ウォルマートのフェイクニュースでライトコイン価格が急上昇
月曜日、世界最大の小売業を展開するウォルマート(Walmart)がライトコインによる決済を開始するという内容の記事が、世界的なプレスリリースの配信サービスであるグローブニュースワイヤ(GlobeNewswire)に掲載されていたことを受けて、ライトコインの価格が最大で20%上昇しました。しかし、このプレスリリースは捏造されたものでした。
同サイトによると、このフェイクニュースは偽アカウントによって提出されました。米SECへの申請の形跡はなく、プレスリリースは機能しないウェブサイトにつながっています。
あらゆる報道機関が本件ついての報道を行い、ライトコインの価格をはじめ、他の仮想通貨の価格も一時的に急上昇しました。しかし、ウォルマートがライトコインとの提携に合意した事実はない旨の発表をしたことで、以前のレベルまで下落しました。ウォルマートの関係者は、CNBCに本件がデマであることを認めています。誰によって操作されたのかは不明です。
グローブニュースワイヤで投資家および広報を担当するヴァイスプレジデントのDave Pleiss氏は、米大手テック・IT系メディアのザ・ヴァージ(The Verge)に対して、「このようなことは、これまで同社に起こったことがない」と述べています。
「今朝、グローブニュースワイヤは、偽のユーザーアカウントによる違法なニュースリリースが作成されていることを発見しました。直ちに同リリースを撤回し、無視するように通知しました。」
本件は、他の金融市場などと客観的に比較すれば、仮想通貨市場全体がまだ未熟であることを示したと言えるでしょう。したがって、投資に関するニュースのソースを常に検証する必要があります。
インタラクティブ・ブローカーズ・グループが仮想通貨取引を拡大
米証券会社のインタラクティブ・ブローカーズ・グループ(The Interactive Brokers Group / IBKR)は本日、仮想通貨取引を開始したことを発表しました。ブロックチェーン企業のパクソス・トラスト・カンパニー(Paxos Trust Company)と提携しており、同グループの顧客は、ビットコイン、イーサリアム、ライトコイン、ビットコインキャッシュの取引と保管ができるようになりました。
IBKRの顧客はPaxosを通じて、IBKRのプラットフォーム上で他の資産クラスと同様に仮想通貨を取引できるようになります。IBKRは、より統一されたユーザーエクスペリエンスの実現に向けてサービスを開始しました。これまで投資家は、あらゆるブローカーや取引所などの取引プラットフォームを利用して、仮想通貨やその他の資産クラスを取引していました。
マージンやスプレッド、最大2%の取引手数料など、取引所ごとに設定が様々です。IBKRと提携するPaxosの仮想通貨取引サービスは、月間取引量に応じ、取引額の0.12~0.18%という低い手数料を設定しています。また、1回の注文最低額を1.75ドルとすることで、競争力のある商品として発売することができます。
PaxosのCEO兼共同創業者であるCharles Cascarilla氏は、このように述べています。
「『信頼できる仲介者を介してデジタル資産へアクセスしたい』という消費者の関心が、金融業界に変化をもたらしています。Paxosは、安全でリスクのない方法によって暗号化を実現できるように構築されたブロックチェーンインフラを提供します。IBKRとの提携により、経験豊富な投資家はデジタル経済への迅速かつ信頼性の高いアクセスが可能になりました。」
IBKRは、当初は個人口座またはジョイントアカウントを持つ米国市民のみを対象としていました。今後、ファイナンシャルアドバイザーや他の業界の顧客など、対象を拡大していく予定です。
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