米国の仮想通貨取引所CoinbaseがIPOに向けた書類をSECに提出
BTC/USDは24,000ドル水準をクリアし、史上最高値を更新しています。今週のOverbit Insightsではいくつかの顕著な市場トレンドに焦点をあてます。
2012年に設立された米国の仮想通貨取引所Coinbaseは、12月17日株式公開のための書類(証券登録届出書/Form S-1)を秘密裏に提出しました。8年の歴史を持つCoinbaseは、この業界で最も古い企業の一つとなっています。
私たちには、これは仮想通貨市場の歴史の中で記念碑的なマイルストーンのように見えます。かつては無名のメーリングリスト上にあったアイデアが、わずか10年後の今では、数十億ドルの新規株式公開を支える活況を呈するインフラとなっているのです。
米国のKYC法に関する新しい規則に対しての論争
先週はCoinbaseに関連するニュースが他にもありました。
CoinbaseのCEOであるBrian Armstrong氏のツイッターで米国のKYC法に関する新しい規則について取り上げたことで業界はざわついています。
これらの新ルールは、基本的には米国の取引所が「特定のレポート期間に合計金額が10,000ドルを超えるそのようなトランザクションを含むレコードを送信および保存する」と、個人がウォレットのアドレスを自己申告することを義務付けるものです。
新ルールの支持者は、これらの変更により仮想通貨が従来の銀行システムに近づき、新しい資産クラスへの投資を検討している機関投資家にさらに快適さを与えるだろうと述べています。反対に、新ルールを拒否する仮想通貨関連企業や個人は、これによりブロックチェーン技術のプライバシーと自治のポリシーが弱まると主張しています。
進行中の論争に関係なく、米国財務省はこのルールは仮想通貨取引の報告に関する「抜け穴」を塞ぐものであり、一般市民は2021年1月4日までコメントやフィードバックをする必要があると述べました。米国財務省は急成長する仮想通貨業界を取り締まり、従来の銀行のルールに近づけようとしているため、今後数週間の間に政府と個人の間での対立が起こると考えられます。
EUROとそれに伴う新たな楽観論
最後にEUROとそれに伴う新たな楽観論について言及します。
EUが5月に景気回復基金を発表して以来、ユーロは13%近く上昇しており、先週だけでもEUROは水曜日に2018年4月以来初めて対米ドル1.22ドルに達しました。
EUの景気回復基金以外にも、ドイツとフランスの新たな製造業調査で、欧州最大の経済が急速に回復している可能性があることが示されたことで、期待感はさらに高まっています。全体として、EUROは2017年以来の年初来の大幅な上昇に向けて軌道に乗っており、欧州全体で強気のモメンタムが起きている可能性があることを示しており、これは現在進行中のパンデミックからの回復に向けた大きなニュースとなっています。
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