FX取引をするためには、証券会社などで専用口座を開設する必要があります。これからFXを始めようと考えている方の中には、数ある会社の中からどの会社を選択したらよいのか困っている方も多いのではないでしょうか。
現在は、非常に多くの金融業者がサービスを提供しているので、選択肢が広い反面、迷う方も多いかもしれません。
今回は、国内FX企業でも人気のあるGMO FXとマネーパートナーズについて、その特徴や注意点などを紹介します。FX取引を始める前の会社選びにぜひ参考にしてみてください。
GMO FXについて|メリットの多い有名な会社
GMO FXは、有名な大手証券会社であるGMOクリック証券が手掛けるFXサービスです。日本国内のFX会社の中でも特に取引高が多い会社として評価されています。ファイナンス・マグネイト社が調査した結果によると、2012年から2019年の8年間連続で取引高第一位を記録しました。
ここでは、GMO FXのメリットを3つご紹介します。
スワップポイントが充実している
金利差で発生するスワップポイントが充実しているのがGMO FXの特徴として挙げられます。高金利通貨の取り扱いも充実しているので、長期的なスタンスでの取引に適しています。
<2022年3月時点スワップポイント(参考)>
TRY/JPY | 12円 |
ZAR/JPY | 7円 |
MXN/JPY | 6円 |
*1万通貨当たりの金額
多彩な取引ツールが利用可能
GMO FXでは多彩な取引ツールが利用でき、PCとタブレットそれぞれに専用のツールが2種類用意されています。
- パソコン用「はっちゅう君FXプラス」
- スマートフォンアプリ用「GMOクリックFXneo」
一度に大量に注文を発注できる点や、一画面に複数のチャートやレート、注文ツールを表示できる点、自由にカスタマイズができる点など、非常に優れていて初心者から中級上級者まで利用しやすい取引ツールです。
ユーザーが多い
GMO FXは取引高第一位を取得した実績があることから、ユーザーの数が多く口座数が多い点が特徴として挙げられます。
ユーザー数が多いということは、それだけ不満なくトレードしているトレーダーが多いということです。総じて高いサービスが提供されている証拠といえるでしょう。
GMO FX利用の際の注意点
GMO FXのメリットをいくつか紹介してきましたが、デメリット・注意するべき点も存在します。利用するFX会社を決める際には、おすすめポイントやメリットだけではなく、デメリットや注意点の面にも目を配り、総合的に判断することが重要です。
GMO FXの注意点について、以下に2項目紹介します。
- 少額での取引が難しい
- ロスカット手数料
少額での取引が難しい
GMO FXでは、最低取引通貨数が1万通貨となっています。他のFX会社では、これが1,000通貨であるケースが多く、中には100通貨など小さな単位での取引ができるように設定している会社もあります。
1万通貨が最低取引通貨であるということは、例えばUSD/JPYの場合、最大レバレッジの25倍を適用したとしても4万円以上用意する必要があります。
ロスカット手数料
GMO FXには「ロスカット手数料」という設定があり、ロスカットを受けた資金1万通貨当たり500円の手数料が発生してしまいます。
ロスカットとは、一定の証拠金維持率を下回った場合に、保有するポジションを強制決済されてしまう仕組みです。投資家の資金を保護する目的で導入されていますが、一気に損失が確定するという一面もあります。
GMO FXではさらに手数料がかかってしまうので、リスク管理にが十分注意しましょう。
GMO FXの利用に適しているトレーダーとは
GMO FXを利用するのに適しているトレーダーとはどのような方でしょうか。
スワップポイントの高さを生かした長期トレーダーにも適していますが、総合的に優れたスペックがあることから、デイトレーダーやスイングトレーダーにも適しているといえるでしょう。
また、トレードの経験がある上級者が充実した取引ツールを活かして高度なトレードを展開するのにも適しています。
マネーパートナーズについて
マネーパートナーズは、同名の会社が運営するサービスです。証券会社がサービスの一部としてFXサービスを提供するのが主流となっている現在において、マネーパートナーズはFX専業会社として営業している珍しい会社です。
マネーパートナーズのメリットを3項目ご紹介します。
スプレッドの狭さ
マネーパートナーズでは、業界内でも最狭水準のスプレッドが提供されています。
<マネーパートナーズの最小スプレッド>
USD/JPY | 0.3銭 |
EUR/JPY | 0.4銭 |
GBP/JPY | 0.7銭 |
*トレード時間帯により変動
USD/JPYだけでなく、他の通貨ペアにおいても総じて狭いスプレッドが維持されている為、手数料負担を最小限に抑えながらのトレードができます。
最低取引通貨単位が100通貨
マネーパートナーズでは、最低取引通貨単位が100通貨とされています。
少額からトレードを開始できると言う点で、トレード経験の少ない初心者が少ない資金で本番トレードに臨むケースにもおすすめできます。例えば、USD/JPYの通貨ペアなら、最低500円程度の資金があればトレードに挑戦できるということになります。
初心者向けサポートツール
マネーパートナーズでは、サポートツールが充実しており、初心者の方も安心してトレードに挑戦できます。
例えば、「かんたんトレナビ」というツールは、初心者の方でもわかりやすい情報を提供してくれます。他にも「売り時」、「買い時」を示してくれるツール、売買シグナル表出の後の相場の動きを矢印で示してくれるツールなどがあり、一目で分かりやすいシンプルな使用感なのが魅力的です。
マネーパートナーズ利用の注意点
マネーパートナーズはメリットが多いサービスですが、同時にデメリット・注意点も存在します。以下に、代表的なデメリットを2点紹介します。
- スワップ運用に向かない
- 高スペックの環境が望ましい
スワップ運用に向かない
マネーパートナーズは、スワップ運用には適していないと言えます。
スワップ付与のボリュームが非常に小さく設定されている為、高金利通貨ペアを長期保有するメリットは少なめとなっております。長期的にスワップの蓄積を目指すトレードをしたい場合は、他のFX会社を選択しましょう。
高スペックの環境が望ましい
マネーパートナーズの専用トレードツールである「HyperSpeed NEXT」は、非常に優れたツールではありますが、その高い性能をスムーズに活かすためには高いスペックのパソコンが必要になります。
スペックが低いパソコンを使うと動作が遅くなってしまう恐れがあるため、マネーパートナーズを利用する前に使っているPCのスペックを確認することをおすすめします。
マネーパートナーズ利用に適しているトレーダーとは
マネーパートナーズを利用するのに適しているトレーダーとはどのような方でしょうか。
マネーパートナーズのスプレッドの狭さは、スキャルピングなど短期トレードを繰り返し行うのに適しています。ただし、数十秒の間に高額のトレードを複数回行うのは規制の対象となる可能性があるので注意が必要です。
また、最低通貨単位の低さを活かして、初心者が少額で初めてトレードをする環境としても適しています。
まとめ
この記事では、GMO FXとマネーパートナーズについて紹介をしてきました。それぞれにメリットとデメリット、利用に向いているトレーダーに違いがあります。
今回紹介した情報をもとに、どちらが自身に適しているかの判断をする際の参考にしてください。GMO FXやマネーパートナーズが自分に合いそうだと思ったら、まずは無料で口座開設すると良いでしょう。