現在、仮想通貨市場は変わってきています。2018年以前は「億り人」のように一獲千金を夢見た投機的な投資家が多かったですが、現在では資産運用の一手段として仮想通貨を利用する投資家が増加しています。
未だに仮想通貨は値動きが激しく、危ないというイメージを持つ方もいるかもしれません。このイメージは正解でもあり、不正解でもあります。なぜなら仮想通貨は「使い方によって強い武器にも大きな痛手を被るものにもなる」ためです。
ハイリスクハイリターンという特性から、仮想通貨バブルが弾ける2018年以前は一獲千金を狙う投機的な投資家が仮想通貨投資を積極的に行っていました。
しかし2020年のコロナショック以後、資産運用ニーズが高まることで仮想通貨投資の傾向が変化しています。多くの投資家がポートフォリオのパフォーマンスを向上させるために、他の金融商品と合わせて仮想通貨に投資をするようになったのです。
つまり仮想通貨が投機の手段から資産運用の手段となったのです。
日本でも様々な仮想通貨取引所が存在しています。「仮想通貨デビューをしたいけど、どの取引所を利用すべき?」という点で悩まれる方も多いでしょう。
今回は仮想通貨デビューにおすすめの仮想通貨取引所の1つとして、老舗の取引所である「Coincheck」のメリットを紹介していきます。
仮想通貨デビューならCoincheck!3つのメリットを紹介!
メリット①:日本トップの上場通貨数を誇る
Coincheckのメリットとしてまず挙げられるのは、上場通貨数が多い点です。
2021年11月現在、Coincheckでは16種類もの仮想通貨を上場しています。この数は日本の仮想通貨取引所の中ではトップであり、Coincheck以外では取引できない通貨もあります。
日本の仮想通貨取引所で新しい仮想通貨を上場させるためには、仮想通貨取引所だけでなく仮想通貨取引所を監督する金融庁や一般社団法人日本暗号資産取引業協会(JVCEA)の審査をパスしなくてはなりません。そのため詐欺まがいの仮想通貨を掴まされることはなく、安全に取引を行うことができます。
しかしそのぶん日本の仮想通貨取引所は海外と比較すると新しい通貨を上場させるハードルが高く、1通貨上場させるのにもかなりの労力と事務作業が必要です。現段階では日本は海外と比較すると、上場通貨数という点では大きく見劣りしてしまいます。
その中でもCoincheckは新規通貨を日本初で上場させることに力を入れているのか、上場スピードが日本でも一番早く、Coincheckで上場されてから他社が上場するようなことも珍しくありません。
Coincheckに口座を開設しておけば、新規通貨を日本で最初に購入できるようになります。口座を保有して損はない取引所と言えるでしょう。
メリット②:公式アプリが使いやすい
Coincheckは公式アプリの見やすさ、使いやすさもメリットのひとつです。仮想通貨のトレードについて調べていれば、もしかしたらその評判について聞いたことがあるかもしれません。
昔からCoincheckは使いやすさやシンプルさを志向していました。公式アプリは直感的な操作で、ワンクリックで取引ができる点が投資家のニーズに合致してユーザー数を伸ばしています。
特に現在の公式スマホアプリは多くの投資家が利用しています。Coincheckを利用していないユーザーも価格チェックのためにわざわざダウンロードをして利用しているほどです。
仮想通貨バブルが起きていた2017年当時、Coincheckは莫大な収益を計上していました。Coincheckのユーザーはそのほとんどが取引をしていたのではないかと思うほど、積極的に取引をしていました。この勢いの元となったのが、Coincheckの公式アプリなのです。
アプリで通貨の価格を表示すると、以下のような画面となります。文字だけでなく仮想通貨のアイコンまで描かれており、一目見ただけでどの通貨がいくらなのかが分かりやすくなっています。
ブラウザの取引所画面は下記のように必要最低限のシンプルな作りです。購入方法や売却方法等が初心者でも分かりやすい作りとなっています。
Coincheckの取引画面は口座開設を行なってから利用可能です。そのためまずは口座を開設しましょう。
メリット③:Coincheck独自の積立サービスを利用できる
Coincheckは2019年11月に「Coincheckつみたて」という、独自の仮想通貨積立サービスをスタートしました。
Coincheckつみたてでは月に1万円という少額から仮想通貨を購入することで、仮想通貨を積み立てることができます。支払いは銀行口座から自動引き落としなので、面倒な手続きも不要です。
仮想通貨は値動きが激しい商品ですが、毎月定額で購入することで平均単価を均すことができます。中長期的に上昇が見込めるのであれば淡々と積立して資産の一部として保有しておくことは、全体のポートフォリオを考えた場合でも有用な方法となるでしょう。
Coincheckつみたてのように毎月一定額分を購入することで金融商品を積み立てる手法を「ドルコスト平均法」と言い、投資の世界ではメジャーな投資方法のひとつとして知られています。この方法を仮想通貨にも利用できる取引所は、日本ではCoincheckしかありません。
今後資産運用や資産形成という観点から仮想通貨投資が脚光を浴びることがあれば、Coincheckのユーザーもますます増えることでしょう。
またCoincheckの積立機能は取り扱っている全ての通貨を利用することができます。
しかし最初はビットコインで積立をスタートし、仮想通貨の値動きというものを把握して、その値動きの大きさから積立金額を決めていくことをおすすめします。金額は後から調整可能なので積立は無理なく長期的な視野で行うようにしましょう。
Coincheckつみたてで注意すべき点は「売買手数料のスプレッドが広い」ということです。
片道で数%取られることから、積極的な売買は避け、長期的な視野で価格の変動を考える必要があります。その手数料については事前に理解したうえで行うようにしましょう。
Coincheckにもデメリットがある
一方、Coincheckもメリットばかりではありません。Coincheckには仮想通貨FX(レバレッジ取引)を行っていないというデメリットがあります。
Coincheckでは現物の販売所と取引所での取引しか利用できず、取引の幅が狭くなってしまいます。
bitFlyerやGMOコインといった他の日本国内の大手取引所は仮想通貨FXを提供しており、幅広い取引が可能なのと比較すると物足りなさを感じる人もいるかもしれません。
2018年にJVCEAが発表した『仮想通貨取引の現状報告』によると、日本国内の仮想通貨取引量のうち現物取引、すなわち仮想通貨そのものを売買する取引が占める割合は18%程度しかありません。残りの約82%が証拠金取引や先物取引などであり、日本では仮想通貨FXが主流であることが分かります。
Coincheckが現物メインである仮想通貨取引所という点に注意しましょう。
ただし資産運用という観点で投資をする場合、仮想通貨のような大きな値幅が出る商品であればレバレッジを利用しなくても利用価値はあります。
当然個人個人のリスクの取り方によって異なりますが、仮想通貨は短期間で価格が2倍にも半分にもなる可能性があり、レバレッジを利用した場合のリスクコントロールは困難です。実際に2021年4月にはビットコインは一時700万円台に迫るほど高騰しましたが、わずか3か月後の7月には半額以下の320万円台にまで下落しています。
仮想通貨デビューをするときは、まず現物での取引を通して実際の値動きの大きさを体験することが大切です。そのうえで投資について学び、自分に合った取引スタイルを模索するようにしましょう。
Coincheckは仮想通貨デビュー、経験者両方にオススメ!
Coincheckは仮想通貨デビューを考えている仮想通貨初心者の方にオススメの仮想通貨取引所です。
仮想通貨FXがなかったり、Coincheckつみたてをスタートさせているところから見ると、Coicheckはリスクを抑えて中長期的に、資産形成の手段として仮想通貨投資をしたい人を取り込むことを狙っているようです。
特に仮想通貨積立は他にはないサービスです。難しいことはまだ分からないものの、仮想通貨に興味がある投資家はぜひ利用してみるといいでしょう。
またCoincheckは既に仮想通貨取引を行っている経験者にもオススメです。
Coincheckは日本で最も多くの仮想通貨を上場させており、既にビットコインなどを取引していて、取引通貨を増やしたい方には好都合と言えます。
更にCoincheckの公式アプリは非常に使いやすく、経験者にもオススメできます。例えば海外の仮想通貨取引所をメインで利用する方や仮想通貨FXを行っている方だと、価格を海外のアプリで確認することもあるでしょう。
ですが海外のアプリは対円でのレート表記がなく、基本的には対USDや対BTCがメインとなっています。そのため今いくらなのか、いくらの利益が出るのかが分かりにくいです。その点Coincheckの公式アプリを使えば、対円のレートで直感的に価格を確認することができます。
まとめ
今回は国内大手仮想通貨取引所であるCoincheckの3つのメリットをご紹介しました。
Coincheckは仮想通貨デビューをする初心者から経験者まで幅広い層にメリットがあり、利用をオススメできる仮想通貨取引所です。
まずは短期トレードではなく、中長期的なトレードをしたい人はCoincheckでの口座開設を検討してみてはいかがでしょうか?