仮想通貨のスプレッドとは?
スプレッドとは、FXでも使われている用語で、購入価格と売却価格の差の事をいいます。仮想通貨を取引所で売却する際に取られる手数料のようなもので、その分売却価格が安くなっています。また、スプレッドは常に変動しており広くなるほどユーザーは損してしまいます。
例えば、購入価格が100円で売却価格が50円だとするとスプレッドは50円になります。つまり、購入した時点で50円分の損が発生している事になるので、少なくとも50円以上は値上がりしないと利益が出せないという事になります。取引所で通貨を購入する際には必ずスプレッドを確認しましょう。
スプレッドが発生する仕組み
仮想通貨の取引所には「取引所形式」と「販売所形式」の2種類があります。取引所形式では、ユーザー同士で仮想通貨と日本円の取引が行われ、売買したい価格を自分で設定する板取引が行われています。
販売所形式では、取引所が通貨の購入価格と売却価格を提示しています。この時の取引手数料のようなものとして売却価格が少し引かれる為、販売所形式の取引所ではスプレッドが生じます。
販売所と取引所の違いについてさらに詳しく知りたい方は、【ビットコイン「販売所」と「取引所」の違いと使い方を徹底解説!】を参考にしていただければと思います。
上述したようにスプレッドは一定ではなく常に変動しています。通貨の需要と供給のバランスが崩れた場合、購入価格が上がっても売却価格があまり変動しない状態になるとスプレッドが広がります。
また、価格変動が激しい時は取引所が変動に追い付かずに損してしまう可能性があるので、スプレッドを広げてリスクを下げます。他にも、取引量の少ない取引所はスプレッドから得られる手数料が少ない為、スプレッドを広げる事で利益を確保しようとします。
仮想通貨取引所のスプレッドを徹底比較
スプレッドは取引所によって異なっていますので、以下に国内主要販売所のスプレッドを比較した表を載せました。スプレッドは変動するものなので、通貨の価格の何%という形で表示されます。
取引所名 | スプレッド(%) |
---|---|
bitFlyer(販売所) | 2%~10% |
GMOコイン | 3~10% |
DMM Bitcoin | 3~10% |
スプレッドの範囲に幅があるのは通貨によって異なっている為であり、同じ取引所であっても確認が必要です。表を見ると販売所は、スプレッドが2%以上かかってしまうため、手数料を抑えたい人は、bitbank.ccやBITPointなどの「取引所形式」の取引所を利用することをおすすめします。
特にBITPointは、取引手数料、送金手数料も無料になっていますので、お得な取引所になっています。
仮想通貨FXのスプレッドの比較
仮想通貨FXの取引でもスプレッドは発生します。公式ではスプレッドを明記しておらず、常に変動しているのでタイミングを見て売買を行う必要があります。
取引所名 | スプレッド |
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bitFlyer | 固定されていませんが、0.1%程度と比較的低いと評価されています。最低0.001BTCからFX取引を行う事ができます。 |
Zaif(ザイフ) | AirFXのスプレッドは取引の際に板で確認する必要があります。レバレッジを最大で25倍に設定できます。 |
GMOコイン | 最低スプレッドが500円に設定されていますが、状況によってより広くなる事もあります。 |
bitbankTrade | 通常時は、1ドル~2ドル、相場変動時は10ドルになることもあるとされています。 |