仮想通貨Stratis(ストラティス/STRAT)とは?
Stratis(ストラティス/STRAT)は2016年に公開された通貨で、ブロックチェーン上で分散型アプリケーション(Dapps)を開発するべく設計されたプラットフォームです。現在では多くの大企業がブロックチェーンを取り入れ始めていますが、資金力や競争力に乏しい中小企業などはブロックチェーン開発者を雇うことができず、苦労しています。
そんな技術者が不足している仮想通貨市場を活性化するべくStratisは、C言語をプログラミング言語として取り入れ、より多くの企業がブロックチェーンを活用できるようにしようと活動しています。
STRATはStratisのプラットフォーム上で使用されるトークンの名称です。STARTは2017年1月には10円以下で取引されていましたが、ATHは1202円と130倍以上のパフォーマンスを達成している通貨になります。
Stratis(ストラティス/STRAT)の特徴や仕組み
C言語が利用できる
ブロックチェーンは比較的新しいテクノロジーであるため、開発が行える技術者の数が少ないです。大企業であれば大金を積んで他所から引っ張ってくることができますが、中小企業などではそうは行きません。
そこでStratisは世界的にプログラミング言語として利用されているC言語を採用しました。この言語はプログラマーの多くが習得しているため、従来の開発環境から大幅にハードルが下がりました。
これによって技術者は新しい言語を習得する必要がなくなり、スムーズにブロックチェーン開発へと移行することができます。その結果Stratisは、中小企業にもブロックチェーンが浸透するのを促進しています。
Stratisのサイドチェーンを利用して、プライベートチェーンを作成することができる
Stratisでは、サイドチェーンを利用してプライベートチェーンを簡単に作成する事ができます。そもそもブロックチェーンにはパブリックチェーンとプライベートチェーンの二種類が存在します。
パブリックチェーンというのは不特定多数のマイナーが取引承認に参加しますが、プライベートチェーンではマイナーが特定の人に限られています。
そのため、プライベートチェーンでは悪意のあるマイナーからの攻撃を防げるなどのメリットがある他、企業や団体がブロックチェーンを運用する事ができます。そして、Stratisではこのプライベートチェーンを作成する手順が非常にシンプルに設計されているので、開発のコストが大幅に削減できる事が特徴です。
ブロックチェーン導入のためのコンサルティングサービスを提供
StratisではOne Click Deploymentというサービスが展開されています。これは、企業や団体が手軽にプライベートブロックチェーンを運用できるようにするコンサルティングサービスです。
このサービスを使えば、早く簡単に柔軟なブロックチェーンを使う事ができます。また、ブロックの生成時間やサイズなどもカスタマイズ可能で、それぞれの用途にあったブロックチェーンが作れます。
Cloud Stratisの開発
Cloud Stratisはビットコインやイーサリアムなど他のブロックチェーンをStratisのシステムに取り込むというシステムです。導入に関する操作などはクラウドが簡潔化しているため、導入は非常に簡単です。
これによって企業はブロックチェーン導入に専門の技術者を雇う必要がなくなり、マイクロソフトに依頼するだけで導入が完了します。
TumbleBitによる匿名性の保持
TumbleBitはビットコイン取引に匿名性を持たせる仕組みです。ビットコイン取引の際にタンブラーと呼ばれる仲介者を介することで、ビットコインのまま、MoneroやDASH、Zcashなどの通貨の特徴である「匿名性」を確保するというメリットがあります。
TumbleBitは、StratisのウォレットであるBreeze Walletに搭載される予定で、現在開発が進行しています。
Stratis(ストラティス/STRAT)の将来性や今後
マイクロソフトと提携
Stratisは公開直後にPoloniexやBittrexなどの大手取引所に上場を果たし、その後マイクロソフト社と提携を結びました。現在ではLiskと同様にマイクロソフト社の主要プロダクトの一つになりつつあります。
ロードマップ通りにプロジェクトが進行している
Stratisが大きく成長した要因の一つにプロジェクトの進行具合が挙げられます。公開から取引所への上場や大手企業との提携を始め、着々とロードマップの内容を進めているため、Stratisは投資家らからも信頼され、評価されているプロジェクトと言えるでしょう。
Dappsの将来性が期待されている
Dappsは中央集権が存在しないアプリケーションで、現在主流の中央集権的なアプリケーションとは対照的なものです。GoogleやFacebookなどといった超大手企業の独占や偏りへのアンチテーゼとして登場し、今後さらに人気を獲得していくものと見られています。
Dappsに焦点を絞ったプロジェクトが比較的成長している所を見ると、Dappsへの期待の高さが伺えます。StratisもDappsにフォーカスしたプロジェクトである事から今後が期待できるでしょう。
Dappsについてさらに詳しく知りたい方は、【Dapps(分散型アプリケーション)とは?将来性や活用事例、定義を解説!】を参考にしてください。
Stratis(ストラティス/STRAT)の取引所
Binance
Binance(バイナンス)は、マルタ共和国に拠点があり、100種類以上のアルトコインを購入することができる海外取引所です。Binanceは、Stratisの取引量が最も多い取引所であり、0.1%という格安な手数料でStratisを購入することができます。
Binanceの登録で分からないことがあったら【Binance(バイナンス)の口座開設、登録、本人確認、二段階認証のやり方】を参考にしてください。
また、Binance以外にも、UpbitやPoloniex、BittrexなどでStratisを購入することができます。
Stratis(ストラティス/STRAT)の買い方や購入方法
Stratis(STRAT)は、国内取引所で取り扱っていないため、海外取引所で売買することになります。基本的に、海外取引所は日本円の入金に対応していないため、最初に国内取引所でビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)を購入して、海外取引所に送金する必要があります
Binance(バイナンス)でSTRATを購入する場合は、以下のような手順で購入します。
- 国内取引所で、ビットコイン(BTC)または、イーサリアム(ETH)を購入する
- 購入したビットコインまたは、イーサリアムをBATのウォレットに送金する
- BinanceでSTRATを購入する
また国内取引所は複数のアルトコインを取引所形式で売買できる【ビットバンク(bitbank.cc)】がおすすめですので、まだ口座開設していない人は早めの登録をおすすめします。 ビットバンクの登録で分からないことがあったら【bitbank.cc(ビットバンク)の口座開設、登録、本人確認、二段階認証】を参考にしてください。
Stratis(ストラティス/STRAT)のウォレット
Stratisは公式でStaking Walletというウォレットを配布しています。公式に配布されているという事で互換性はもちろんですが、使い勝手も良いと評判です。Staking Walletは公式サイトからダウンロードすることができます。