ネクストシフトファンドとは?特徴や評判、メリット・デメリットを解説!

ネクストシフトファンドとは

ネクストシフトファンドは「社会的インパクト投資」に特化しているソーシャルレンディング事業です。

ソーシャルレンディング事業者は東京に本社を構えることが多いですが、ネクストシフトファンドは鳥取に本社があります。

 

高齢化などをはじめ、日本にはこれから直面する社会問題が多くあります。
鳥取はもっとも人口が少ない県なので、こういった問題の影響をとくに受けやすい社会課題先進県であるのです。

 

これらの理由から、ネクストシフトファンドは社会的インパクト投資の事業を展開する上で効果があるという考えによって、鳥取に本社が置かれました。

また、当サイトがおすすめするソーシャルレンディングサービスを知りたい方は【【ソーシャルレンディング19社を比較】おすすめ業者をランキング形式で紹介!!】を参考にしてください。

ネクストシフトファンドの特徴

利回り・リターンのしくみ

社会的インパクト投資

社会的インパクト投資は、社会貢献をしながらリターンを得られる投資サービスです。

 

主に発展途上国の「貧困」「環境」「地方創生」といった社会的な課題を解決するための投資ができます。

ネクストシフトファンドは、こういった社会的インパクト投資に特化していることが特徴です。

 

今までは、社会的インパクト投資には法人の機関投資家などが投資をしていました。
そこでネクストシフトファンドは、個人が小額から社会インパクト投資ができる形態を実現させました。

マイクロファイナンス投資を中心としている

マイクロファイナンスとは、小口資金の融資をすることで、貧困に困っている人たちの経済的な自立を支援する投資のことです。

 

ネクストシフトファンドでは発展途上国へのマイクロファイナンス投資を中心としていて、カンボジア・ジョージアといった国に投資を行っており、現在は特にカンボジアに力を入れています。

カンボジアに拠点をつくり、投融資活動をして、中央銀行のマイクロファイナンス機関に融資を行っています。

 

NPO・NGO・銀行といった金融機関などの組織が運営するマイクロファイナンスの機関は世界で約1万あり、貸付残高全世界で1000億ドル以上の規模となっています。

 

マイクロファイナンス投資では、投資をすることで発展途上国への経済的な自立のための支援ができて、同時にリターンによって収益を上げることもできます。

6ヶ月ごとの分配

ネクストシフトファンドが他のソーシャルレンディングサービスと違う点として、分配される時期の違いがあります。

 

一般的なソーシャルレンディングサービスでは、毎月分配されています。
これに対して、ネクストシフトファンドでは6カ月に1度なので、半年ごとの分配となっているのです。

 

毎月分配金を受け取りたいという人には合っていないかもしれません。
ですが最終的に受け取ることができる分配金は同じなので、心配ありません。

ネクストシフトファンドのメリット

2万円から運用可能

ネクストシフトファンドでの投資最低金額は2万円となっています。

 

一般的な投資は10万円~など、ある程度まとまった金額が必要である場合が多いですが、投資経験が少ない方でも気軽に始められる点が人気の一つの理由です。

追加投資を行いたい場合にも2万円~の投資が可能です。

 

比較的少ない額から始められるので、投資したことがない初心者でも始めやすいのです。
少ない額からの投資は低リスクに投資ができるので、いっきに多くの資金を失うといった心配もありません。

少額投資だと分散投資がしやすく、リスクヘッジできるという点でもメリットとなります。

 

投資するのが初めてという人や、まだ投資に慣れていない人も、リスクの低い少額投資から始めて投資の仕方を学びながら少しずつ無理のない資産運用ができます。

出金手数料が無料

ネクストシフトファンドでの出金手数料は無料です。

 

ネクストシフトファンドでは出金手数料の他にも、口座開設手数料・口座維持手数料・ファンドの取引手数料といった手数料もすべて無料となっています。

 

出金の手数料がかからないので、得られたリターンを削られて損をすることもありません。
手数料がかからない分、他の事業者よりもお得に投資することができます。

申込時の入金は不要

ネクストシフトファンドでは、事前の入金が不要となっています。

 

多くのソーシャルレンディング事業では、デポジット口座という専用の口座に前もって入金しておく必要がありますが、ネクストシフトファンドではこのような入金をする必要はありません。

 

ネクストシフトファンドでは扱っている案件は予約制になっていて、出資したい案件と投資する金額を決めて投資の予約を申し込みます。

申し込みをしたら、募集が終了するまでに指定した口座に振り込むという流れになっています。

 

予約申込時にはお金は必要ないので、入金せずにファンドの申し込みが行えるようになっているのです。
募集開始時までにお金が用意できなくて入金ができず、申し込みが行えなかった、といったことにもならなくて済みます。

 

予約した後に入金をすることになりますが、募集は長期間行われているので、予約後の入金もゆとりをもって行うことができます。

日本のクラウドファンディング事業者として初めて国連のPRI(責任投資原則)に署名

ネクストシフトファンドは、国内クラウドファンディング事業者として初めて、国連の責任投資原則(PRI)に署名しました。

 

PRI(責任投資原則)とは、2006年に当時の国際連合事務総長コフィー・アナンが金融業界に対して提唱した6つの投資の原則です。

これは「ESG投資」を推進するために提唱されています。

ESGとは環境(Environment)・社会(Social)・ガバナンス(Governance)を意味する言葉です。

 

PRI(責任投資原則)はこのESG(環境・社会・ガバナンス)へ投資することを推進するために提唱されています。

GPIF(年金運用機関)をはじめ、野村アセットマネジメントや三菱UFJ国際投信などの大手金融機関がこれに署名しています。

 

ネクストシフトファンドがPRI(責任投資原則)に署名していることからも、社会的インパクト投資の促進に努めていることがわかります。

ネクストシフトファンドのデメリット

運用実績が少ない

ネクストシフトファンドは2018年3月からサービスを開始したのでまだ実績が少ない事業者です。
そのため、きちんと運用していけるのかといった判断がしにくいですし、貸付の傾向などもつかみにくいのです。

 

ネクストシフトファンドのように新しいソーシャルレンディングサービスは、登録している投資家も少ないと考えられます。

 

そのため、人気のない案件は満額成立しないままになってしまい、投資金が長い間拘束されてしまうこともあるのです。

今の時点でネクストシフトファンドは他社と比べると、投資家からの注目度はまだ低いことがわかります。

担保が設定されていない

社会インパクト投資は、経済的なメリットがベースにあって始めて成立するものです。
そのため、投資家としてもネクストシフトファンドの案件に対して、投資案件としての価値を見極めるていく必要があります。

 

ネクストシフトファンドは融資先が中小企業の事業主なのでリスクが高い上、担保が設定されていないので貸し倒れのリスクがあるのです。

ですが、融資先が分散されるので、その点ではリスクヘッジになっています。

 

例えば100万円を融資する場合、1人に100万円を融資せずに、20人に5万円ずつ融資するのです。
このように複数の事業者に融資して分散することで、最終的には投資家が利益を得られるようになっています。

為替ヘッジが設定されていない

ネクストシフトファンドは為替ヘッジが設定されていないので、変動の影響を受けます。

 

運用がうまくいったとしても、円高に動くと日本円に両替する際に損失になる可能性があるのです。
ですがその逆もあるので、円安に動くと利益がアップする可能性もあります。

 

為替ヘッジが設定されていない分、手数料はかかりません。

ネクストシフトファンドの口コミや評判

Twitterでのネクストシフトファンドの口コミには以下のようなものがありました。

社会貢献と資産運用を両立できる点が評価されている一方、募集に対して投資額の集まりが悪いことも指摘されています。

 

 

 



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