朝山貴生氏のプロフィール
日本でも代表的な仮想通貨の取引所として挙げられる「Zaif」を運営するテックビューロ社の社長が朝山貴生氏です。
具体的に生年月日は公表されていませんが、1975年生まれということは公表されており、年齢は42才~43才になっています。また、出身地は兵庫県で、ずっと地元の兵庫で育ったようです。
朝山貴生氏の経歴(学歴)
朝山貴生氏は、関西学院高等学校卒業後、そのまま関西学院大学商学部に入学、卒業しました。大学在学中に会社をおこし、1996年に有限会社あさやまかんぱにぃを設立し、輸入おもちゃのインターネット通販の仕事やウェブデザインのサービスなどを手がけます。
1997年にはアメリカ・シリコンバレーに拠点を移して、翌年にOvertex Corp.を設立しました。同じ年11月に4D Matrix.incというアフェリエイトシステムの開発と販売を手がける会社を作ります。そして2014年6月テックビューロ株式会社を作ることになるのです。
朝山貴生氏の結婚、妻、家族
朝山氏が結婚しているか独身かどうかについては公にされていません。ですが弟にあたる朝山道央氏はテックビューロの顧問弁護士も務めており、兄弟でビジネスに取り組んでいるようです。
兄弟とも関西学院大学卒業であり、関西では私学の雄について「関関同立」という言葉もあります。関西学院大学はその中のひとつに挙げられますので、優秀な学歴といえるでしょう。
テックビューロ社とは?
朝山貴生氏が社長を務めているテックビューロ社は、元々は「仮想通貨交換業(Zaif)」、「ブロックチェーン開発事業(mijin)」、「ICOプラットフォームCOMSAの運営」、「海外事業」など多岐に渡る事業を行っていました。
しかし、2018年7月2日に分社化を行い、仮想通貨交換業以外の事業をテックビューロホールディングス株式会社に引継ぎを行いました。分社化の理由としては、各事業の責任、権限を明確化することとされており、分社化によりテックビューロ社はZaifの事業に集中することができるようになると、プレスリリースでは説明されています。
なお新会社テックビューロホールディングス株式会社の代表も朝山氏となっています。
Zaif(ザイフ)とは?
Zaifは朝山貴生氏が社長を務めるテックビューロ社が運営する仮想通貨取引所になります。Zaifは、2017年9月には金融庁の近畿財務局によって仮想通貨交換業者として正式に認可されており、ビットコイン取引手数料がマイナスであることにも注目が集まっています。
手数料が安く利用者が多い一方で、ユーザーの一部から「サーバーが弱すぎる」という苦情もあるようです。
また、Zaifは取引所トークンであるZaifトークンを発行しており、Zaifで購入することができます。テックビューロにおいては、トークン自体を指すときにはすべて大文字で「ZAIF」、取引所を指す場合は「Zaif」と表記されています。
朝山貴生氏の評判
朝山氏の評判には、NEM財団の理事に就任、仮想通貨を分かりやすく伝えることに尽力するなど、良いものもあれば、「うさんくさい」などの悪い評判もあります。それぞれを詳しく見ていきましょう。
NEM財団の理事に就任するなど、仮想通貨の普及に尽力
肝心の朝山氏の評判についてですが、「仮想通貨をすべての人にわかりやすく!」という強い思いを持っており、全くの素人にもわかりやすく、仮想通貨について文章を寄稿するなど尽力をしています。
2017年には、NEM(ネム)財団にもかかわり、NEM財団理事の任務にも就いています。NEMとは「New Economy Movement(ニュー・エコノミー・ムーブメント)」を省略したものです。ブロックチェーンの技術を利用して、新しく経済活動をすることを目的としているプラットフォームです。
NEM財団とは、ブロックチェーンのテクノロジーをあらゆる産業に提供し、政府の運営や学問での研究にも貢献することを目指した財団です。
うさんくさいという評判も?
また朝山氏をネットで検索しますと「うさんくさい」というキーワードがもれなくあがってきます。これにはいくつか理由が存在しています。
2018年2月にZaifでは、ビットコインがなんと0円で販売される事件が起こりました。ビットコインの発行上限は2100万枚と決まっていますが、投資家の麵屋銀二さんがシステムエラーの間に21億以上のビットコインを取引し、「本当には存在しないビットコインをZaifが販売した」という騒動になりました。ノミ行為では?との風評もありますが、朝山氏は全否定しています。
また、以前逮捕されたこともあるというのも噂になっていますが、これは4D Matrix.incでCEOを務めていたときに、アダルトサイトを運営しており、ポルノ女優を不法に働かせようとしていたことで捕まったとのことです。
「日本人女性をハワイに密入国させようとして逮捕された」、「脱税対策として海外のサーバーを使って日本人向けにアダルトサイトを公開した」という噂もあります。
しかしこれは事実無根だったようで、さすがの朝山氏もツイッターで反撃に出ました。弟の道央氏は元検事でもありますので、「そこまで言うなら出るところに出て…」と裁判も辞さなかったようです。(※2018年8月現在・朝山氏のツイッターは非公開で当時のツイートは見ることができません)
これらの朝山氏の噂は、あくまでもネット上の情報であり、真相のほどは定かではないため、安易に信じるのは良くないと言えるでしょう。
朝山貴生氏とホリエモンの関係
朝山氏はホリエモンとも浅からぬ関係があるといいます。ホリエモンこと堀江貴文氏はZaifの技術アドバイザーも務めたことがあります。年齢も近く、同じジャンルで道をきわめてきたことからもシンパシーを感じるのかもしれません。
以前は二人でSNS「755」にてオフィシャルで『ホリエモン&たかおの暗号通貨部屋』というページも作っていましたが、残念ながら今はもうありません。
初心者のために仮想通貨についてアドバイスするスペースであり、利用者には好評でしたが、あまりにも影響が大きすぎて反響が強すぎたのかもしれないです。
Zaifについて「モナコインも取引できるようになったみたい」と2015年にホリエモンがツイッターでつぶやいていることからも、2人の間に関係性があることが推測されています。今後もITテクノロジーのトップを走るお二方だけに目が離せません。