ロボアドバイザーの仕組みや特徴
AI(人工知能)が最適な資産運用を行なう
ロボアドバイザー(AI投資)とは、人工知能・A.Iを利用して資産運用のアドバイスを行うサービスで、投資する種類や銘柄選定など「アドバイスを行なうサービス」から「実際の投資運用まで行なうサービス」があります。
従来の資産運用は、投資のプロ(ファンドマネージャーなど)が手動で取引を行っていましたが、ITの発展とともにロボットが自動で最適な投資運用を行なうサービスとして誕生し、従来の資産運用と比較して、煩雑な手続きや運用をAIが自動で行ってくれる点や運用手数料が低い点などが特徴です。
ロボアドバイザーのメリデメに関しては【ロボアドバイザーの口コミ、メリット、デメリット】の記事で分かりやすく解説していますので、もっと詳しく知りたい方はぜひ参考にしてください。
莫大な情報量を分析処理し最適な投資運用を行なうことはA.I(ロボット)の得意分野なので、今後の資産運用はロボアドバイザーが中核的な役割になると言われています。
ロボアドバイザーの投資運用が向いている人は下記のような人です。
上記に当てはまる方で、ロボアドバイザーのおすすめサービスを知りたい方は【ロボアドバイザー(AI投資)のおすすめランキングを徹底比較!】を参考にしてください。
ロボアドバイザーは儲かるのか?
ロボアドバイザーは国内株式・海外株式から国内・国外債券まで幅広い金融商品を扱っており、また金融商品によって大幅な高騰は望めないものの、着実に伸びて行く可能性が高い商品も多いようです。このように短期的に儲けたいという方には不向きですが、長期的に儲かる可能性は十分あるでしょう。
実際国内最大手のロボアドバイザーサービス「ウェルスナビ」は、どれだけロボアドバイザーが儲かっているのかをリスク許容度別に情報をまとめています。
上記の画像はウェルスナビが発表した「2016年1月から2018年2月までの投資を行なった場合のリターン表」です。リスク許容度別に2年間の資産運用でいくらリターンがあったかをまとめています。リスク許容度に応じて、投資対象となる金融商品が異なります。リスク許容度が高くなるにつれて株式の割合が増え、リスク許容度が低くなるにつれてより安定性の高い国債割合が増加していきます。リスク許容度が1番高い資産運用では、2年間で最大29%の投資リターン(利益)を出していて、リスク許容度が1番低い資産運用でも約10%のリターンを出していることが分かります。
結論としては、確実に儲かる保証はないが他の投資手段と比較しても「堅調に儲かる」可能性が高い資産運用方法だと言えるでしょう。
また、ウェルスナビはもう一つデータを発表しています。1992年から2017年1月までの25年間の長期投資を行なったシミュレーション結果を公表しています。
この期間にはドットコムバブル崩壊やリーマンショックといった金融ショックが起きていますが、シミュレーション結果としては、年間ベースで6%の成長を見せ、25年間で合計資産を2.4倍まで成長させた結果となっています。仮に1000万円投資していた場合、2400万円という2.4倍の資産を形成することに成功したという結果となります。さらに特筆事項としては、もし仮に2008年のリーマンショック直前に資産運用を始めたして暴落に遭ったとしても、長期的(現在まで)にはむしろ儲かっている可能性が高いということです。
上記のシミュレーション結果で分かるように、中長期の資産形成の手段としてロボアドバイザーは非常に有力であることが分かります。このように途中で大きな株式市場における打撃があったとしても結果的に価格が上昇していることから、短期的な市場変化を意識しすぎず長期的視点で投資を行なうことのであれば、ロボアドバイザーはおすすめの方法となります。
ロボアドバイザーのリスク
ここまではロボアドバイザーのメリットや儲かる可能性が高いことを説明してきましたが、当然のごとくロボアドバイザーにもリスクは存在します。
投資対象は株式などの金融商品となるためリーマンショックのような金融ショックが発生した場合、価格暴落などの被害を受ける可能性があります。しかし、他の資産運用手段にも同様のリスクはつきまといます。
むしろ、ロボアドバイザーは基本的に国際分散投資でリスクヘッジを行っています。また、楽ラップなどの一部のロボアドバイザーサービスでは、下落ショック機能という市場暴落に対応する機能を持っているロボアドバイザーもあるため、独力で株式投資を行なうよりはリスク対策が充実している可能性が高いです。
またロボアドバイザーではリスクについて設定をすることが可能なので、リスクは極限まで下げる設定にすることは可能です。「銀行の定期預金は嫌だけど投資でマイナスになるのも嫌という方」、「一発逆転で資産を増やしたいという方」、それぞれに合わせた資産運用を行うことができます。
ロボアドバイザーのリスクも承知した上で、おすすめサービスを知りたい方は【ロボアドバイザー(AI投資)のおすすめランキングを徹底比較!】を参考にしてください。