コインメディアのプロトレーダー指針氏の独占インタビュー!
指針(blockchain)のプロフィール
指針(blockchain)さんは、「謎の白い犬」としてTwitterの仮想通貨界隈で彗星のごとく現れ、現在ではツイッターで5万人のフォロワーを有する仮想通貨界隈の有名トレーダーです。
指針さんは、2017年2月に仮想通貨投資を開始しています。日々トレードを行う中で、仮想通貨の将来性に注目し、リップル(XRP)を中心に、イーサリアム・クラシック(ETC)、ビットコインキャッシュ (BCH)、カウンターパーティ(XCP)、Lisk(LSK)など多くの仮想通貨の高騰を事前に予測し、数百万円の原資でわずか1年で1000倍益を達成しています。
そんな有名トレーダーである指針(blockchain)さんに当サイト「コインメディア」が独占インタビューを行いました。指針さんの経歴、1000倍益達成するまでの軌跡、そしてこれからトレードを始める方に向けた「初心者向けのトレード入門」についてインタビューしています。ぜひご覧ください。
Q.指針さんの経歴を教えてください。
僕の経歴としては、今年の7月まで金融会社で富裕層向けの資産運用業務を行っていました。なので、実は去年の相場とかはずっと働きながら仮想通貨投資を行っていたんです。
学生時代にもFXなどはやったりしていたが、社会人になって仕事で日本株だけではなく、中国株、アメリカ株、為替、証券、現物のチャートと日々にらめっこすることを通して、お金の流れについて知見を得ていきました。とくに、入社してすぐのタイミングで「リーマン・ショック」を経験し、その後「ギリシャ・ショック」や「中国株の高騰」など様々な局面を経験したことで相場のダイナミズムを知りました。
Q.仮想通貨投資との出会い・きっかけ
仮想通貨投資との出会いは、当時会社員だったので「土日の空いている時間にできることないか?」という視点で探していたときに、ビットコインが土日も取引可能と知り、興味を持って仮想通貨取引を始めました。
ただ、ビットコイン取引を始めたときに「ビットコインFXはあくまで小銭稼ぎ」だと思っていました。したがって、小銭は稼げると思っていたが、短期間でここまで伸びると思っていなかったです。昨年の相場を予想できていたかというとそういうわけではありませんでした。
しかし一方で、ビットコインの将来性についてはとても魅力を感じていて、成長市場だと思っていた。普段いろんな投資対象を見ているなかで、一番伸びている市場の1つとして「フィンテック」があった。しかし、フィンテックに対する投資機会はなかなか少なく、投資するにしても行き着く先はすでに大手企業である「google」などが多い。
そして、そういった大手企業に対する株式投資は、市場の成長度合いに比べて、1~2年で1.5 ~ 2倍の期待利益にしかならないため、あまり美味しいと思わなかった。自分では「フィンテックはもっと爆発的に成長する市場」だと感じていたため、もっと他の選択肢があると感じていて、「もっとコアなものはないか?」って考えたときに、「ビットコイン」に出会いました。
仮想通貨は、市場として面白く、土日にできて、当時勤めていた会社の規約に反さない。この3つの理由から「これはやるしかない」と感じて仮想通貨投資を始めました。
Q.ビットコイン投資を始めた時期は?
実際に口座開設をしたのが去年2月(2017年2月)でした。
興味自体は一昨年の11月(2016年11月)から興味は持っていたが、その時点ですでにビットコイン価格が暴騰していたので「タイミングを逸してしまったなあ」と感じていました。その後の去年1~2月(2017年1月~2月)に仮想通貨市場が全体的に暴落していました。そのときに参入チャンスだと感じて、coincheckで口座開設を行いました。もし、あの時期の価格暴落がなかったら「僕はずっと参入してなかったかもしれない」と思います。
Q.指針さんが最初に買った通貨は?
最初に始めたのは「ビットコインFX」でした。基本的に慎重なので「数十万」程度しか入れてなかった。
ビットコインFXで徐々に勝ち始めてきた頃に、コインチェックの画面上にアルトコイン価格が7銘柄ほど掲載されていて、どれか1種類くらいは必ず20%~50%くらい高騰しているのを日々見ていました。値動きの大きさが面白かったので、ビットコインFXよりさらに少ない金額でアルトコインを購入してみたところ、1週間前後で約2倍まで高騰した。
ここで、さらにコインチェックが取り扱う7銘柄について全部リサーチを行った。リサーチしていると、Zcashの時価総額が30億円前後で、イーサリアム(ETH)ですら1000億円未満で、市場規模を見ていると、マザースのなかでも規模が小さい企業に該当するような規模感だった。
フィンテック市場のレポートをいくつか見ていくと、向こう10年出市場成長率が80%という驚異的な数字であることが分かり、この分野が今後成長していくのは間違いないと確信を持ち、ビットコイン以外「アルトコイン」にもこの流れは波及してくるし、「その当時のアルトコインの時価総額の低さは今後に相当な成長余力があるな」と感じ、アルトコインへお金を動かし始めました。
Q.「指針」と名乗るきっかけは?
前述の通り、市場が小さいなと思っているが、さらに7銘柄しかないなかでも全然情報がない。その当時、仮想通貨に投資している人たちの属性でいうと、投資家(金融のプロ)というよりは「ギーク(テクノロジーの人)」が多く、「投資の初心者が多い」と感じていました。
この部分に個人的に「金融出身者」として感じるところがあり、「自分でリサーチした情報」や「相場分析情報」をコインチェックのチャットで情報発信を始めた。それを行った結果、チャット板にいた周りのみんなからの評判がとても良く、価値を感じてくれる様になった。そこで、よく分からない名前で情報発信するのではなく、「相場情報」や「ニュース」を発信して周囲を導く存在として「指針(ししん)」と名乗り始めることになりました。今思えばもうちょっとカッコいい名前にしておけばよかったと思っています(笑)
つぎに、チャット板では、投稿した情報がフローでどんどん流れていってしまうので、「情報をストックしてアーカイブして調べられるようしてほしい」という声があり、ツイッターアカウントを作り情報発信をするようになりました。
Q.1000倍益達成までのストーリーを教えてください。
まず大前提として、普通に手元原資だけでやっていくと1000倍にはなりません。僕は投資の原資がほぼすべて借り入れです。カードローンから借りていて、当時コインチェックは100万円入れると400万円を借り入れることができたのですが、200万いれて、500万を借り入れていた。借り入れている状況は、レバレッジ掛けている状態と同じなので、10%ほどの高騰でも投資原資から考えると50%増加していることになります。
昨年4月のリップルの高騰をいち早く察知
当時(2017年3月頃)リップル(XRP)は他のアルトコインがすごい値動きしている中で全く値動きがなかったため、よく掲示板などでは馬鹿にされていました。
そんな状況で、たしか土曜日の朝に毎朝のルーティンで新聞を読んでいると、三菱UFJがリップルコンソーシアムに参加するというニュースを見て「これはやばいことになる」と直感的に感じました。すぐに仮想通貨資産をリップルに全部変え、coincheckの掲示板にニュース記事のURLを投稿しました。
結果的に、その日のうちにリップル(XRP)が0.7円から8円(1000%増)まで暴騰しました。その時、もっと価格が上がると思い、8円前後でさらにレバレッジかけたが、その後リップルは3円まで価格下落して飛びかけました(笑)ですが、暴騰前と比べると大幅に利益を叩き出していました。
ETC(イーサリアム・クラシック)の高騰を予想
その後、リップルをじっと2週間ほど保有していたが、リップルにこだわっているのはよくないと思い、冷静に他の通貨について分析をし始めました。そうすると、ETH(イーサリアム)がかなり高騰している中で、ETC(イーサリアム・クラシック)がかなり割安になっているのに気づきました。
そこで、リップル(XRP)に入れていた資産をETCに切り替えたんです。そして、その2~3週間ほどで約180円から約600円まで価格高騰を見せました。その当時、コインチェックの掲示板で「ETCだー!」と叫び続けて、ETCに関する様々な情報を投稿していました(笑)
その結果、ジワジワ伸びるETC高騰の波に乗ることができたコインチェックユーザーの口コミで「指針」の評判が大きく上がったと思います。
ETCで大きく利益を得ましたが、このとき「リップル(XRP)はまたくる」と思っていました。
GWのリップルの再来
「リップルが絶対もう1回あがるな」と思っていましたが、ETCがずっと順調にじわじわ上がっていっていたので、ETCをXRPに移行するタイミングを計りかねていました。
少しづつ移行はしていたんですが、ゴールデンウィーク中は大半をETCで保有していました。そしたらゴールデンウィーク明けにXRPが約50円くらいまで大きく高騰したんですが、ETC保有量の1/30くらいしかXRPに移行できていなかったんです。このトレードはぼくの後悔ポイントの1つです(笑)
コインチェックのロールバック事件を予測
coincheckでリップルの価格が240円になったロールバック事件が起きましたよね。コインチェックはシステムの仕様としてアルトコインの販売価格をbitcoin価格から割戻して計算しているため、ビットコインの成り行き注文が積み重なった結果、リップルの価格が240円に跳ね上がったんです。
そもそも、ぼくはゴールデンウィークの異常な取引量を見て、そろそろヤバいこと起きると思っていて危機感を持って注視していました。そうすると昼頃にランチを食べていると、ほんとに事故が発生したので、サーバー停止までの3分ほどしかないあいだにすべてを利確して、出金可能上限の5000万の出金申請まで行ったんです。この事件で利確できた数少ない人間の1人だと思います。
ただ、実際にはロールバック処理されたため、これは幻のお金になってしまったんですけどね(笑)
実は、この5月時点(2017年2月の開始からわずか3ヶ月間)で「総資産1億円」をとっくに超えていました。
それ以降は、ビットコインのハードフォーク後、ビットコインキャッシュ(BCH)を3万円くらいで拾って、20~30万円まで保有したり、MONAコインでも2円から130円くらいの波には乗ることはできなかったんですが、150円くらいから2000円までの波にはしっかり乗りました。その他にもLisk(LSK)やCP(カウンターパーティ)などでしっかり利益を拡大していきました。
昨年12月のリップルの高騰をロジカルに予測
12月のリップルの暴騰についても、年末の暴騰を予測して「12月2週目までにリップル(XRP)を買い戻すように」VALU内で発言していたんです。その後XRPは12月3週目から盛大にムーンするんですが、これはしっかり導き出して予測していました。
というのも、当時リップルには、ロックアップの話やエスクローに入れるといういくつか好材料の話がありました。リップルはビットコインとは違って、非中央集権で企業によって運営がしっかりコントロールされています。年内に実施すると発言されているということは「年内にしっかり実施される可能性が非常に高い」です。
その前提のもと考えると、アメリカには第4週目にクリスマス休暇が存在し、クリスマス前から休暇に入るため、年内に実施される場合、実施後のバタバタなども考慮して、クリスマス休暇に入る1週間前には発表されることが予測できます、従って、休暇に入る1週間前には仕込み終わっておくべきだと予測したんです。
インタビュー前半のまとめ
ここまで「コインメディアによる指針氏の独占インタビュー」として、指針さんのプロフィール、経歴から、どうやって1000倍益を達成したか?という軌跡を辿ってきました。コインチェックに口座開設を行ってからわずか3ヶ月で1億円を突破しているという衝撃的な事実も明らかになりました。
プロトレーダー指針(Blockchain)氏が書籍を出版
プロトレーダー指針(Blockchain)氏が書籍を出しました。先行予約時点で重版決定しています。
後半は「指針(blockchain)が教える仮想通貨トレードの入門」というインタビュー内容になっています。こちらからご覧ください。