FX取引で利益を上げるには、どれだけ情報を収集するかにかかっているといっても過言ではありません。

しかし、膨大なニュースサイト、アプリの中からどれを利用すればいいか悩んでいる人も多いでしょう。この記事ではFX取引を行う上でチェックすべきニュースサイト、アプリについて紹介していきます。

FX取引を行う上でチェックすべきマーケットニュースとは？

マーケットは日々変動しており、その流れを掴むのは容易なことではありません。しかし抑えるべきニュースを知っておくことで、ある程度のマーケットの見通しを立てられます。まずは、どのようなニュースがマーケットに影響を与えるのかについて確認しておきましょう。

世界情勢を動かすような時事ニュース

為替市場や株式市場は世界の経済情勢を映す鏡です。

2020年に新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて、株価が大きく下落したことは記憶に新しいでしょう。

また2016年～2020年においては、トランプ元大統領の発言を受けて、マーケットは度々上下を繰り返しました。

このようにマーケットの動きを掴むには、世界情勢を動かすような時事ニュースに関心を持っておくことが大切です。

2022年は米国で中間選挙が行われるため、選挙の見通しや結果については必ずチェックしておきましょう。

経済指標の発表

為替市場に大きな影響を与える経済指標として、米国の雇用統計が挙げられます。米国はGDPの6割を個人消費が占めているため、雇用統計は米国の経済情勢を占ううえで大きな影響を与えます。

雇用統計は毎月第1金曜日に発表され、結果によってはマーケットが大きく変動することもあります。米国の雇用統計の他には、貿易収支や消費者物価指数などが大きな注目を集める指標となっています。

世界主要国の金融政策

為替市場は基本的に「金利の低い通貨から金利の高い通貨へお金が流れる」という仕組みで動いています。そのため、世界主要国の金融政策の動向には注視する必要があります。

政策金利を上げる、下げるといった重要事項が決定される際には為替市場が大きく動くことがあるため、自身が取引したい国の金融政策決定会合のスケジュールは把握しておきましょう。

国境を越えた企業買収

国境を越えた大型の企業買収によって為替が変動することもあります。

2018年には武田薬品がアイルランド製薬大手シャイアーを約6.8兆円で買収し話題になりました。日本企業が海外企業を買収する際には、買収先の国の通貨を準備する必要があるため、日本円が大量に売られる可能性があります。

大型の海外企業買収に関する情報は、一見すると為替市場には関係がないように見えますが、そこから発生する通貨のやり取りまで想像を及ぼすことで、FX取引に活かせる情報となるのです。

マーケットニュースを仕入れるおすすめのニュースサイト

FX取引に重要なニュースを抑えたうえで、それらの情報を仕入れるのにおすすめのニュースサイトを紹介していきます。どれも無料で利用できるため、積極的に情報を仕入れることで、FX取引に活かしていきましょう。

ロイター

ロイターは世界最大級の国際マルチメディア通信です。マーケットニュースやビジネスニュース、外国為替情報など幅広い情報を扱っており、世界各国の情報を日本語で読めるというメリットがあります。

為替情報は10分ごとに更新されているため最新情報が確認できるだけでなく、各通貨の政策金利や通貨に関するニュースも一目で確認できる仕様になっています。

Bloomberg（ブルームバーグ）

ブルームバーグは金融に関する情報に特化したニュースサイトであり、FX取引をする上では欠かせない情報源です。

為替情報や経済指標に関する情報はもちろん、世界各国のブルームバーグオフィスから現地の情報を動画でレポートするコーナーも設けられています。

また毎日16時前後に「きょうの国内市況」が配信され、その日の株式市場動向と、それに対する市場関係者のコメントが伝えられます。

ウォール・ストリート・ジャーナル（日本版）

ウォール・ストリート・ジャーナルは世界最大の経済新聞であり、オンライン版は日本語でも配信されています。

月額1,099円の有料会員になると、著名人へのインタビューをポッドキャストで聞けたり、イベントへ招待されるWSJ+の会員になれたりと多くの特典があります。

三井住友銀行のFX MARKET REPORT

三井住友銀行では、世界経済・金融市場のトレンドや今後の重要スケジュール、今後のマーケット環境などについてまとめたレポートを毎月発行しています。

三井住友銀行に取引がない方でも無料で利用できる上に、非常に簡潔かつ分かりやすくニュースがまとめられています。重要な情報を整理するためにも是非読んでおくと良いでしょう。

マーケットニュースを仕入れるおすすめのアプリ

日々の情報がスマホで素早くチェックしたいという方も多いでしょう。ここからはマーケットニュースを得るためにおすすめのスマホアプリについて紹介していきます。

Investing.com

為替市場や株式市場のニュースをリアルタイムで配信するアプリです。

ウォッチリストに指定の銘柄を登録しておくことで、スマホの待受画面で価格動向が確認できるため、スマホアプリを起動せずに情報を得られる手軽さもあります。

FXニュースまとめ速報

FXニュースまとめ速報は、提携しているニュースサイトやブログサイトの記事をまとめて掲載しているアプリです。

多くのニュースサイトの情報が1つのアプリで確認できるため、色んなサイトをチェックする時間がないという人にもおすすめのアプリです。

Twitter

Twitterでは有名トレーダーやFX会社の公式アカウントをフォローしましょう。

有名トレーダーの投資手腕を知れるだけでなく、マーケットの急変時には、ニュースの配信よりも早く情報が伝わることもあります。

市場の動向を確認できるおすすめのFX会社

マーケット動向を把握するためには、市場参加者がどのような取引をしているかを把握することも大切です。

多くのFX会社では、ユーザーのポジション比率や売買比率といった情報を公開しているため、自身の取引の判断に活用することも可能でしょう。ここからは市場動向を確認できるおすすめのFX会社について紹介していきます。

IG証券

IG証券では売買比率やポジション比率について、PC・スマホどちらからでも確認ができます。

IG証券は世界156ヶ国にユーザーがいるため、世界のトレーダーたちがどのような動きをしているかが分かるメリットもあります。

みんなのFX

みんなのFXでは売買比率や価格分布について、ブラウザ上で確認ができます。取引ツールをインストールする必要がないため、手間をかけずに情報収集ができるでしょう。

またスマホアプリからも同様の情報を得られるため、外出先や隙間時間でもすぐにリアルタイムの情報が入手できます。

みんなのFXへの登録はこちら

LIGHT FX

LIGHT FXでは売買比率と価格分布が公開されています。

スマホアプリでは通貨ペアをタップするだけで価格分布が確認でき、また画面仕様も非常に見やすく設計されています。一目で通貨別のポジションと人数が確認できるため、初心者の方でも参考にしやすいでしょう。

DMM FX

DMM FXでは取引ツールの「DMM FX PLUS」と「DMM FX ADVANCE」にて売買比率を後悔しています。「DMM FX PLUS」では画面を好きなようにカスタマイズでき、売買比率の表示を別ウィンドウで開くことも可能です。

もちろんスマホアプリからでも確認できるため、初心者から上級者まで使い勝手の良いFX会社といえるでしょう。

DMM FXへの登録はこちら

最後に

FX取引を行う上では、いかに早く正確な情報を掴むかが大切です。

またマーケットに関する情報を仕入れたうえで、トレーダーたちがどのようなポジションを立てているかも参考にしましょう。この記事にて紹介したFX会社4社では、ポジション比率や売買比率を公開しているため、是非取引の参考にすることをおすすめします。