みんなのFXの評判は良い?悪い?使えるツールや最適なユーザー像も

 

FX会社はそれぞれ特徴や色があり、企業として力を入れているポイントが異なります。例えば、取り込みたいターゲットが違ったり、売り出しているポイントも異なります。

 

FX会社で口座解説をする際には、提供しているサービスを理解して自分自身でどこの取引所を利用するのかを決めていくことが大切です。

 

ここで紹介するみんなのFXは、トレイダーズ証券が運営しているFXプラットフォームの名称です。FX取引で利用できる「システムトレード」や「バイナリーオプション」という機能や商品を利用することができます。

 

みんなのFXの良い評判やデメリットを知っておくと、口座開設の時に自分に合っているのかを選ぶ時の基準になります。

 

みんなのFXの評判が良いポイント4つ!人気の「シストレ」とは

 

まずはみんなのFXで評判が良いところをみていきましょう。忙しいトレーダーさんにオススメの「シストレ」という機能はどのような使い勝手の良さがあるのでしょうか。

 

 スプレッドが狭い

 

みんなのFXの大きな特徴は「スプレッドの狭さ」です。

 

スプレッドとは「売り」と「買い」のレートの差のことを示しています。スプレッドは投資家から見ると事実上取引コストに該当します。下記がみんなのFXの実際のスプレッドになります。

みんなのFXのスプレッド一覧

https://min-fx.jp/market/rate/

 

上記を例とするとUSDJPYを@114.252で購入し、すぐに売却したいと考えた場合@114.250でしか売れないということです。つまりこの0.2銭は取引コストとして見なすことができます。

 

みんなのFXは、上記の画像でも理解できる通り、企業としての強みとして打ち出しているほどスプレッドについてはトップクラスの狭さとなっています。

 

取引量の多いUSDJPYやEURUSD、EURJPY等のスプレッドはもちろん狭く、エマージング通貨の通貨ペアに関しても他社対比でスプレッドは狭いことから、スプレッドを重視しているユーザーにはみんなのFXの評判が良いのです。

 

 魅力的なスワップポイント

 

みんなのFXの2つ目のメリットは「スワップポイント」の大きさです。

 

FX取引においては、2通貨間における通貨金利の差が金利収入として日々発生しています。

 

スワップポイントとは、金利の高い通貨をロングして、金利の低い通貨をショートするようなポジションを構築した場合、ポジションを保有するだけで享受できる金利です。通貨金利は各国の政策金利に連動しています。

 

スワップポイントは特に資産運用を行う投資家においてはとても重要な項目です。スワップポイントは各社異なるため長期投資でFXをされる方はこのスワップポイントは必ずチェックして利用するか判断をしましょう。

 

 システムトレードが利用可能

 

みんなのFXでは、誰でも簡単にシステムトレードができます。

 

システムトレードは「シストレ」とも呼ばれている自動売買システムのことです。FXの取引市場は24時間動いていますが、ずっと見ていることは難しいという人もいるでしょう。そこで、システムトレードはトレーダーに代わって取引をしてくれるものです。

 

みんなのFXが提供しているシステムトレードはとても簡単なシステムです。自分が気に入ったトレーダーを選択することで、そのトレーダーがエントリーしたときに、自動的に自身の口座も同じトレードがされる仕組みになっています。

 

下記の画像は専用のアプリのものです。画面から選択するトレーダーのパフォーマンスをチェックし選択することができるため、初心者でもとても利用しやすく、視覚的にも理解しやすい作りとなっていますよ。もちろん、PCからも利用可能です。

 

みんなのシストレの取引ステップ

https://min-fx.jp/lineup/st/

 

システムトレードは期間別に選択できるトレーダーのリターンをチェックすることが出来るので長期的に安定しているのかどうか、短期的に稼いでいるのか等までチェックが可能なことはユーザーフレンドリーな作りと言えるでしょう。

 

 1,000通貨単位から取引可能

 

みんなのFXは1,000通貨単位から取引が可能となっており、少額から投資をスタートすることができるのも魅力です。

 

レバレッジ25倍と考えた場合、最小証拠金金額はUSDJPYでも数千円で取引が可能となり、数万円でスタートするか数千円でスタートするかという点は最初の第一歩を踏み出すためには大きな違いとなります。

 

そのため、初心者でFXの勉強をしたいと考えているユーザーにとっては、最小取引単位が小さいと入り口のハードルが低くなるため有効に活用したいポイントです。

 

また、細かく分けてトレードするということに関して、リスク管理の観点からもとても重要なことです。1,000通貨単位で取引することでリスクを分散しながら取引が可能となります。

 みんなのFXの評判でデメリットと感じるところとは?

 

みんなのFXには評判が良い機能があって、初心者から上級者、忙しい人まで幅広いトレーダーに使われています。どのFX会社にもデメリットはありますので、「こんなはずじゃなかった」となる前に確認しておきましょう。

 

 テクニカル分析ツールが使いづらいとう声も

 

みんなのFXのデメリットはテクニカル分析のツールが使いづらいという声もあります。テクニカル分析を利用してトレードしているユーザーにとっては使いづらく感じるかもしれません。

 

ブラウザで用意されているテクニカル指標は下記のようにベーシックなものが多いです。

 

みんなのFXの主要なテクニカル指標一覧

https://min-fx.jp/lineup/st/

 

これで十分な方はいいかもしれませんが、テクニカル指標を重視していユーザーであれば不足している部分もあることでしょう。一部のユーザーはテクニカル分析は他のFX会社のツールを利用して、取引はみんなのFXを利用しているという方法を使っていることもあります。

 

 マーケット情報が少なめ

 

デメリットの2つ目は「マーケット情報が他社と比較して少なめである」という点です。

 

情報ソースはの2社のみとなっており情報量で見ると劣っていると言えるでしょう。「ニュースや情報は必要ない」というユーザーであれば問題ありませんが、初心者の方はマーケットレポート等が勉強の教材にもなるため、ファンダメンタルズの勉強をしたいというユーザーには不向きなFX会社となります。

 

 みんなのFXはどんな人に向いている?アプリの使い勝手は?

 

みんなのFXのメリットとデメリットを見ると、向いているユーザーが見えてきます。また、アプリを利用すると更にトレードがしやすくなりますが、みんなのFXのアプリの評判はどうなのでしょうか。

 

 みんなのFXを利用すべきユーザーとは

 

「中長期的に資産運用のツールの一つとして利用するユーザー」はみんなのFXに向いていると言えるでしょう

 

理由としては次の3つがあります。

①中長期的な投資には大切な「スワップポイント」が高いということ

②約定が通りにくい事象も発生しており頻繁な売買には向かないこと

③アプリのテクニカル分析のツールが最低限しかないということ

 

これの理由から中長期的なFXを資産運用として利用するユーザーにはいいFX会社といえます。またシステムトレードは初心者でもFXを資産運用の一つとして取り入れたいと思っている投資家にとってはとてもいいものでしょう。

 

また、みんなのFXは比較的評判が悪い内容というのはあまり聞かれないFX会社なので、安心して利用もできます。

 

気になる方は口座開設を行った上でまず利用して見ることがとても大事であり、自分自身で利用可否は判断するようにしましょう。

 

 みんなのFXのアプリは利用するべきなのか

 

FXのアプリは手軽に利用できるので人気があります。

 

普段はPCで取引を行っている人も外出先で素早く見られるアプリは利用しようとしている人が多いです。みんなのFXアプリの評判が良いところは次の点です。

 

・画面が見やすいので直感での操作が可能

・スピード注文ができるのでチャンスを逃さない

・チャート分析がPC並みにできる

 

ただし、アプリは「すぐ落ちる」「固まる」という口コミも多いので、アプリとOSのアップデートは忘れずに行うと良いでしょう。

 

まとめ

 

幅広い層のトレーダーに人気のあるみんなのFXの評判は、メリットとデメリットを知ることで見えてきます。魅力的なところはスプレッドとスワップポイントで、シストレという自動売買も忙しい方には嬉しいでしょう。

 

テクニカル分析ツールの使い勝手が良くないところやマーケット情報が少ないところが欠点はありますが、他の会社と並行利用をすることで代用も可能です。

 

中長期的な投資をしたいという方にみんなのFXがオススメです。アプリの評判も良く、出先でも取引の状況を掴めるのが安心できます。

 

記事の監修者

中島翔

中島 翔

学生時代にFX、先物、オプショントレーディングを経験し、FXをメインに4年間投資に没頭。その後は金融業界のマーケット部門業務を目指し、2年間で証券アナリスト資格を取得。あおぞら銀行では、MBS(Morgage Backed Securites)投資業務及び外貨のマネーマネジメント業務に従事。さらに、三菱UFJモルガンスタンレー証券へ転職し、外国為替のスポット、フォワードトレーディング及び、クレジットトレーディングに従事。その後国内大手仮想通貨取引所Coincheckでトレーディング業務、新規事業開発に携わり、NYのブロックチェーン関連のVCを経てCWC株式会社を設立。証券アナリスト資格保有 。

Twitter : @sweetstrader3 / Instagram : @fukuokasho12



おすすめの記事