プーマペイ(PumaPay)とは
プーマペイ(PumaPay)とは、イーサリアムのプラットフォーム上で開発されている、仮想通貨でのプル型決済の実現を目的としたプロジェクトです。2018年5月に行ったプレセールでは、約117億円の資金調達を実現し、調達額世界第7位のICOプロジェクトとなりました。
その他プーマペイについて詳しく知りたい方は【プーマペイ(PumaPay)とは?その特徴や今後の将来性、対応取引所や購入方法などを徹底解説!】の記事を参考にしてください。
プーマペイ(PumaPay)の進捗
既にプロジェクトの大きな目的である、定期継続支払い機能に関しては実装が完了しています。またプーマペイウォレットでは、すでにERC20トークンの全てに対応しています。直近のアップデートでは仮想通貨対仮想通貨の交換ができる機能を実装しており、来週には次のバージョンアップを予定しています。
次回のアップデートではBTCもウォレットに入れることができるようになり、着々とプロジェクトは進行しています。また多くの企業とパートナーシップを拡大しており、ホームぺージ無料作成サービスであるwix.comなどとも提携しています。
CEOのYoav氏がプーマペイ(PumaPay)を仮想通貨のペイパルと比喩する理由
CEOのYoav氏はプレゼンテーションの中で何度も「プーマペイは仮想通貨のペイパルだ」と強調しています。
既存の仮想通貨決済は、送金先にアドレスを教えてもらい、ウォレットでそのアドレスを入力して送金します。クレジットカード決済のような高度な請求システムは実現されていませんでした。プーマペイでは、スマートコントラクトを複数設計することにより、今までのブロックチェーン上のトランザクションをひっくり返し、この問題を解決しました。
定期購読モデル
プーマペイのエコシステムでは、毎月定額の金額をユーザーのウォレットから自動で決済を行うことが可能になっています。
ユーティリティペイメント
プーマペイの決済は、水道料金や電気料金のように毎月変動するような定期支払にも対応しています。
ペイパービュー
サービス利用時間などに応じた従量課金に対応しています。
今後のアップデートで次々と「アドオン」が追加される
今後のアップデートでは、次々とあらゆる決済モデルに対応していくとYoav氏は語っています。
シェアードペイメント
割り勘支払いは既にLINEPAYなどのデジタル決済領域では実現している機能ですが、今後プーマペイも対応していきます。
スプリット・ペイメント
アフィリエイトなどの三者間(アフィリエイター・代理店・広告主)の取引において、プーマペイのエコシステムにおいて、二社からの支払いを実現することが可能となります。
プーマペイ(PMA)が購入できる取引所
プーマペイはBITTREX(ビットレックス)、OKCoin(OKEx)、Upbit、HitBTC、Coinallといった、現在5つの取引所に上場しています。
今後のロードマップ
.
トップアップ支払いに対応
2019年1月(見込)にプーマウォレット内でクレジットカードで仮想通貨を購入できるようになります。また、ERC20以外のトークンにもまずはTOP20の仮想通貨に順次対応していこうと考えています。
プーマペイプライド
プーマペイを導入しているサービスを紹介できるプラットフォームを公開します。これはウォレットにも組み込まれ、マップ検索もできるため、ウォレットユーザーに直接訴求することができます。
その他、オフィシャルのロードマップに掲載されていないものも、バージョン3.0で発表していきます。(バージョン3.0に関しては、現在構想段階ということで非公開とさせていただきます。)
プーマペイ(PumaPay)CEO Yoav Dror氏への独占インタビュー
--先ほどのお話で出てきた、プーマペイV3.0のリリース時期を教えていただけますか?
2019年の5月6月ごろを狙っています。
--現在色々なブロックチェーンプロジェクトがある中で、価格が乱高下するトークンが多いのですが、PMAはとても安定しています。その理由はどこにあると考えられますか?
価格については、2点先にお伝えしておきます。「今後いくらを目指しています。」ということはお伝えしないということと、私達は操作を一切していないということです。ステーブルにしようとか一切そういった事を目的にしてはいけない、と私は指示しています。価格をきめるのは供給と需要それだけです。
--今、把握されている限りで結構ですがプーマペイのファンが多い国はどこになりますか?
まずは日本です。そして、韓国、東アジアが一番多いとは感じています。プライベートセールでは多くの日本人投資家に参加していただきました。ほかにも投資など含め日本の方には支えていただいています。
--日本にPMAホルダーが多いということは、今後プーマペイのエコシステムを利用するユーザーも日本人が多くなると考えることができるかと思います。
事業者側でプーマペイの決済システムを導入したい場合はどのようなステップを踏んだらよろしいでしょうか?
現段階では、Githubに行ってサーバーセットアップして私達のマニュアルに沿ってサーバーを設定し、請求モデルを作ったら出てくるQRコードをウェブサイトに貼るだけです。ただ今後は事業者の自社のサーバーへセットアップする必要が無く、サーバーを切り離し、システムの中でビジネスをジェネレートするだけでQRコードが出てくるという流れになります。
--プーマペイの強みは従来の決済のエコシステムにおいて、高い手数料及び、チャージバックリスクの部分のソリューションということは理解しています。ですが、仮想通貨である以上、決済手数料が安くても、ボラティリティリスクの方が事業者にとってはデメリットと感じますが、事業者側にとってもそんな中でプーマペイを利用するメリットはなんでしょうか?
その部分に対しての私達の答えとしては、セトルメントレイヤーを導入することによって、ボラティリティリスクを完全に解消できると考えています。ユーザーが店頭にて商品を購入した際、即座にその時のレートにて、例えば、
- ユーザー:BTC支払い
- プーマペイ:BTC→PMA→フィアットに交換
- 事業者:フィアットにて受け取り
といったことが可能となります。
もしくは、フィアット導入の前段階だったとしても、ユーザー支払いの際及び事業者受け取りの際にステーブルコインを利用すれば、この部分はクリアできます。これにより、ボラティリティリスクは完全に解消されます。
同時に、一度PMAに交換されるということはそれだけ取引されるということなので、プーマペイのエコシステムが拡大すれば、必然的に取引ボリュームが増えることになります。それは投資家の方々から見ても喜んでいただけることだと思います。
--プーマペイが決済ソリューションということで、今後プーマペイのエコシステムを利用したサービスが様々な業界で実現されてくると思います。
そういった事業展開をしていきたい人は、どちらへ連絡したらよろしいですか?
ありがとうございます。パートナーとして動いていきたい方がいれば、日本にも事務所がありますので、ぜひそちらへお尋ねください。