Binanceのこれからの計画
Binance(バイナンス)のCEOで“CZ”の愛称を持つChangpeng Zhao氏は最近のインタビューで、今後の計画、将来の展望について語りました。CZ氏は金融ニュース出版社であるThe StreetのJordan French氏と、ブロックチェーンや仮想通貨に関する多くの問題について具体的に語りました。
CZ氏はさまざまな企業が仮想通貨市場に投資している最近の状況について多くの意見を述べました。下記のようにツイートしています:
「私たちは、先十年にわたってこの業界を支えて行くインフラを作りたいと思えるような、一緒に将来のビジョンを描けるメンバーを探しています。」
BinanceのCEOが機関投資家の業界参入を支持
NY証券取引所であるICEを親会社に持つ取引所Bakktや、TDからのサポートを受けるErisX、そしてFidelity Degital Asset Servicesなどの他業界が仮想通貨業界に流入することについて尋ねられた際、CZ氏は「そういった機関投資家が参入してくれることは非常にいいことだと思います」と述べています。
各企業の仮想通貨業界参入に関しての記事は、下記を参考にしてください。
・Bakkt 【Bakktが12月12日に「現物決済ビットコイン先物取引」を開始予定と発表!】
・ErisX 【約140兆ドルを取り扱うTD Ameritradeが新興系取引所ErisXに出資!】
・Fidelity【アメリカの大手投資会社フィデリティが仮想通貨取引所の開設を発表!】
ボストンを拠点とし、仮想通貨市場の全体総額の10倍以上である2兆ドルものドル資産を運用する金融巨大企業であるFidelity Investmentの参入を例に出して説明しました。
「Fidelityがこの業界に参入しようとしているという事実が、仮想通貨業界のさらなる成長を証明しています。」
CZ氏は、業界が大きくなればなるほど、さらに多くの投資家たちがこぞってこの仮想通貨市場に流入してくるようになり、それが業界の価値を高めていくことになると述べました。彼は機関投資家の参入と、それによる安定性やノン・ボラティリティとの関係について触れました。ボラティリティが低くなるほど、商業的にも投資的にも導入率が高まる傾向があると述べました。
CZ氏は機関投資家たちのこの業界へ参入は“差し引きでプラスだ”と考えているようです。また彼はフランスやヨーロッパ諸国は比較的規制が緩いことに注目し、投資家たちは今後そういった国に目を向けていくだろうと述べています。
面白いことに、仮想通貨メディアはアメリカの投資家や通貨ばかりに注目しているため、多くの仮想通貨愛好家たちはBinanceが最近シンガポールで仮想通貨と法定通貨の交換プラットフォームを設立したという事実を知らないのです。そしてそれは、この業界が水面下で推移しており、うまくいけば業界全体がより良い方向に向かっていることを意味するでしょう。
Binance CEO Backs Institutional Involvement
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