FANTAS funding(ファンタスファンディング)とは
FANTAS funding(ファンタスファンディング)とは、FANTAS technology(ファンタステクノロジー)株式会社が運営する不動産投資型クラウドファンディングであり、不動産を運用して生じた利益を投資家へ再分配(配当)するファンドです。
不動産を取り扱うのでFANTAS technology株式会社は不動産特定共同事業許可、不動産特定共同事業 者、宅建業免許を取得し不動産特定共同事業法の許認可に則り、電子取引業務を行います。
これにより一般投資家では手が出にくかった不動産という投資ジャンルに、書面手続き不要で投資できる環境が整備されました。
クラウドファンディングには、他に融資型クラウドファンディング(ソーシャルレンディング)があります。
詳しく知りたい方はこちらの記事『ソーシャルレンディングとは?その仕組みやメリット・デメリット、リスク回避方法を解説!』を参考にしてください。
大切なお金を託すことになるので、もう少しFANTAS technology株式会社について掘り下げてみましょう。
設立は2010年2月で、2018年度の売り上げは108億円です。
業績も設立から毎年150%以上の成長を続けており、3年以内の上場を目指している非常に勢いのあるベンチャー企業です。
事業内容としては、これから取り上げる不動産投資ファンド『FANTAS funding』の運用と中古ワンルームマンションの査定買取サービス『FANTAS check(ファンタスチェック)』のように不動産事業に特化したものだけでなく、メディア事業として女性の資産運用の情報提供(セミナーやコンサルティング)や看護師向け情報メディアなども手掛けています。
代表取締役である國師康平さんの言葉として
テクノロジーの力と人の力でイノベーションを起こす企業
であるとあり、また
しかしながら、私たちはすべての問題がテクノロジーの力だけで解決するとは思っていません。最後は結局、そのテクノロジーを生み出し、活用する人の差が、企業の差、商品、サービスの差となって現れてくると信じています。誠実であること。誇りと責任を持って挑戦し続けること。一見、当たり前に思える、こうした姿勢こそ、企業として最も大切なものだと考えます。 お客様から支持され、メンバー全員がやりがいを創造して働ける企業へ。
と続きます。
あくまで人の力で成長するという決意が読み取れます。
FANTAS funding(ファンタスファンディング)の特徴
空き家再生のプロジェクト
ファンタスファンディングが取り扱っている案件(ファンド)は『空き家再生プロジェクト』『中古マンション売買によるキャピタルゲイン投資』『中古マンション運用によるインカムゲイン投資』の大きく3つに分けられます。
ソーシャルレンディング業界の中でファンタスファンディングが近年注目を集めいているのがこの『空き家再生プロジェクト』です。
近年都市部に限らず地方都市でも空き家問題は深刻化しており、2033年には総住宅数に対して約30%を超える空き家が発生すると言われています。
ニュースにもたびたび取り上げられその特集記事も多く、もはや少子高齢化が与える影響の一つとして現代社会を悩ます大きな問題になりつつあります。
このような空き家問題に対してファンタスファンディングは投資用不動産ファンドとして、空き家を再生する事業-FANTAS repro(旧:再生家)に取り組んでいます。
価値の低く、地域の景観や治安悪化の種として住民を悩ませている空き家を買い取り、独自のノウハウを存分に活かしたリフォームはその後住む方はもちろん、多くの投資家にも『社会貢献にもつながるファンド』として投資の社会的意義は好意的に受け止められています。
プロジェクトの保有期間中の家賃収入、及び売却益が配当原資となり投資利回りは過去すべての案件で8.0%(税引き前)という高利回りを想定しています。
優先/劣後方式を採用
上述の通り、他にはない空き家再生のファンドであるという点、8.0%という高利回りな点から、投資対象としての安全性が気になる方も多いかもしれません。
ファンタスファンディングでは優先/劣後方式を採用しており、投資家保護を図っています。
優先/劣後方式とは、ファンドに対し運営会社であるFANTAS technology株式会社も20%の投資を行いプロジェクトに責任を持つと同時に、私たち投資家を優先出資者、FANTAS technology株式会社を順位の低い劣後出資者とすることでプロジェクトの価格下落が20%までであれば投資家の元本を毀損しない仕組みのことです。
投資である以上、利益も損失も責任が伴いますがまずはファンドの当事者が表に立つという姿勢に安心感と社会的貢献に対する責任感を感じます。
入金は申込後
ファンタスファンディングにはデポジット口座がありません。
どういうことかと言うと、他のソーシャルレンディング業者の多くは専用口座を有しているため、投資家はファンドに投資する前にまずはその専用口座(デポジット口座)への入金が必要となります。
一方ファンタスファンディングはデポジット口座を有していないため、ファンドへの投資が確定した後に入金すれば良い仕組みになっています。
多くの投資資産を分散して持てる方にとってはあまり意味がない違いですが、限られた資金で効率良く様々な業者のファンドに投資したい方にとっては非常にありがたい仕組みです。
というのも、入金や出金のような資金の移動にデポジット口座を介して行うと銀行口座とのやりとりにタイムラグが生じます(休日は不対応だったりします)。
あくまで投資は余剰資金で行うことが前提ではありますが、急な出費や他の業者への投資が必要になった際に小回りが効きやすいというメリットがあります。
分配金は一括払い
ファンタスファンディングの分配金は満期一括払いです。
よく比較される分配方式としては毎月分配型(元本一括返済)があります。
有名どころではSBIソーシャルレンディングやクラウドバンクが毎月分配型を採用しています。
両者の違いを簡単に説明すると、ファンドの利益を最後にまとめて分配するか、毎月分配するかの違いです。
元本はどちらも最後に返却されます。
投資家にとっては毎月分配型の方が分配金の再投資など新たな運用を検討できるので有利ではありますが、融資先の事業者にとっては毎月返済するよりも最後にまとめて返済するほうが手元の資金をファンドの期間内めいっぱいまでフル活用できるので運用効率が高まります。
融資先の事業者が経営しやすい環境というのは、投資家の利益になって還元されますので、どちらの方法がベストかという議論は難しいです。好みの問題かもしれません。
FANTAS funding(ファンタスファンディング)のメリット
透明性が高い
ファンタスファンディングのメリットとして投資先の情報開示の透明性が挙げられます。
『空き家再生プロジェクト』『中古マンション売買によるキャピタルゲイン投資』『中古マンション運用によるインカムゲイン投資』の主要3つのファンドのすべての投資先物件の住所が明記されていますので、周辺環境の調査や、中古マンションであれば物件価格の妥当性、物件の外観など投資家自らの判断でファンドに対して評価をすることができます。
自分で調査するにはインターネットを利用したりするのでそれなりに時間と手間がかかりますが、大切な自分のお金が何に使われるのかを事前に知ることができる安心感とともに、不動産投資に対する知識や経験が身に着きますのでポジティブに受け止めても良いのではないでしょうか。
短期間の運用ができる
ファンタスファンディングの特徴として、ファンドの運用期間の短さがあります。
インカムゲイン重視の案件でも1年、キャピタルゲインの案件であれば短いもので93日というのもあります。
空き家再生プロジェクトはキャピタルゲイン案件に分類されますが、売買して終わりではなく工事期間などもあるので概ね200日前後の期間設定が多いです。
短期運用は、当然運用期間が短いので利益自体は少なくなるデメリットではありますが繰り返し投資することでその部分はクリアされますし、長く運用することによる環境変化のリスクを受けづらいのでメリットと言えます。
新規案件の応募がしやすい
ファンタスファンディングのファンドは現在非常に注目を集めていて人気が高いです。
募集開始数分で募集金額達成となるほどです。
しかし、募集開始は今のところ全て18時開始となっており、会社員も応募しやすい環境と言えます(ちなみにSBIソーシャルレンディングは午前10時募集開始が多く会社員泣かせとも言われています)。
しかも募集開始の1週間以上前から告知メールが届くのでスケジュールも立てやすく、資金準備がしやすいところもありがたいポイントです。
利回りが高い
ファンドの利回りは当然のことながら投資先選定の際には重要なファクターでありますが、ファンタスファンディングのファンドは6%を超える高利回り案件が多いです。
特に空き家再生プロジェクトは過去全て8.0%の期待利回りとなっています。
また、中古マンション売買のファンドは6~8%が中心で、中古マンション運用のファンドはまだ1件しかありませんが4.7%の予定分配となっています。
少額投資が可能
ファンタスファンディングは1口1万円から投資をすることができます。
投資というと何となく非日常な感じがするかもしれません。
お金の話なのであまり職場でも話題にならないと思います。
知らず知らずのうちにハードルが上がって、最初の一歩が踏み出せないままの方も多いのではないでしょうか。
ファンタスファンディングであれば、株式のように値動きが激しく日々一喜一憂するわけでもありませんし、投資信託のように長期保有を推奨するものでもありません。
ただ、良さそうなファンドに投資して満期まで待つのみです。
しかも1口1万円という少額から始められるので、しっかり貯金をためてからというのも考えなくてOKです。
まずは始めてみませんか?
FANTAS funding(ファンタスファンディング)のデメリット
途中解約できない
ファンタスファンディングに限ったデメリットではなく他のソーシャルレンディング業者も同様ですが、銀行の預金とも株式や債券とも違って権利の売買はできません。
止むを得ない事由の際には解約は可能ですが途中の配当の権利を放棄することになります。
急な出費で資金繰りに困らないよう投資は余裕資金で行ってください。
立地リスク
不動産への投資のため、一般的な不動産投資と同じく景気のリスクに加えて立地のリスクも加味しなければなりません。
例えば地震や水害、人口減少などが考えられます。
ファンタスファンディングの投資対象は全て住所番地まで開示してありますのでそういった面では調べれば調べるだけリスクを把握できるといえます。
FANTAS funding(ファンタスファンディング)の登録方法
実際にファンドへ投資するには、まずは登録を完了させなければなりません。
大体1週間前後かかりますので興味がわいた方は早めに登録してしまいましょう。
事前準備
- メールアドレス
- 本人確認書類(運転免許証がベターです)
- 預金通帳(投資資金の入出金の際に使う預金口座情報の入力に必要です)
本人確認書類は画像をWEBにてアップロードしますので、事前にJPEG画像を保管しておくとスムーズです。
登録手順
会員登録に向けては以下のステップで進んでいきます。
1.会員情報登録と申請
2.出資者情報登録
3.本人確認ハガキの受け取り
まずは会員登録申請です。
HPトップ(https://www.fantas-funding.com/lp/a/)の『無料会員登録』ボタンをクリックします。
会員登録に必要な必須事項の記入を行います。
名前、メールアドレス、パスワード、住所を入力し、各同意文書を展開してチェックを入れます。
『確認画面へ進む』ボタンをクリックします。
電子交付について聞かれますので『同意する』として『送信する』ボタンをクリックします。
すぐに登録したメールアドレスに『会員登録完了』メールが届きます。
続いて出資者情報登録です。
ログインしてマイページを開き、『出資者情報登録はこちらから』をクリックします。
生年月日や職業、免許証や口座情報などのより詳しい個人情報を入力していきます。
本人確認書類をアップロードします。
引き続き入力していきます。
入力が完了したら『確認画面へ進む』ボタンをクリックします。
最後に『送信する』ボタンをクリックします。
会員情報変更が完了した旨が表示されます。
会員情報変更完了とほぼ同時に、メールアドレスに『会員情報の変更を受け付けました。』というメールが届きます。
審査結果の通知
ひとまず初日のPC作業はここで終わりです。
ファンタスファンディングがあなたの情報を数日間で審査します。
審査が完了すると本人確認ハガキを発送した旨のメールが届きます。
それからまた数日待つと、自宅に本人確認ハガキが届きます。
受け取ることで配達業者から情報がファンタスファンディングに届き、正式にファンドへの申し込みが可能となります(数時間から1日のタイムラグがあります)。
FANTAS funding(ファンタスファンディング)の評判・口コミ
ファンタスファンディングで実際に投資した方の口コミを集めてみました。
この方はご自分で取材に行かれたようです。
「気軽に始められる1口1万円での不動産投資、特に【空き家再生】【中古不動産】などのはっきりとした切り口での資産運用をクラウドファンディングで始めてみたい方」 には、このFantas Fanding(ファンタスファンディング)が、現時点で一択でおすすめですね。
利回り8%についての考察をしているブログです。
この自社で物件を購入し、自社で資金を集め、自社で売却するという流れがあるからこその年間利回りなのだなと感じました。FANTAS technology社、侮れません。
【検証】利回り8%はなぜなのか? FANTAS Funding
公式HP上での発信だけでなく、SNSでも発信していることに関して好印象のようです。
もちろんHP上でも行われていますが、会員登録などの制限がないオープンなSNS上で自社取扱ファンドの進捗を報告している姿勢は好意的に受け取れますね。