中田敦彦氏とは?
中田敦彦氏は吉本興業に所属するお笑いタレントです。
相方の藤森慎吾氏とともにお笑いコンビ・オリエンタルラジオを結成し、ボケ・ネタ作りを担当しています。
また、弟のFISHBOY氏とともに、ダンスボーカルグループ・RADIOFISHのメンバーとしても活躍しています。
慶應義塾大学経済学部卒業の経歴を持ち、インテリ芸人として、デビュー当時から多くのテレビ番組に出演していました。
芸人の枠におさまらず、実業家としても活動しています。過去に出版した書籍は以下の通り。
2019年4月より、青山学院大学経営学部の客員講師に就任。
アパレルブランド「幸福洗脳」も立ち上げており、活動の領域を広げています。
https://www.happybrainwash.com
その他現在、自身のオンラインサロンを起ち上げ、ファンとのオフラインでの交流もあり。
https://www.nakataatsuhiko.com/
中田敦彦のYouTube大学とは?
「中田敦彦のYouTube大学」とは、中田敦彦氏が2019年4月19日に開設した、子供から大人まで、知識欲を満たすことのできるYouTubeチャンネルです。
異常なペースで登録者数を伸ばしており、チャンネル開設からわずか4ヶ月でチャンネル登録者数81万人を突破。更に登録者数を伸ばしています。
YouTube大学では、開設当初世界史・日本史・現代史など、の学校教育で学ぶ知識をわかりやすく・面白く解説する動画が多かったものの、近現代の経済人を紹介する「エクストリーム偉人伝」や、直接企業の社長などのイノベーターと対談をする「エクストリームイノベーター」など、コンテンツの範囲を広げています。
毎回あらゆるテーマで動画がアップされますが、直近では、AIや5G、ブロックチェーンなどの技術にフォーカスをあてる動画を連投しており、8月20日に公開されたブロックチェーンをテーマにした動画からの流れで、8月22日、仮想通貨・ビットコインについての解説動画を公開しました。
仮想通貨「ビットコイン」の歴史は壮大なサスペンスドラマ
8月22日に公開された仮想通貨・ビットコインを解説する動画前編では、「仮想通貨はこの先避けては通れない」と前置きし、仮想通貨の歴史を約30分でわかりやすく伝えています。
内容は以下の通りです。
通貨の歴史
通貨の歴史を物々交換から始まり、貝・金銀、紙幣~と解説し、その中で次の時代に差し掛かっていると発言しています。
ビットコインの始まり
ビットコインの論文を公開したサトシナカモトのホワイトペーパーについても完結に解説しています。
「国や銀行が支配している金融がすべてではない。お金の価値を偉い人が保証するんじゃなくて、みんなでチェックして保証し合うシステムができたら、僕たちはもう搾取される事は無い。お金の中央集権体制から分散型の平等な体制に、テクノロジーの力でできるはずだ。」
さらに、その中で「ビットコインピザデー」のことにも触れており、ビットコインの価値つけについて、初心者でも理解しやすくなっています。
ビットコインについてより詳しく知りたい方は【ビットコイン(Bitcoin/BTC)とは?特徴や仕組み、メリット、デメリット】を参考にしてください。
マウントゴックス事件
マウントゴックスとは、世界で初めてビットコインを取引できるようになった交換所です。
創業当初は仮想通貨取引所というわけではなく、トレーディングカードの交換を目的とした会社でした。
2014年に発生したハッキング事件は、損失額が、75万BTC及び28億円にのぼり、当時のビットコイン価格が、1BTC約1,400円から100円台になるという暴落を招きました。
なお、マウントゴックス社のCEOであったマルク・カルプレス氏は、無罪が認められ、2019年5月30日に「仮想通貨3.0」という書籍を出版しています。
キプロス危機
キプロス危機とは、2013年にユーロ圏のキプロス共和国で発生した金融危機です。
当時キプロスはタックスヘイブン(租税回避地)として、世界各国から多くの企業がペーパーカンパニーを作る流れがありました。
そのおかげでキプロスの銀行資産はGDPの約8倍、預金高はGDPの約4倍と、金融機関があまりに大きくなりすぎていました。
キプロス危機の引き金になったのは、ギリシャの2009年の政権交代により発生したギリシャ危機で、歴史的にギリシャ系の住民が多かった小国キプロスは、EUとIMFの支援により、金融破綻を免れたものの、キプロスの預金者にも58億ユーロの負担をさせることになり、大混乱を起こしました。
そのため、今までキプロスで資産を保管をしていたあらゆる企業が、その資産をビットコインに交換することで資産を回避させました。
「国家の保証に依存しない財産価値の担保」というビットコインの性質に世の中が再び気づいた事件でもありました。
改正資金決済法
世界でビットコインの財産的価値を認める流れがあり、2017年4月に日本では改正資金決済法が制定されました。
これは仮想通貨に財産的価値を認め、日本国内で広く注目を集めました。このころ、多くの仮想通貨取引所が日本ででき始めました。
現在、金融庁財務局の認可を受けた仮想通貨交換業者は19社(2019年8月22日にテックビューロが廃業したことにより18社)になっています。
日本の仮想通貨取引所に関しては【仮想通貨取引所おすすめランキング】を参考にしてください。
後編ではコインチェック事件やLibra、この先の決済の未来について解説
後編では、コインチェック事件を自分たちオリエンタルラジオに例えつつ、コールドウォレットとホットウォレットの解説もわかりやすく伝えています。
そしてこれからの仮想通貨の未来についても。仮想通貨初心者必見です。
中田敦彦Youtube大学でのブロックチェーンの解説
中田敦彦氏は別の動画でブロックチェーンに関しても解説をしています。
ブロックチェーンに興味を持ち始めるきっかけが、仮想通貨投資だった方も多く存在します。
当記事でご紹介した、「仮想通貨・ビットコインの歴史」の視聴後、以下のブロックチェーンの解説動画を見てみることをおすすめします。