JVCEAが仮想通貨レバレッジ取引の上限を4倍に自主規制へ
日本仮想通貨交換業協会(JVCEA)は7月24日に、「仮想通貨レバレッジ取引の上限を4倍に制限する」という自主規制ルールを制定する意向であることが報道されました。
レバレッジ取引とは、「証拠金取引」と言われる仕組みで、投資家が担保資金(証拠金)の数倍の金額で取引を行なうことが出来ます。現在、レバレッジ取引の倍率上限に特にルールは設定されておらず、無制限となっています。
国内取引所ではビットフライヤー(bitFlyer)が15倍というレバレッジ取引の倍率を設定していますが、海外ではレバレッジ100倍で仮想通貨レバレッジ取引が出来るbitMEX(ビットメックス)やレバレッジ200倍で取引可能なCryptoGT(クリプトジーティ/CryptoCM)なども存在しています。
日本仮想通貨交換業協会(JVCEA)は、こうした状況の仮想通貨レバレッジ取引に4倍という上限設定を行なう自主規制を制定する方向で動いています。4倍の上限設定の狙いは「投資家保護」で、価格変動が激しい仮想通貨において、高いレバレッジ倍率は投資家が多額の損失を被る可能性があるため、上限設定を行なうことで、被害額を抑える意図があります。
今後、JVCEAに参加している交換業者と調整を行い、自主ルール策定から1年以内にレバレッジ倍率を4倍以内に下げるルールを統一します。移行期間に関しては、経過措置が講じられる予定です。
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