ロジャー・バー(Roger Ver)とは?「ロジャー砲」と呼ばれる注目の発言などを徹底解説!

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ロジャー・バー(Roger Ver)とは?

現在1,600銘柄以上の仮想通貨が取引されている中で、ビットコインは仮想通貨の代名詞と言っても過言ではない存在ですが、ビットコインへの投資で、世界初のバーチャル富豪の1人となったのが、元アメリカ人で現在は日本に居住するRoger Ver(ロジャー・バー)氏です。

 

ビットコインへの投資で大きな成功を収めたロジャー・バー氏は、「ビットコイン・ジーザス(ビットコインの神)」と呼ばれ、その発言は「ロジャー砲」と呼ばれるほど仮想通貨業界に大きな影響力を持っています。

 

ビットコインについて詳しく知りたい方は、【ビットコイン(Bitcoin/BTC)とは?特徴や仕組み、メリット、デメリット】を参考にしてください。

ロジャー・バー(Roger Ver)の経歴

Roger Ver(ロジャー・バー)氏は1979年にアメリカのカリフォルニア州で生まれました。現在はアメリカ国籍を放棄し日本で暮らしていますが、国籍は日本ではなく西インド諸島に位置するイギリス連邦加盟国の1つのセントクリストファー・ネイビス連邦籍となっています。

 

ロジャー・バー氏は、地元カリフォルニアのディアンザカレッジに進学しますが20歳で退学します。2000年21歳の時に、カリフォルニア州下院選に出馬し政界入りを試みるものの、残念ながら落選してしまいます。

 

2002年には爆発物である農業用の爆竹をライセンス無しでeBayで販売したとして、連邦刑務所で10ヶ月間服役しますが、この期間に独学で日本語を学んだと言われています。

 

大学中退後はシリコンバレーを拠点にコンピューター部品事業など多くの事業を立ち上げ、25歳にして富豪と呼ばれるようになります。2006年に日本へ移住し、2011年からビットコインへの投資を始めますが、2012年まではコンピューター部品事業のCEOを務めていました。

 

ビットコインの投資を始めると同時に自身がCEOを務める企業「Memorydealers」への支払い手段として、ビットコインを導入するなど、創成期のビットコインを支援したことで、ビットコインの神と呼ばれるようになりました。

 

2012年にロジャー・バー氏はビットコインで数十万の商品を購入できる「bitcoin store.com」を創設します。またビットコイン会議を組織し、ビットコイン財団の5人の創設者の1人となりビットコインの普及を促します。

 

2013年に日本で発生したマウントゴックス事件では、マウントゴックスの払い戻し問題を扱う映像を制作し、伝統的な銀行システムを非難しますが、残念ながら7ヶ月後にマウントゴックスは破綻します。

 

2014年に支配権を得たことで、ロジャー・バー氏はビットコイン情報サイトBitcoin.comのCEOに就任します。またアメリカ国籍を放棄し、セントクリストファー・ネイビス連邦籍を取得します。

ロジャー・バー(Roger Ver)の資産

ロジャー・バー氏はコンピューター部品事業など多くの事業を興し成功を収めたことで、25歳となる2004年の時点で既に富豪と呼ばれるほどの資産を有していました。さらにビットコインへの積極的な投資を行うことで、ロジャー・バー氏は世界初のバーチャル富豪の1人としても知られています。

 

創成期のビットコインは現在のように価値の高いものではなく、ロジャー・バー氏がビットコインへの投資を始めた当時は1BTCは約1ドル程度のものでした。そこに100万ドル以上の投資を行ったことでロジャー・バー氏の資産はビットコインの高騰とともに爆発的に増加したと考えられます。

 

資産の多くを仮想通貨の投資で運用しているために、正確な資産総額を知ることはできませんが、ビットコイン創成期に100万BTCを獲得していることから、1BTCが約19,000ドルの高値に達した2017年12月には単純計算したビットコインの資産だけで、190億ドル(約2兆1,000億円)の資産を有していたと考えられます。

 

2018年8月中旬のビットコインの市場価格は約6,397ドルとなり2017年12月の1/3程度の価格となっています。ロジャー・バー氏が仮に現在も全ての資産を仮想通貨に投資している場合でも、7,000億円以上の資産をもっと言るのではないかと推測できます。

ロジャー・バー(Roger Ver)はビットコインキャッシュを支持

ビットコインの神様の異名を持つロジャー・バー氏ですが、2017年に世間を騒がせたビットコインの分裂騒動となったビットコインのハードフォークには賛成の立場を取っていました。

 

現在はビットコインから分裂してできたビットコインキャッシュ(BCH)を中心に、仮想通貨への投資を行っていると発言し、「ビットコインキャッシュこそが真のビットコインである」という趣旨のツイートを行っています。

 

ビットコインはブロックサイズが1Mと小さいことから、取引量の増加による送金の遅延を引き起こしてしまうスケーラビリティ問題が深刻化していました。 スケーラビリティ問題解決のためには、1ブロックの容量を大きくするハードフォークを行う必要があり、ロジャー・バー氏はビットコインの普及のためにはハードフォークの実施は避けることができないものであると考えました。

 

結果としてビットコインは分裂し、ハードフォーク後の新通貨としてビットコインキャッシュが誕生しました。ロジャー・バー氏はスケーラビリティ問題を解消したビットコインキャッシュに対し「資産の大半をビットコインではなくビットコインキャッシュで保有している」というツイートも行い、スケーラビリティ問題を解消したビットコインキャッシュを推す言動を行っています。

ロジャー・バー(Roger Ver)の発言

日本のコンビニでビットコインキャッシュ決済が可能になる


ロジャー・バー氏は仮想通貨が世界共通の通貨となる可能性があると考えていることから、ビットコインの普及を推し進める活動を行ってきました。

 

しかしスケーラビリティ問題を解決することができずハードフォークで分裂したことから、現在はスケーラビリティ問題を解消したビットコインキャッシュを推しています。

 

さらにブロックサイズを32MBまで拡張するなど柔軟な対応を行うビットコインキャッシュは、法定通貨に変わりコンビニでの決済に使用できるほどに普及する可能性を持つ通貨であると主張しています。

ビットコインキャッシュが真のビットコイン

ビットコインのブロックサイズが小さいことに起因するスケーラビリティ問題解決のため、ハードフォークが実施されました。

 

ビットコインから分裂したビットコインキャッシュは、ビットコインの優れた機能と弱点であるスケーラビリティ問題を解消した通貨であると考えるのが、ビットコインキャッシュを推すロジャー・バー氏の主張です。

イーサリアムはビットコインを追い越す可能性が高い

ビットコインは取引承認速度が遅くなるスケーラビリティ問題やブロックチェーンには取引情報しか記録できない弱点を持っています。

 

イーサリアムはトランザクションのスピードが高く、スマートコントラクトで取引情報以外のデータをブロックチェーンに紐付けることができる画期的なシステムとして、仮想通貨の中でビットコインに次ぐ取引高を誇ります。

 

ビットコインがこのままシステムの改善を行わない場合は、将来的に立場が逆転する可能性があるとロジャー・バー氏は発言しています。

 

イーサリアムについて詳しく知りたい方は、【イーサリアムとは?特徴や仕組み、ビットコインとの違いを徹底解説!】を参考にしてください。

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