ビットコイン決済とは?
ビットコイン決済とは、実店舗やサイトなどの様々なシーンで、ビットコインを使って決済をすることです。具体的には、店舗やサイトがビットコイン決済を導入し、店舗側が提示するQRコードを読み込むことで、決済が完了します。
bitFlyerが提供しているSHOPでユーザーがビットコイン決済を行った場合、店舗は取引所を経由して、最短当日にビットコインもしくは日本円で支払いを受けることができる仕組みになっています。
ビットコイン決済のメリット
ビットコイン決済には、店舗、海外旅行、海外送金など、それぞれのシーンで様々なメリットがあります。
場面 | メリット |
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店舗での利用時 | ・鞄の中から財布を探さなくても良く、スマホで決済が可能 |
海外旅行の際 | ・海外への持ち出し現金は限度があるため、現金を持ち出さずとも、スマホ1台で買い物ができる ・クレジットカードで決済する場合よりも手数料が安いことがある |
海外送金 | ・即時に送金することができる ・送金手数料が安い |
ビットコイン決済のデメリット
ビットコイン決済は、決して普及しているサービスではないため、対応店舗の少なさなど普及面の問題や、価格変動という仮想通貨の性質面のデメリットがあります。
場面 | デメリット |
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店舗での利用時 | ・利用者が少ないため、レジスタッフに決済の知識がないことがあり、スムーズに支払いが進まないことがある ・BTC/JPYの価格の変動があるため、商品を手に取った時とレジでの決済のタイミングで、支払う金額が変わる |
海外旅行の際 | ・ビットコイン決済対応店舗が少ない |
その他 | ・決済額はBTCの売却と見なされ、利益が発生していた場合、決済金額が課税対象となる |
ビットコイン決済の方法
実際にビックカメラでビットコイン決済をしてみました。手順は以下の通りです。
- 店舗側の端末にて利用規約に同意する
- 自身のスマホアプリでウォレットを起ち上げる
- 店舗側の端末に表示された金額を確認し、自身のウォレットにてQRコードを読み込む
ビットコインの価格は常に動いているため、上記の画像を見ても分かる通り、商品を手に取った時や会計完了時に値段が動いています。
ビットコイン決済の手数料
店舗側のアプリによりますが、ユーザーがbitFlyerのウォレットから、bitFlyerが提供するbitWire SHOPでの決済であれば、手数料は無料です。その他のウォレットから支払いの場合はウォレットで設定された手数料が発生します。
ビットコイン決済可能な店舗を探す方法
出典:https://coinmap.org/#/map/35.69078138/139.70426202/16
ビットコイン決済ができるお店は、coinmapというサイトで探すことが可能です。
※地図上にはCoincheck Payment対応の店舗も掲載されていますが、現在、Coincheck paymentがサービスを停止しているため、ビットコイン決済をしたい場合は事前に店舗に問い合わせをおすすめします。
また、リクルートライフスタイルが全国26万店舗以上に導入しているというAirレジが対応予定などの情報がありますが、こちらもCoincheck Paymentとの連携予定だったため、今のところ開始予定は未定です。
ビットコイン決済が使える実店舗
ビックカメラ
ビックカメラはbitFlyerと提携しており、全店舗で30万円までのビットコイン決済を行うことができます。送金処理が遅れ、入金ができないなど、トラブルがあった場合は、 bitFlyerから返金されることになります。
ヤマダ電機
ヤマダ電機は、都内の2店舗でビットコイン決済が可能です。こちらもビックカメラと同様、bitFlyerと提携しています。1会計につき30万円相当のビットコインが利用可能で、ビットコイン決済が可能な店舗は、LABI 新宿東口館、Concept LABI TOKYOの2店舗です。
高級輸入車販売店「ロペライオ」
ヨーロッパ車を中心とする高級輸入車専門の中古車販売店です。東京・埼玉・千葉・神奈川・大阪・福島・宮城の全国11店舗で利用が可能で、1会計につき1億円相当のビットコイン決済が可能です。
IDOM(旧ガリバー)が運営するLIBERALA(リベラーラ)
北海道から鹿児島まで全24店舗を運営する輸入中古車専門店です。こちらもロペライオ同様上限1億円の決済が可能です。
サマンサタバサ(Samantha Thavasa)
バッグ、ゴルフウェア、ジュエリー等を展開するファッションブランドです。ビットコイン決済が可能な店舗は今のところ、「サマンサタバサ 表参道 GATES ポップアップ デジタルストア」の一店舗のみとなっています。
決済はbitFlyerウォレットを使う必要がありますが、1会計あたり10万円までビットコイン決済が可能です。
大手旅行代理店H.I.S.
HISでは、以下の場所にある店舗で、ビットコイン決済を利用することができます。1決済あたり200万円までビットコイン決済が可能です。
聘珍樓
1884年(明治17年)、横浜で創業した本格中国料理店です。現在東京・神奈川・大阪・福岡で6店舗展開しており、全ての店舗でビットコイン決済が可能です。
パソコンショップアーク
パソコンショップアークは、ネットショップと、秋葉原に実店舗もあります。こちらの店舗では、Zaif Paymentを利用しているため、ビットコインだけでなく、モナコインでの決済も可能となっています。
※現在日本のビットコイン決済プラットフォームはbitFlyerのbitwireshopがほとんどです。Zaif Paymentは登録受け付けを行っていますが、審査に長い時間がかかります。
ビットコイン決済が使えるサイト
ビックカメラ.com
ビックカメラのネットショップでもビットコインを使ってお買い物をすることが可能です。ビックカメラ.com内では決済できる上限が10万円までとなります。
bitcoinmall
商品登録数10万点以上。クレジットカードが不要でユーザーは生年月日などの個人情報を入力せずに、最小限の情報だけで購入することが可能です。
サイト内には、Bitcoinmall内でのレートと主要取引所のBTC価格が記載されており、日本円換算も容易で、モナコインでも決済が可能です。
AVACUS(アバカス)
AVACUSは、Shopper(Amazonで商品をお得に購入したい人)とBuyer(仮想通貨が欲しい人)をマッチングさせるサービスのことです。AVACUSの利用の流れは以下の通りになっています。
①Shopperが欲しいものをリクエスト登録し、ビットコインをAVACUSにデポジットする
②BuyerがShopperの代わりに、Amazonでリクエスト登録された商品を購入し、Shopperに郵送する
③郵送完了後、Buyerはビットコインで代金を受け取ることができる