オーストラリアがICOガイドラインをアップデート!
オーストラリア証券投資委員会(ASIC)のジョン・プライス委員長が数週間以内に「昨年発表していた仮想通貨取引やICO(イニシャル・コイン・オファリング)に関する現在の規制ガイドラインをアップデートする予定」と発表しました。プライス氏はガイドラインのアップデートについて「法的枠組み、規制を適切に整備していくことで、仮想通貨やICOが人々の信頼性を確立し、長期的に仮想通貨業界全体の利益となる」と述べています。
今回の規制ガイドラインの大きなアップデートは「オーストラリア国外で発行されるICOの場合でも、オーストラリアの会社法と消費者法が適用されるようになる」といった点が挙げられます。プライス氏は発行されるトークンの種類に応じて、オーストラリアの会社法が適用される可能性があると述べています。
また、ICOを利用したマネーロンダリング(資金洗浄)や詐欺など不正行為が目立っていることを背景に、ICOを実施する企業に対しては、トークン発行やマーケティング・プロモーションを行なう上で、誤解を招く広告、詐欺的な行為を行わない基本的な義務があると語っています。
特にICOは仮想通貨業界においても、活発になっていて、2018年の第1四半期のICO調達額は約6500億円を突破していて、2017年1年間のICO調達額をすでに上回っています。このため、ICOにおける顧客確認(KYC)義務の制定やマネーロンダリングへの対策などの適切なガイドラインが設定されることでより健全な資金調達方法となることが望まれます。
参考記事:2018年第一四半期のICO調達額は約6500億円!3ヶ月間で2017年の調達額を超える!
最後に、各国の政府やサービスが発表しているICO規制について下記にまとめています。ぜひ参考にしてください。
国家・サービス | 規制内容 |
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総合まとめ | 各国の仮想通貨・ICOへの規制状況まとめ |
グーグル | グーグルが仮想通貨・ICO関連の広告を禁止へ |
ツイッター | ツイッターもICOや仮想通貨関連の広告を禁止か! |
オーストリア | オーストリアが仮想通貨への規制方針を提示!ICOも規制対象か! |
ベトナム | アイファンとピンコインのICO詐欺疑惑を受けて、ベトナム首相が仮想通貨法強化! |
また、当サイトでは、現在開催中の注目ICO案件を一覧で紹介しています。気になる方は「【仮想通貨ICO】2018年おすすめランキング!注目案件を一覧で紹介!」を参考にしてください。
参考記事はこちら