イギリス政府が仮想通貨の対策委員会を発足!規制を検討か
2018年3月22日にイギリスの財務省フィリップ・ハモンド財務相は、第2回国際フィンテック会議で「財務省に加えて、イングランド銀行と金融行政機関を含む対策委員会の設置」を発表する予定です。
委員会は仮想通貨など、フィンテック領域における最先端テクノロジートレンドに対するイニシアチブをとることを目的にしています。
今回の発表は、大規模なフィンテック領域におけるイギリス政府の一部と言われていますが、同氏は「イギリスが仮想通貨のリスクを管理し、将来の基幹技術となりうる技術の潜在利益を最大化する一助となるだろう」と述べています。
また、同氏は仮想通貨以外の広範にわたるフィンテック領域で、いくつかの他の措置を発表する予定であると見られています。
イギリス政府の仮想通貨に対する規制・発言
イギリス政府・首脳のこれまでの動き・発言としては、イギリスのテレサ・メイ首相が、1月の世界経済フォーラムで「暗号通貨が犯罪使用されること」に関して懸念を述べ、これに同調するように、同イベントで英国財相は「仮想通貨の規制」を求めるなど、規制に積極的な姿勢を見せていました。
イングランド銀行のマーク・カーニー(Mark Carney)知事は、スコット・エコノミクス会議でのスピーチの中で、3月初旬に同様の訴えを行なうなど、イギリスは仮想通貨の規制に積極的と見られますが、今後イギリス政府の動きは大きくなると思われるので、注視が必要です。