タイの観光庁は独自の仮想通貨を開発する意向

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テスラ社CEOのイーロン・マスク氏は「米国政府は仮想通貨の規制を避けるべき」と発言

今週も、政府と市場の規制との戦いが一貫したテーマとなっていますが、仮想通貨市場で最も影響力のある投資家の一人であるマスク氏の発言が話題となっています。

 

テスラ社のイーロン・マスク氏によると、米国政府は仮想通貨市場からは距離を置き、仮想通貨の規制を避けるべきだという。

 

マスク氏は舞台上で、New York TimesのコラムニストKara Swisher氏の質問に答えました。Swisher氏が、「米国政府は仮想通貨市場の規制に関与すべきだと考えるか?」と尋ねたところ、マスク氏は、「私は、『何もしないでください』と言いたいですね」と答えたといいます。

 

マスク氏は、カリフォルニア州のビバリーヒルズで開催されたCode Conferenceにおいて、仮想通貨を破壊することは不可能だと思いますが、政府がその進歩を遅らせることは可能です」と述べていました。

 

2021年初頭、テスラ社は15億ドル相当のビットコインを購入しています。ビットコインの価格が高騰した第2四半期には、その保有額が約25億ドルに膨れ上がりましたが、それ以降は仮想通貨全体で下落の傾向が続きました。

 

マスク氏は、政府が何も行動を起こさないことを求めていますが、一方で、仮想通貨が社会の病に対する万能の薬ではないことを認めています。「仮想通貨には価値があると思いますが、救世主の再来とまでは言いません」と語っています。

 

タイの観光庁は、観光客向けに独自の仮想通貨を開発する意向

報道によると、タイ国政府の観光庁は、観光客向けに独自の仮想通貨となるユーティリティトークン「TATコイン」を発行する予定です。タイ国政府観光庁(TAT)が観光客を対象とした独自コインの発行を検討していると、Bangkok Post紙は報じています。

 

観光業界全体での仮想通貨サービスの需要の高まりを受け、現在、TATはこのコインについて規制当局と協議を重ね、仮想通貨の発行・導入を真剣に検討しています。TAT長官のYuthasak Supasorn氏は、このようにBangkok Post紙に語っています。

 

「TATは資本市場を監督する同国の証券取引委員会と当該コインについて協議しています。従来のビジネスモデルでは新しい変化に対応できない可能性があり、クリプトツーリズムを開始するためには、観光事業者にデジタルインフラを構築させ、デジタルリテラシーを活用させる必要があります。」

 

TATコインは、従来のバウチャーをデジタルトークンに変換するものです。TATコインは、他のデジタル資産と同様に、現地の仮想通貨取引所であるBitkubに発売される予定だといいます。また、タイでは6月、NFTは「実体」がないという理由で禁止されていましたが、ユニークなデジタル収集アイテム「Non-fungible tickets」としてNFTを取り扱う総合的な観光業プラットフォームを開発する計画があるようです。

 

8月の声明によれば、タイの規制当局は、仮想通貨事業者の監督を強化し、この分野での品質と投資家保護を発展させたいとしていました。観光・スポーツ省の傘下にある観光組織は、仮想通貨導入に向けた準備を進めていくでしょう。

 

 

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