カルダノ財団の理事長が辞職
カルダノ財団の理事長であるMichael Parsons氏は、他のコミュニティーの指導者からの辞職要求を受け、指導者の立場を退きました。1ヶ月前に公開された簡易報告では、スイスに拠点を置くカルダノ財団は急遽Michael Parsons氏の代理の指導者を置くことが発表されました。
「カルダノ財団理事会の会長、Michael Parsons氏は急遽辞職することとなりました。それにあたり団員のPascal Schmid氏が暫定で代理を務めることになりそうです。私たちは理事会運営に適切な人材をいち早く探し出すよう努めているところです。」
以前も密告されてはいましたが、財団でのParson氏のリーダーシップの乏しさは、Charles Hoskinson氏やEmurgoのCEOであるKen Kodama氏を含む他の指導者からもたびたび非難されてきました。
辞職の通達内容
数週間前に発表された長文にわたる最後の通達では、Hoskinson氏とKodama氏が、財団資金の悪用に関する深刻な疑問を提起しています。長い抗議文の中では、怠慢によりカルダノ財団とその役員の失敗に終わったことは大変遺憾であり、財団や理事長を変えるという試みも実を結ばないまま終わるだろうと述べられています。
「2017年7月14日以来、カルダノ財団はParsons氏によって事実上支配されていました。彼は財団の日常業務に関する唯一の意思決定者であり、君主のようにメンバーを支配していました。」
他の告発は更に深刻な内容となっており、カルダノ財団とカルダノのエコシステムにおける他の主要組織との間の権力争いについて示唆しています。抗議文の大部分を占める内容が、財団の不実表示や虚偽、カルダノの商標を所有しているという不正陳述についての非難となっています。
カルダノ財団について
カルダノ財団は、カルダノのエコシステム、そしてADA仮想通貨の開発を請け負っている3つの独立機関のうちの1つです。
ADAに関しては【ADA(エイダ)コインとは?特徴、仕組み、将来性や今後の価格】の記事を参考にして下さい。
スイスに拠点を置くカルダノ財団は,カルダノのユーザー達をサポートし、他の主要機関と共に規制上、商業上の問題への取り組みの責任を持っています。
他2つのパートナーは、プラットフォームにおけるエンジニアリングや開発を担当するHoskinson氏のInput Output Hong Kong (IOHK)と、日本を拠点にしカルダノのブロックチェーンにまつわるスタートアップや商業事業に投資しているEmurgoです。
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