいらっしゃるでしょう。
残念ながら、THEOとTHEO+の両方の口座を持つことはできません。
どちらか一つに決めなければならないのです。
THEOの場合、利用口座はいくつか選ぶことが可能です。
まず、THEOのホームページから口座を開設します。THEOのホームページで、必要な事項を記入し、送信すると口座が開設されます。
次に引き落とし口座は本人名義の口座を使用します。
引き落とし口座の設定を完了し、本人確認が済めばサービスの利用を始めることができます。
THEO+の場合は、使える口座がそれぞれ決まっています。
例えば、THEO+docomoであれば、ドコモで設定した口座を使用します。
入出金はドコモで設定した口座から行うことになります。
THEO+新生銀行の場合、取引に使う口座は新生銀行の口座です。
つまり、THEOでは取引に使う銀行口座を選ぶことができますが、THEO+では選択肢が提携先のサービスから設定した銀行口座や、提携先銀行の口座に限られます。
取引に使う銀行口座を自分で選びたいというときは、自由度の高いTHEOをおすすめします。
今自分が使っている銀行やサービスの延長線上でTHEOを始めたいのであればTHEO+も有力な選択肢になるでしょう。
どちらか一つしか選べないので、じっくりと考えてから決めてくださいね。
ちなみに、口座を設定してから利用できるまでの期間はTHEOよりもTHEO+SBI証券の方が一日早いです(THEO+SBI証券の方が即日開設可能なため)。
すぐに使いたいときは便利ですが、一日くらい待っても気にならないという方にとってはさほど違いがない点かもしれません。
THEO(テオ)他社提携サービスの詳細
THEOの他社定型サービスの詳細を簡単にご紹介します。
どういった人に向いているのかというポイントも見ていきましょう。
THEO+(テオプラス)docomo
THEOとドコモが提携したサービスです。運用残高にドコモのポイントが毎月付きます。
THEO+ドコモで運用している限り、ずっとポイントがもらえるという仕組みです。
dカードを持っているドコモの携帯電話を契約者なら、「おつり積立」を設定できます。
おつり積立とは、設定した金額から差し引いた金額をお釣りとしてまとめられ、月一回指定の銀行口座から引き落とされます。
一気にまとまった金額を投資することはできないという人でも、おつり投資なら始めやすいですね。
THEO+docomoは、dポイントやドコモの回線契約をしている人はメリットを感じやすい内容です。
THEO+JAL
THEO+JALは、THEO+JALで運用した残高に応じたマイルがたまります。
仕組みとしてはTHEO+docomoと似ています。
預け入れる金額によるものの、ただ預け入れているだけでポイントがたまっていくので、ゆくゆくはためたポイントで飛行機に乗るということも可能です。
JALをよく利用する人はメリットを感じられる商品です。
THEO+SBI証券
THEO+(テオプラス)SBI証券は、SBI証券に口座を持っている人向けのサービスです。
THEO単体とほとんど機能面に違いはありません。
SBI証券のサイトからTHEO+SBI証券の管理画面を見ることができるので、いくつもサイトに登録するのが面倒な人にはメリットがあります。
THEO+住信SBIネット銀行
THEO+住信SBIネット銀行は、住信SBIネット銀行の口座を持っている人が対象のサービスです。
住信SBIネット銀行のサイトから管理ができるので、THEOのアプリを使ったりホームページを見なくても良いという点が特徴です。
ただし、THEO+住信SBIネット銀行の新規受付は既に終了しています(2019年4月4日終了)。
THEO+(テオプラス)地方銀行
THEO+地方銀行は公式サイトより、
- THEO+ 山口銀行
- THEO+ もみじ銀行
- THEO+ 北九州銀行
- THEO+ 武蔵野銀行
- THEO+ 福岡銀行
- THEO+ 熊本銀行
- THEO+ 親和銀行
- THEO+ OKB(大垣共立銀行)
- THEO+ 新生銀行
- THEO+ 北越銀行
- THEO+ 朝日信用金庫
- THEO+ 沖縄銀行
- THEO+ 筑波銀行
- THEO+ 伊予銀行
- THEO+ 愛媛銀行
- THEO+ 富山第一銀行
があります。
THEO+地方銀行の口座を持っている人が、それぞれの地方銀行口座から行う入金について手数料が無料であることが特徴です。
地方銀行に口座を持っている人、入金手数料を押さえたい人向けのサービスです。
公式のTHEO(テオ)がおすすめ
THEOとTHEO+のどちらにしようか迷っている場合、よほどのメリットを感じることがない限り公式のTHEOを選ぶことをおすすめします。
どうしてもドコモのおつり投資がしたいとか、他のサービスを利用するついでに使うという場合はTHEO+にもメリットがあるかもしれません。
ただし、総合的に考えると公式のTHEOのほうが安心して長く投資できます。
なぜ安心して長く投資できるのかというと、公式のTHEOはサービス終了のリスクが低く長期運用できるためです。
そもそもTHEOは長期間の保有で利益の上昇を期待できるタイプの商品なので、長期的に保有できるということが重要です。
THEO+は、あくまでも提携サービスであるため、諸事情によりサービスが終了する可能性があります。
現時点で、受付を終了している提携サービスもあることに注意してください。
公式THEOもキャンペーンを利用でき、キャンペーンでバックされた分を再投資できます。
手数料を引き下げたプランなども提供されているので、投資を始めたいと思うなら一般的には公式サービスがおすすめです。
THEOの口座開設についてわからないことがあれば、【テオ(THEO)の口座開設、登録方法を解説!【5分で分かる】】を参考にしてください。
また、当サイトがおすすめするロボアドバイザーを知りたい方は【ロボアドバイザー(AI投資)16社を比較!おすすめ業者をランキング形式で紹介!】を参考にしてください。
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