約140兆円を運用するTD Ameritradeが新興系取引所ErisXに出資を発表!
アメリカの大手証券会社TD Ameritrade(アメリトレード)が新興仮想通貨取引所ErisXに出資を行ったことをCNBCが報じました。出資を発表したTD Ameritradeは、1975年に設立されたアメリカの証券会社で、全世界で約1,100万の顧客を抱えており、資産運用額1兆2000億ドル(約140兆円)以上を誇る大手証券会社です。TD Ameritradeは現在、シカゴ・マーカンタイル取引所(CME)とシカゴ・オプション取引所(CBOE)のビットコイン(BTC)先物取引を顧客に提供しています。
TD Ameritradeのトレーディング部門のバイスプレジデントを務めるSteve Quirk氏はErisXの出資目的について「当社の顧客は、従来の資本市場と同様にデジタル通貨商品を取引できる適切な規制が整い、透明性が高い取引所求めています。デジタル通貨商品へのアクセスしやすくすることが目的である。」と語っています。
TD Ameritradeから出資を受けたErisXは、2019年上半期にビットコイン(BTC)、ビットコインキャッシュ(BCH)、イーサリアム(ETH)、ライトコイン(LTC)など仮想通貨の現物取引市場を提供する予定となっていて、現在は規制当局の承認待ちですが、将来的にはデリバティブ商品取引サービスも提供を行うとしています。
また、ErisXを支援する企業は「TD Ameritrade」だけではなく、その他にも、シカゴ・オプション取引所(CBOE)や大手トレード会社のVirtu Financial、ベンチャーキャピタルのDRW、CMT Digitalなどウォール街の多くの有名企業がErisXと戦略的なパートナーシップを締結しています。ErisXが機関投資家の仮想通貨市場への参入を強く後押しする存在になる可能性は高いと見られています。
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