ブロックチェーンとは?
ブロックチェーンは日本語では分散型台帳システムと呼ばれています。この技術はサトシナカモトという人物が2008年にビットコインのホワイトペーパーを発表し、翌年にビットコインが使われ始めたのと同時に誕生しました。
当初は仮想通貨を支えるシステムとして認識されていましたが、現在では仮想通貨以外の分野でも応用されており、注目の最先端技術となっています。
ブロックチェーンについてより詳しく知りたい方は【ブロックチェーンとは?仕組みや活用例を図解付きで分かりやすく説明!】を参考にしてください。
ブロックチェーンエンジニアの給料相場
ブロックチェーンが誕生して10年が経過し、今では非常に多くの企業や団体が先進的なテクノロジーとしてシステムに取り入れています。今後もブロックチェーンを採用する企業は増加する流れだと予想されます。
一方でブロックチェーン業界では技術者が圧倒的に不足しているという現状があり、給料相場は高騰しています。アメリカの大手リクルート会社HIREDの調査によると、サンフランシスコでのブロックチェーンエンジニアの平均給与は16万ドルほどとなっているそうです。
より広い範囲に目を向けるとブロックチェーンエンジニアの給料は7万ドルから23万ドルに分布しています。
また、ネット上でのデータではなく、ブロックチェーン企業であるエマーゴ社のCEO児玉氏は、インタビュー内で、
トップクラスで言うと、25万ドル~40万ドルくらいすると思います。
これは国際基準であり、良い技術者というのは高給です。
とも発言しています。
エマーゴ社CEO児玉氏のインタビューはこちらから
どの言語からのキャリアチェンジが好ましい?
現在ブロックチェーン業界で求められている言語はC++、Java、Python、Rust、JavaScript、Solidityなどとなっており、これらの言語が扱える技術者の転職が目立っています。
また、アメリカではコーディングの他にもマーケティングなどと言った複数のスキルを持ち合わせた人材が重宝される一方で、人手不足のために1ヶ月スクールに通った直後に雇われるなど企業によって扱いは異なるようです。
特に、日本ではブロックチェーンエンジニアが不足しており、多国語が飛び交う企業の中では、英語でコミュニケーションができる日本人ディレクターであれば、ブロックチェーンスクールを修了したばかりのエンジニアでも、求めている企業は多数いるようです。
ブロックチェーンスクールの比較ランキング
現在主流のブロックチェーンスクール3校にはそれぞれ特色があります。ここではそれぞれのメリットやデメリットを比較しています。
FLOCブロックチェーン大学校 | テックブースト | テックアカデミー | |
特徴 | ビットバンク出身者が校長を務める業界に精通したテックスクール | テクノロジーを活用して夢を叶えたい人が集まるコミュニティ | 豊富なコースが揃うオンラインアカデミー |
受講コースの種類 | ベーシックコース、ビジネスコース、エンジニアコース | 転職希望、フリーランス希望、起業希望、教養希望など個人に合わせたカリキュラム | ブロックチェーンコース、スマートコントラクトコース、Javaコース、Pythonコースなど |
受講方式 | WEB受講もしくはWEB+教室受講 | 通学かオンライン | オンライン |
無料体験有無 | 有 | 無 | 有 |
教室数と地域 | 丸の内エリア、新宿、大阪に5教室 | 渋谷から徒歩5分のオフィス | オンライン完結 |
受講期間 | 90分×8回もしくは12回 | 最短3ヶ月から | 4週間プラン、8週間プラン、12週間プラン、16週間プラン |
価格 | 198,000円から496,000円 | 社会人: 入会金219,800円+月額29,800円 学生: 入会金149,800円+月額19,800円 | 99,000円から |
返金制度 | 30日以内であれば返金 | 無 | 無 |
学割 | 無 | 有 | 無 |
向いている方 | 初心者の方、素早く技術を身に付けたい方 | 学びながら同じ志を持つ人と知り合いたい方 | オンラインで自分のペースで学びたい方 |
運営会社 | 株式会社FLOC | 株式会社Branding Engineer | キラメックス株式会社 |
1位FLOCブロックチェーン大学校
国内大手仮想通貨取引所のビットバンクにてチーフビットコインオフィサーを務めるジョナサン・アンダーウッド氏が校長のブロックチェーンスクールです。
コースは初心者向けのベーシックコース、初中級者向けのビジネスコース、エンジニア向けのエンジニアコースの三つとシンプルな構成になっています。
また、学習する項目がしっかりと記載されており、自分の学びたい分野を確認してから入会することができます。
講師陣は第一線で活躍している人物ばかりなので、実際に使えるスキルが身に付く他、転職にも有利になります。さらにFLOC自体がブロックチェーン企業との繋がりが強いため、転職を考えている人にはおすすめのスクールだと言えるでしょう。
また、教室は東京以外にも大阪梅田にあり、関西の方で通学したい方はFLOC一択となります。
2位テックブースト(TECH BOOST)
テックブーストの最大の特徴は単純にカリキュラムの学習を行うだけでなく、同じ志を持った仲間と知り合えるという点でしょう。
また、個人個人に合わせたカリキュラムを組んでくれるということもあって98.4%という非常に高い完走率を誇っています。
実績があるブロックチェーンスクールを探しているのであれば、テックブーストがおすすめです。
また、即戦力になりたい方であれば、テックブーストが一番おすすめです。理由としては、テックブーストは、運営会社である株式会社Branding Engineerに併設されており、講師は株式会社Branding Engineerの現役エンジニアでもあります。
実務で必要なコミュニケーション能力も磨かれます。また、株式会社Branding Engineerはインターンも募集しているため、スクールを修了した後、インターンを希望することも可能です。
知識として学びたい方はFLOC、実務として経験を積みたい方はテックブーストと考えればよいでしょう。
3位テックアカデミー(TECH ACADEMY)
ブロックチェーン以外でも様々なコースを展開するテックアカデミーはブロックチェーンを初めて学習するという初心者の人におすすめです。
週二回のマンツーマンメンタリングや毎日のチャットサポートなど非常に手厚いサポートが用意されているため、つまづいてしまってもすぐに次に進むことができます。
また、各コースは完全オンラインで行われるため、自分の好きな時間、好きな場所で学習できるのも大きなメリットと言えるでしょう。
ブロックチェーンエンジニアの転職におすすめのサイト
仮想通貨およびブロックチェーン業界では「WithB」というこの業界に特化した求人サイトが使われています。
コインチェック株式会社や株式会社DMM Bitcoinなどと言った一度は名前を聞いたことのある企業の求人も掲載されており、ブロックチェーン業界への転職を考えているのであれば必見のサイトとなっています。
前述の通り、日本人ブロックチェーンエンジニアは不足しているため、多くの企業が求人を行っています。スクールを受講しながらも、WithBに登録し、ブロックチェーン企業へ面接を申込み、実際の現場の声を確認するのも良いでしょう。
WithBは転職フェアなども行っているため、ブロックチェーン業界への転職を志した方は、登録だけでもしておくことをおすすめします。