BBODとは
BBOD(Blockchain Board of Derivative(ブロックチェーン・ボード・オブ・デリバティブズ)は、ケンブリッジサイエンスパークの中に本部(UKオフィス)を構え、ヨーロッパ、南米、アフリカ、アジアに広がるグローバルなトレーディングコミュニティです。
2019年2月28日の世界初のハイブリッド型仮想通貨プラットフォームBBOD取引所のテストネットを公開し、その後、プライベートβ版の公開、正式版のローンチを控えています。
中央集権型と分散型のメリットを組み合わせたハイブリッドな取引所
現在、仮想通貨取引所のほとんどが中央集権型取引所です。中央集権型取引所の場合、トランザクションも素早く処理しますが、セキュリティが不充分です。
これは、コインチェック事件等にもみられるホットウォレットへのハッキングによる被害が記憶に新しいかと思います。
取引所が仮想通貨の管理を行う為、ユーザー自らの意思で自身の仮想通貨資産を守ることができません。
Mt.GOX社のハッキング事件の際はユーザーがMt.GOX社に預けていた資産は未だに返還されることはなく、この先も返還は考えにくい状況です。
分散型取引所(DEX)の場合は、取引所はユーザーの資産を預からず、ユーザー自身のウォレットにて管理されるため、取引所内部関係者による不正取引所ハッキング被害による資産凍結などのリスクは抑えられます。
しかし、トランザクションの処理速度が遅く、トレーディングオプションも限られます。
BBOD取引所では独自のシステムにより、中央集権型のスピードと分散型のセキュリティレベルを提供することが可能となっています。
世界中に広がるBBODコミュニティ
現在BBODのコミュニティは日本、中国、韓国、ベトナム、フィリピン、ポルトガル、スペイン、ロシアに広がっており、BBOD取引所の対応言語もそれぞれの国に対応しています。
日本語での情報発信
日本の担当はイギリス在住のAki Moritani氏であり、YoutubeでのBBODトークやMedium、アメブロの更新等を精力的に行っています。
特にアメブロでは、Mediumで紹介されている内容をより初心者に向けてわかりやすく解説されています。
BBODのアメブロはこちら
その上でBBODに関してわかりにくい部分があれば、TelegramのBBODjapaneseコミュニティで気軽に聞けるという環境はユーザー目線のサービスを提供していると考えられます。
BBODリサーチ
Piotr Arendarski氏LinkedIn: https://www.linkedin.com/in/piotrarendarski/
BBODリサーチの最高責任者は、経済学者であるPiotr Arendarski(ピーター・アレンダルスキ)氏で、経済学や金融教育、仮想通貨、エクイティリサーチにおける12年の経験があり、今までに5,000人以上の学生に講義を行ってきています。生徒の中にはJ.P. Morgan、Goldman Sachs、Citi、EY、KPMGなどの社員も含まれています。
その他、BBODリサーチには、シンガポール国立大学の量子技術センター研究員のJunghee Ryu(ジョンヒ・リュ)博士や、Cognizantでブロックチェーンリサーチ、プログラミング、データ分析における3年間の経験があるAshish Suvarna(アシシュ・スバーナ)らが在籍しており、今までに以下のブロックチェーンプロジェクト(仮想通貨)のファンダメンタルズ分析をリリースしています。
- NEO(ネオ)
- バイナンスコイン (BNB)
- Elastos (エラストス)
- BBOD (BBD)
- QUANTSTAMP(クオントスタンプ)
- SELFKEY(セルフキー)
- アストロノートキャピタル
BBODトーク
BBODは取引所の運営だけではなく、上述のBBODリサーチなども展開するコミュニティのため、世界中の専門家とのネットワークを有しています。
ユーザーへ有益な情報を届けるため、定期的に有識者へのインタビューを行っています。
今までに
EOS Nationの共同創設者兼CDOのStephane Bisson氏
NEO Japan代表の葉山ミキ氏
Cardano Japan代表の宮武俊明氏
その他
との対談をyoutubeにアップしています。
参考:https://www.youtube.com/channel/UCNeZvSaLO5Eq2EL_yF90tvA?reload=9
ブロックチェーン技術によりノンカストディアルな先物取引が可能に
BBOD取引所では、ノンカストディアル(顧客から資産を預からない方式)で複数の仮想通貨の先物取引が可能となっています。
先物取引とは
将来のあるタイミングでの売買を決め、契約の上でする取引です。
通常は特定の満期日があり、その期日が来たら自動的に決済されますが、仮想通貨の先物取引を行う方は、無期限の先物を利用する方が多くみられます。
ショート(売り)から入ることができるため、取引所は、より多くのトレーダーのニーズにこたえることが可能です。
BBOD取引所の取り扱い仮想通貨
BBOD取引所は以下の仮想通貨を最大50倍のレバレッジで先物FX取引が可能となっています。
※BBODには追証はありません。
- Bitcoin(BTC/ビットコイン)
- Ethereum(ETH/イーサリアム)
- Ripple(XRP/リップル)
- EOS(EOS/イオス)
- NEO(NEO/ネオ)
- Binance(BNB/バイナンスコイン)
- Litecoin(LTC/ライトコイン)
- Stellar(XLM/ステラ)
- Cardano(ADA/カルダノ)
- IOTA(MIOTA/アイオータ)
- Monero(XMR/モネロ)
- NEM(XEM/ネム)
- ICON(ICX/アイコン)
- Elastos(ELA/エラストス)
- Decred(DCR/ディークレッド)
- Digibyte(DGB/デジバイト)
BBODでは、これら人気の16銘柄の仮想通貨で100以上のトレーディングバリエーションを作ることができます。
例)ステラがカルダノに対して価格が下がると予想した場合、まずXLM/TUSDにショートをいれ、ADA/TUSDにロングを入れることで、XLM/TUSDでショートポジションをとることができます。
すべての取引はTUSDとのペア
損益、アカウント残高、必要証拠金はステーブルコインのTUSD(TrueUSD)建てとなっています。
TUSDを基軸とすることで、取引時以外の仮想通貨のボラティリティを心配する必要がありません。
TUSD(TrueUSD)とは?
TUSDはUSドルに価格が連動しているペッグ通貨です。
TUSDを発行しているTrustTokenは常にTUSDを同量のUSDを保有していることが複数の信託銀行によって証明されています。
また、TUSDはイーサリアムのERC-20ベースで発行されており、マイイーサウォレットやmetamask等で送受信が可能となっており、そういったユーザーライクな仕様は、市場での評価も上がっており、BinanceやUPbitなどもTUSDを採用しています。
BBOD取引所独自トークンのBBDトークン
BBDトークンはBBODが発行する取引所の独自トークンでERC-20 をベースに作られています。総供給量は117,382,569となっており、BBODのプラットフォーム内でのみ使用可能で、手数料の最大20%までの割引を受けることができます。
その他、ユーティリティトークンとして以下のようなユースケースが計画されています。
- 取引手数料の支払い
- 「BBODくじ」でのプレゼント抽選に参加
- トレーディングバトルへの参加
- トレーディングの個別指導への参加
- トレーディングボットの購入及びレンタル
BBD保有量によって手数料の割引が受けられる
注文時点でのBBD残高に基づいて、takerの手数料の割引が適用されます。
BBDトークン保有量 | 割引率 |
500BBD以下 | 0 |
500BBDより多い | 6% |
2,500BBDより多い | 8% |
10,000BBDより多い | 10% |
※取引手数料の割引は、過去30日間の取引高に基づいて得られる割引率もあり、二つの割引組み合わせることで最大18%の手数料割引を得ることが可能です。
taker手数料に関して詳しく知りたい方は【maker・taker手数料(指値注文・成行注文)の意味と違いを徹底解説!【仮想通貨取引】】を参考にしてください。
BBDトークンの価格は?
BBODでは、競合の取引所との比較により、独自の計算式を用いてBBDトークンの価格を予想しており、BBDトークンの予想価格は$1.23~$12.26となっています。
参照先の計算式により、2019年末までに1日あたり平均1億ドルの取引量を目指しているとのことで、2019年末での価格予想は6.13ドルほどになると予想されています。
BBOD取引所の口座開設方法
BBOD取引所は現在正式オープンしていないため、デポジットや取引ができません、
しかし、上述の通り、取引所ではユーザーの資産を預からない分散型取引所の部分から、KYC(ユーザーの身分確認)もなく、登録は非常に簡単です。
現在事前登録キャンペーン中ですので、BBOD取引所公式サイトよりEメールを事前登録し、本登録後に50BBDトークンを受け取ることができるチャンスを獲得しましょう。
※注意:エアドロップではありません。本登録後に50BBDがユーザーのBBODウォレットに入金され、想定取引量が50,000 TUSD以上に達するまで、自身のBBODコントラクト(ウォレット)で凍結されます。その取引量に達すると、トークンを自由に引き出し、自身のイーサリアムウォレットに送金することができます。
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