仮想通貨、ビットコインが終わった、オワコンと言われている理由
仮想通貨元年と言われ、市場規模が爆発的に拡大した2017年とは異なり、2018年は下落相場が続いています。そのため、仮想通貨やビットコインは終わったと言われることが増え、その理由は主に以下であるとされています。
ピーク時からビットコイン価格は約3分の1に
2017年12月から2018年初めにかけて、仮想通貨市場は大きな盛り上がりを見せ、ビットコインが200万円に達成、リップル(XRP)が400円を達成するなど、大きな話題になりました。
しかし、各国の規制やコインチェックを始めとした取引所へのハッキングなどが原因で、ビットコインの価格は暴落し、記事執筆時点ではピーク時の約3分の1の価格にまで下落してしまいました。また、下落相場が長引いていることもあり、仮想通貨はもう終わったという声が強くなってきました。
数々の取引所がハッキング被害に遭うなど、セキュリティ面の課題が浮き彫りに
2018年に入ってから取引所がハッキングされる事件が相次ぎました。1月に国内取引所のコインチェックがハッキングされ、日本円で約580億円相当のNEMが流出しました。詳しくは、【2018年1月26日、コインチェック(Coincheck)の一連の騒動まとめ】を参考にしてください。
また、6月に韓国の大手取引所Bithumbがハッキングされて、約30億円の被害が発生しました。Bithumbのハッキングについては、【韓国の大手仮想通貨取引所Bithumb(ビッサム)で約30億円の盗難が発生!】を参考にしてください。
最近では9月に国内取引所のZaifが被害に遭い、ビットコイン、ビットコインキャッシュ、モナコイン合わせて約67億円が流出する事件が起きました。Zaifのハッキング被害については、【Zaifがハッキング被害で約67億円相当の仮想通貨が流出!】を参考にしてください。
このような事件が立て続けに起きた事で、取引所や仮想通貨関連のセキュリティの脆弱性が露呈し、より強固なセキュリティを実現する事が課題となっています。
仮想通貨、ビットコインはまだ終わっていないと考えられる理由
ビットコインETFが承認されることで、機関投資家が参入する可能性
ビットコインETFとは、ビットコインを投資対象に含まれている上場投資信託の事です。ビットコインETFは現在SECによって承認されていませんが、承認された場合、通常の株と同じように証券会社を通じてビットコインの取引ができるようになります。
それにより機関投資家の資金流入が期待できるため、ビットコイン市場、ひいては仮想通貨市場が活性化するのではないかと言われています。ビットコインETFについて、さらに詳しく知りたい方は、【ビットコインETFとは?上場承認はいつになるのかを分かりやすく解説!】を参考にしてください。
一部の有識者がビットコイン価格を強気予想
ビットコインの価格については、仮想通貨有識者の一部で強気な予想や発言がされています。CNBCのアナリストは、ビットコインETFへの期待から「ビットコイン価格が爆発寸前」と発言をして話題になりました。詳しくは、【CNBCアナリストが「ビットコイン価格は爆発寸前」とツイートし、話題に!】を参考にしてください。
また、TenXの創業者であるJulian Hosp氏は、2018年にビットコインの価格が6万ドルに到達すると自信を持って発言しています。詳しくは、【TenXの創業者が「ビットコイン価格が2018年に6万ドルに到達する 」ことに自信を示す】を参考にしてください。